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小室 雄一; 奥野 浩; 内藤 俶孝; 小田 久子*; 永井 正克*; 奥田 泰久*; 酒井 友宏*; 塩田 雅之*
JAERI-M 93-190, 94 Pages, 1993/10
臨界安全性評価コードシステムJACSの中に含まれるMGCL-B-IVは1981年に公開され、国内で広く利用されている。これにかわる新しいライブラリーMGCL-J3を我が国の評価済み核データライブラリーJENDL-3をベースに作成した。エネルギー群数は137と26群の2種類である。ルジャンドル展開係数はP成分まで用意した。核種数も豊富である。137群20Cのライブラリーにはhテーブル(減速材質量効果因子表)を新設した。MGCL-J3はこのように多くの情報量をもつが、記憶スペースは約12メガバイト(核種数170の場合)と、従来のMGCL-B-IVの1/12程度に抑えることができた。MGCL-J3は処理プログラムMAIL3.0に読込まれ、ANISNやKENOIV等の輸送計算プログラムのための断面積セットが生成される。本書ではMGCL-J3の特徴、作成方法等を概説する他、MGCL-J3の検証を目的に実施した臨界計算の結果についても述べる。
坂本 慶司; 前原 直; 渡辺 聡彦*; 岸本 泰明; 小田 久子*; 川崎 温*; 永島 孝; 前田 彦祐; 志甫 諒
JAERI-M 91-036, 11 Pages, 1991/03
ミリ波領域における自由電子レーザー(FEL)実験が、ビームエネルギー1MeVビーム電流1~3kAのインダクションライナック(LAX-1)を用いて行われた。FELのウィグラーとしてハイパブリックサイン型の表面形状を持つビーム集束型永久磁石列が用いられ、これはウィグラー中の低エネルギー、大電流電子ビーム伝送に特に有効であることが示された。またこれを用いたミリ波発振実験において、40GHz帯ミリ波の発振が観測され、その成長率は0.42dB/cmであった。
岸本 泰明; 小田 久子*; 志甫 諒
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 304, p.632 - 637, 1991/00
被引用回数:1 パーセンタイル:35.38(Instruments & Instrumentation)高電流ラマン領域自由電子レーザー(FEL)による寄生波発振の機構が、1次元多モードFEL増巾コードを用いて調べられた。特に動重力ポテンシャル中の捕捉電子のシンクロトロン振動によって引き起こされるサイドバンド不安定性の空間成長率と飽和レベルが調べられた。またサイドバンド不安定性に加え、サイドバンド波と主要波のモード間結合が寄生波励起に重要な役割を果たすことが明らかになった。
志甫 諒; 坂本 慶司; 前原 直; 渡辺 聡彦*; 岸本 泰明; 小田 久子*; 川崎 温*; 永島 孝; 前田 彦祐
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 304, p.141 - 145, 1991/00
被引用回数:4 パーセンタイル:55.36(Instruments & Instrumentation)第12回FEL国際会議にて発表した、原研の収束性ウィグラーを用いたFEL実験の結果を、1991年に発刊される同会議のプロシーデングスに掲載する。同論文では、世界で初めて、収束性ウィグラーを用いたFEL実験結果を述べているが、(1)収束性ウィグラーの有効性、(2)FELとして、数10万倍の増幅率が得られた事等を述べている。
岸本 泰明; 小田 久子*; 志甫 諒
JAERI-M 90-211, 26 Pages, 1990/11
高電流ラマン領域自由電子レーザーにおいて、従来の発振周波数が単一のモデルから、多発振周波数に拡張した非線形コードの作製が行われ、サイドバンド不安定性の成長率及び飽和レベルについてのシミュレーションがなされた。特にサイドバンド不安定性の解析に加え、サイドバンド波と主要波とのモード間結合が第3の電磁波に対して強制振動として作用し、新しい寄生波を発生させる過程が明らかになった。論文においてはこの非線形モード間結合の過程が解析的に調べられ、寄生波成長時の成長率の加算法則が見い出された。
岸本 泰明; 小田 久子*; 志甫 諒
Physical Review Letters, 65(7), p.851 - 854, 1990/08
被引用回数:10 パーセンタイル:64.16(Physics, Multidisciplinary)高電流ラマン領域自由電子レーザー(FEL)による寄生波モード励起の機構が、1次元多モードFEL増巾コードを用いて調べられた。動重力ポテンシャル中での捕捉電子のシンクロトロン振動によって引き起こされるサイドバンド不安定性の空間成長率と飽和レベルが調べられた。またサイドバンド不安定性に加え、サイドバンド波と主要波のモード間結合が寄生波励起に重要な役割を果たすことが明らかになった。そのようなモード間結合の過程は、線形の増巾段階及び非線形の捕捉段階の両方で観測され、出力輻射場の広い周波数スペクトルをもたらす。
岸本 泰明; 小田 久子*; 志甫 諒; 小田島 和男; 前田 彦祐
Journal of the Physical Society of Japan, 59(1), p.118 - 129, 1990/01
被引用回数:6 パーセンタイル:54.34(Physics, Multidisciplinary)高電流ラマン動作領域自由電子レーザーにおいて、エネルギー変換効率に対する縦方向の静電場の効果が調べられた。粒子間に反作用を及ぼす静電相互作用は、特に高電流領域で動重力ポテンシャル中での捕捉電子の周期的な旋回運動を妨げることがわかった。捕捉電子の不規則な回転は輻射場からエネルギーを持ち去る非捕捉電子を増加させる。その結果、長いウィグラー長に渡って平均化されたエネルギー変換効率は、捕捉理論から予測される値よりも低い値にとまることが明らかになった。
岸本 泰明; 小田 久子*; 志甫 諒; 小田島 和男; 前田 彦祐
JAERI-M 89-088, 27 Pages, 1989/07
高電流ラマン領域自由電子レーザーにおいて、エネルギー変換効率に対する静電場の効果が、実空間1次元の増幅コードを用いて調べられた。粒子間に反作用を及ぼす静電場は、動重力ポテンシャルに捕捉された電子の周期的な旋回運動を妨たげ、そのため捕捉粒子は幅射場から運動エネルギーを得ながら非捕捉粒子に変化して行くことが明らかになった。その結果、長いウィグラー長に渡って平均されたエネルギー変換効率は、捕捉理論から予測される値よりも近い値に止まる。さらに、軸方向の有限なビームのエネルギー広がりは、非線形性の強い捕捉状態では静電力を弱める働きがあり、そのため、高電流の作動領域であっても捕捉粒子の周期的な旋回運動を回復させることがわかった。
岸本 泰明; 小田 久子*
JAERI-M 89-061, 59 Pages, 1989/05
自由電子レーザーの基本設計に有用である、実空間1次元・単一モードの非線形FEL増幅コードが作製された。ウィグラー磁場はヘリカル形状で与えられ、電子ビームの安定伝搬のための縦磁場、ビームのエネルギー広がり、さらに、任意形状のTapered Wigglerが考慮されている。また粒子間の静電的な相互作用が取り入れられているため、コンプトン領域から、ビームの電流密度の大きなラマン領域の比較的広い動作領域に渡っての非線形過程まで含めた、FELの動作特性が解析できる。ここで開発されたFELコードは、約97%のベクトル化率を有しており、装置設計の最適化を行うためのパラメータスタディにも通している。