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小長谷 莉未*; 河村 直己*; 山口 瑛子; 高橋 嘉夫*
Chemistry Letters, 50(8), p.1570 - 1572, 2021/08
被引用回数:3 パーセンタイル:22.95(Chemistry, Multidisciplinary)アクチノイド元素のアナログ元素としても使用される希土類元素(REE)のうち、ユウロピウム(Eu)だけは+2価をとりえるため特異的な挙動を示すことが知られているが、天然試料中でのEuの化学状態評価は難しく、詳細なメカニズムの解明は行われていない。本研究では、天然試料中のEuの化学状態を高分解能X線吸収微細構造(XANES)法により解明したことを報告する。なお、問題解決に当たっては、ブラッグ式結晶アナライザを用いることで内殻電子寿命に起因するピークのブロード化を抑制し、他元素の干渉影響等を除いたことが糸口となった。得られた知見は、希土類元素やアクチノイド元素の環境動態解明に資する。
小長谷 莉未*; 河村 直己*; 山口 瑛子; 高橋 嘉夫*
no journal, ,
希土類元素(REE)の一つであるユウロピウム(Eu)は地球の物理化学的条件下でEu(II)あるいはEu(III)として存在するため、地球化学においてREEの中でも重要な元素である。しかし、一般に地球化学試料中のEu濃度は低く、Eu(II)/ Eu(III)比を実験的に求めることは困難であった。本研究では、高感度な蛍光X線分析を用いたX線吸収端構造(XANES)法を使ってEu(II)/ Eu(III)比を求め、元素濃度に基づくREEパターンから求められるEu(II)/ Eu(III)比と比較することで、Euの地球化学的挙動の推定を行った。