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小高 進; 加藤 章一; 吉田 英一; 石上 勝夫*
JNC TN9400 2005-021, 37 Pages, 2005/05
高速炉プラントの機器、配管において温度が異なる冷却材の合流部では、高温と低温の流体混合による不規則な温度ゆらぎ(サーマルストライピング)に伴い熱応力が生じ、この熱応力が疲労損傷に影響を与えるとされる有効な繰返し数は、 108109サイクル程度に及ぶとされている。このため、高サイクル領域における疲労損傷機構や疲労寿命の評価を実験的に把握しておくことが重要な課題である。本研究試験では、高速炉構造用SUS316(316FR鋼)を対象に、レーザ変位計を用いたひずみ制御による高サイクル疲労試験を550650の条件下で実施した。これまでに得られた中間結果を以下に示す。(1)新しい試験技術を導入して1060Hzの繰返し周波数で高温疲労試験を実施し、これまでに107サイクル域までの高サイクル疲労破損データを取得した。(2) 107サイクル域の高サイクル疲労寿命は、設計用の材料強度基準等(DDS)の最適疲労破損式から単純外挿して求められる曲線と比較して長寿命側になることがわかった。また、材料強度基準等の高度化に関する作業(KOM-MSS WG)で検討された高サイクル疲労破損式との比較評価においても、十分保守側となる結果であった。(3)本試験の範囲内では、高サイクル疲労寿命に及ぼす繰返し周波数の有意な影響は認められなかった。また、高サイクル疲労寿命に対する温度依存性が認められた。(4) 107サイクル域で疲労破損した試験片では、内部起点型の破面(フィッシュアイ)が認められた。
小高 進; 加藤 章一; 吉田 英一; 川上 朋広*; 鈴木 高一*; 川島 成一*; 石上 勝夫*
JNC TN9450 2005-001, 196 Pages, 2005/03
新技術開発試験グループでは、FBRの構造材料に用いられている316FR鋼について長期にわたり材料試験を実施してきた。本報告は試験データの拡充が図れたために取りまとめたものである。4万時間を超える長時間試験やナトリウム環境下での試験など多くの貴重な試験データを有するものであり、今後のFBR材料研究に役立つものである。報告内容は以下の通りである。(1)材料: 316FR鋼、素材(14ヒート)、溶接同材継手(18ヒート)溶接異材継手(2ヒート)、(2)試験雰囲気: 大気中、ナトリウム中、(3)試験温度: 室温800C、(4)試験方法: JIS及び「FBR金属材料試験実施要領書(改訂版)*4」に準拠した。(5)データ点数: 引張試験 234点、クリープ試験 408点、疲労試験 201点、クリープ疲労試験 47点、 リラクセーション試験 6点、合計 896点。なお、本データ集は「FBR構造材料データ処理システム(SMAT)」の帳票を出力したものである。
小高 進; 加藤 章一; 吉田 英一
JNC TN9520 2003-001, 118 Pages, 2003/06
None
小高 進; 加藤 章一; 吉田 英一; 川上 朋広*; 鈴木 高一*; 高森 裕二*; 川島 成一*
JNC TN9450 2003-004, 147 Pages, 2003/06
None
小高 進; 加藤 章一; 川上 朋広*; 鈴木 高一*; 高森 裕二*
JNC TN9450 2003-002, 962 Pages, 2003/03
新技術開発試験グループでは、FBRの構造材料に用いられているSUS304鋼について長期にわたり材料試験を実施してきた。本報告は試験データの拡充が図れたために取りまとめたものである。10万時間を超える長時間試験やナトリウム環境下での試験など多くの貴重な試験データを有するものであり、今後のFBR材料研究に役立つものである。報告内容は以下の通りである。(1)材料 : SUS304鋼、素材(55ヒート), 溶接継手(143ヒート) (2)試験雰囲気 : 大気中, ナトリウム中, 真空中 (3)試験温度 : 室温800C (4)試験方法 : JIS及び「FBR金属材料試験実施要領書(改訂版)」に準拠した。(5)データ点数 : 引張試験 : 1,185点, クリープ試験 : 1,044点, 疲労試験 : 1,037点, クリープ疲労試験 : 263点, 合計 : 3,529点。なお、本データ集は「FBR構造材料データ処理システム(SMAT)」の帳票を出力したものである。
小高 進; 吉田 英一; 加藤 章一
小嶺 徳晃*; 石上 勝夫*
【課題】超高サイクル疲労試験を短時間で実施することができるひずみ制御型超高サイクル疲労試験方法および疲労試験装置を提供する。 【解決手段】試験条件として、少なくとも試験片1の標点間の全ひずみ範囲Δεtおよび制御速度Fを設定する第1工程と、試験片の標点間の全ひずみ範囲の設定値に相当する非接触式変位計20の目標制御範囲ΔLTを求める第2工程と、制御速度Fで且つ非接触式変位計の計測値の振幅が上記目標制御範囲ΔLTで一定となるように試験片に繰返し荷重を作用させて、非接触式変位計によるひずみ制御下で疲労試験を行う第3工程とを有する。第2工程では、接触式ひずみ計10が追従可能なひずみ速度で試験片に繰返し荷重を作用させたときの接触式ひずみ計の計測値と、非接触式変位計の計測値とを取得し、それら計測値から両者の相関関係を求めて、当該相関関係に基づいて、上記目標制御範囲ΔLTを求める。