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岡 潔; 関 健史*; 小森 由紀
no journal, ,
外径1mmの複合型光ファイバスコープを用いた新しいレーザー治療システムを開発した。この複合型光ファイバスコープは、0.1mmの焼灼用レーザー伝送用光ファイバの周りに1本5ミクロンの映像伝送用光ファイバを約9,000本同軸上に配置したもので、映像の中心にレーザー照射部を常に捉えながらレーザー治療を行うことができる。本システムでは最大50WのYb:ファイバレーザー(波長1070nm)を伝送可能である。ファイバ先端にある0.5mmの2枚のレンズにより、10mm先でYb:ファイバレーザーを集光してビームウェストを生成する。われわれが開発した外径1mmの複合型光ファイバスコープをさまざまな治療に用いることにより、映像の取得,レーザー治療,血流計測,距離推定が1本のファイバスコープのみで可能になる。本装置を、肺がん及び子宮頸がんなどに適用されているPDT治療と組合せることにより、患部を見ながら目的の場所のみを選択的に治療することが可能となることも期待できる。本発表では、開発した外径1mmの複合型光ファイバスコープを用いた低侵襲レーザー治療器と基礎実験結果と、PDT治療への適用を提案する。