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赤羽 温; Ma, J.; 福田 祐仁; 青山 誠; 桐山 博光; 井上 典洋*; 辻 公一*; 中井 善基*; 山本 洋一*; Sheldakova, J. V.*; et al.
Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 44(8), p.6087 - 6089, 2005/08
被引用回数:1 パーセンタイル:4.7(Physics, Applied)フィードバック制御波面補償光学系により日本原子力研究所100TWチタンサファイアレーザーシステムにおいてレーザー集光強度の向上が達成された。レーザーパルスの光学パラメータ計測結果及び観測された希ガス原子のトンネルイオン化レートのレーザーエネルギースケーリング性により10W/cmを越える超相対論的強度が10Hzの繰り返し動作で発生することを実験的に確認した。
神門 正城; 益田 伸一; Zhidkov, A.*; 山崎 淳; 小瀧 秀行; 近藤 修司; 本間 隆之*; 金沢 修平; 中島 一久; 林 由紀雄; et al.
Physical Review E, 71(1), p.015403_1 - 015403_4, 2005/01
被引用回数:33 パーセンタイル:77.37(Physics, Fluids & Plasmas)現在まででは最短のパルス幅(23fs)で相対論的な高出力(20TW)のレーザーを、不足密度プラズマ中に強く集光する実験を行った。プラズマ密度が10cmの領域で、MeVを越えるエネルギーの電子の発生を確認した。このMeV電子は、2温度分布をしており、シミュレーションの結果から、波の破砕機構の違いから生じていると考えられる。高温部の電子は、レーザーのプリパルスにより作られるプラズマ密度のキャビティー部での速い入射により形成され、パルス幅はフェムト秒であり、一方、低温部の電子は相対論的強度による波の破壊により加速されたもので、ピコ秒のパルス幅を持つことがわかった。
野村 拓司; 山川 洋一*; 柳 有起*; 大野 義章*
no journal, ,
最近発見された鉄ニクタイド超伝導体に対して鉄K吸収端を用いた共鳴非弾性X線散乱(RIXS)の実験がなされた。本研究では、この実験結果を解析することを目的として理論計算を行った。具体的には、鉄の3d軌道と砒素の4p軌道を考慮した16バンドdp模型を用いて、乱雑位相近似(RPA)の範囲で電子相関の効果を取り入れて計算した。
野村 拓司; 山川 洋一*; 柳 有起*; 大野 義章*
no journal, ,
鉄ニクタイド超伝導体に対して鉄K吸収端を用いて観測された共鳴非弾性X線散乱(RIXS)スペクトルは鉄3dバンドにおける電子相関と軌道励起を反映していることが自然に期待される。そこで、この実験結果を解析することを目的として行った理論計算について講演する。具体的には、基底状態として常磁性状態と反強磁性状態をハートレー-フォック近似により取り扱い、励起過程における電子相関の効果を乱雑位相近似(RPA)の範囲で取り入れて計算する。計算結果を最も新しい実験結果と比較することによって、鉄系超伝導体における電子相関の強さは中程度(UeV)であることが示唆される。また、スペクトルの形状と波数依存性について実験結果と良い一致を得るためには、基底状態として反強磁性状態を仮定する必要があり、この事情は超伝導相であっても局所的な反強磁性相関が存在していることを意味している。また、励起スペクトルのウェイトがFe3dの5軌道間におけるどのような軌道励起に対応しているのかについても説明する。
社本 真一; 梶本 亮一; 石角 元志*; 山川 洋一*; 綿重 達哉*; 笠原 成*; 中村 充孝; 紺谷 浩*; 芝内 孝禎*; 松田 祐司*
no journal, ,
FeSeはバルクでは磁気秩序がなく、構造相転移のみ示すことが特徴の超伝導体である。光電子分光や電気抵抗から電子ネマティック感受率が発散することが見つかっており、軌道とスピンとの関連からスピンネマティック感受率との関連に興味が持たれている。今回は中性子非弾性散乱実験の結果から、そのスピンネマティック感受率について検討したので報告する。