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論文

Determination of site occupancy of boron in 6H-SiC by multiple-wavelength neutron holography

林 好一*; Lederer, M.*; 福本 陽平*; 後藤 雅司*; 山本 裕太*; 八方 直久*; 原田 正英; 稲村 泰弘; 及川 健一; 大山 研司*; et al.

Applied Physics Letters, 120(13), p.132101_1 - 132101_6, 2022/03

 被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Applied)

The local structure around boron doped in a 6H-type silicon carbide (SiC) was investigated using neutron holography. Three dimensional atomic images reconstructed from multiple-wavelength holograms revealed the boron substitution for both silicon and carbon. To determine the boron locations accurately, we calculated holograms with varying occupancies of six different sites and fitted the image intensities with those obtained from the experimental holograms by the steepest descent method. As a result, it was found that boron atoms were selectively located at the Si-C-cubic site layer. Furthermore, boundaries right above the boron locations were suggested from the absence of atomic images in the upper region of the reconstruction.

論文

Observation of momentum-dependent charge excitations in hole-doped cuprates using resonant inelastic X-ray scattering at the oxygen $$K$$ edge

石井 賢司*; 遠山 貴巳*; 浅野 駿*; 佐藤 研太朗*; 藤田 全基*; 脇本 秀一; 筒井 健二*; 曽田 繁利*; 宮脇 淳*; 丹羽 秀治*; et al.

Physical Review B, 96(11), p.115148_1 - 115148_8, 2017/09

AA2017-0402.pdf:0.81MB

 被引用回数:29 パーセンタイル:77.9(Materials Science, Multidisciplinary)

We investigate electronic excitations in La$$_{2-x}$$(Br,Sr)$$_x$$CuO$$_4$$ using resonant inelastic X-ray scattering (RIXS) at the oxygen $$K$$ edge. We observed momentum-dependent spectral weight below 1 eV, which is consistent with theoretical calculation of the dynamical charge structure factor on oxygen orbitals in a three-band Hubbard model. Our results confirm that the momentum-dependent charge excitations exist on the order of the transfer energy ($$t$$), and the broad spectral line shape indicates damped and incoherent character of the charge excitations at the energy range in the doped Mott insulators.

論文

Reverse Monte Carlo simulation approach on the amorphous structure of C$$_{59}$$N

Ferdows, M.; 鈴谷 賢太郎; 川北 至信; 小原 真司*; 樹神 克明; 山本 和典; 社本 真一; 平田 孝道*; 表 研次*; 笠間 泰彦*; et al.

Abstracts of 7th International Symposium on Advanced Materials in Asia-Pacific (NT 2010)/JAIST International Symposium on Nano Technology 2010 (7th ISAMAP), p.25 - 28, 2010/09

ヘテロフラーレンC$$_{59}$$Nのアモルファス構造を研究するために、パルス中性子粉末回折データを用いて、逆モンテカルロシミュレーション解析を行った。散乱関数S(Q)は、構造が不定形であることを示している。一方、原子2体分布関数(PDF)は、局所構造が、C$$_{60}$$の構造と類似していることを示している。得られた構造は、初期モデルに強く依存する。逆モンテカルロシミュレーション法の問題について議論する。

論文

Status of JT-60SA tokamak under the EU-JA broader approach agreement

松川 誠; 菊池 満; 藤井 常幸; 藤田 隆明; 林 孝夫; 東島 智; 細金 延幸; 池田 佳隆; 井手 俊介; 石田 真一; et al.

Fusion Engineering and Design, 83(7-9), p.795 - 803, 2008/12

 被引用回数:17 パーセンタイル:72.86(Nuclear Science & Technology)

JT-60SAは、日欧の幅広いアプローチの下で建設する完全超伝導トカマク装置で、ITERや原型炉への貢献を目指している。2007年の両極の国会批准後、実質的には既に建設段階に移行している。JT-60SAは、既存の建屋,電源,プラズマ加熱装置,計測装置などの、JT-60U設備の最大限の有効利用が前提であり、完全に新作する主たる機器は本体装置のみである。最大プラズマは電流5.5MAで、プラズマ主半径3.06m,アスペクト比2.65,非円形度1.76,三確度0.36である。最大プラズマ加熱入力41MW,プラズマ電流のフラットトップ時間は100秒間である。本論文では、トカマク装置本体だけでなく、プラズマ加熱装置や遠隔保守装置の設計などについても言及するとともに、EUとの技術的な議論を踏まえて行った超伝導導体に関する最近の設計変更案などを紹介し、装置の全体像を明らかにする。

論文

Overview of national centralized tokamak program; Mission, design and strategy to contribute ITER and DEMO

二宮 博正; 秋場 真人; 藤井 常幸; 藤田 隆明; 藤原 正巳*; 濱松 清隆; 林 伸彦; 細金 延幸; 池田 佳隆; 井上 信幸; et al.

Journal of the Korean Physical Society, 49, p.S428 - S432, 2006/12

現在検討が進められているJT-60のコイルを超伝導コイルに置き換える計画(トカマク国内重点化装置計画)の概要について述べる。本計画はITER及び原型炉への貢献を目指しているが、その位置づけ,目的,物理設計及び装置設計の概要,今後の計画等について示す。物理設計については、特に高い規格化ベータ値を実現するためのアスペクト比,形状因子及び臨界条件クラスのプラズマや完全非誘導電流駆動のパラメータ領域等について、装置については物理設計と整合した設計の概要について示す。

論文

Steady state high $$beta_{rm N}$$ discharges and real-time control of current profile in JT-60U

鈴木 隆博; 諫山 明彦; 坂本 宜照; 井手 俊介; 藤田 隆明; 竹永 秀信; Luce, T. C.*; Wade, M. R.*; 及川 聡洋; 内藤 磨; et al.

Proceedings of 20th IAEA Fusion Energy Conference (FEC 2004) (CD-ROM), 8 Pages, 2004/11

JT-60Uは2003年に制御系の長放電時間化改造を行い、高$$beta$$プラズマの定常化を達成した。規格化圧力2.5のプラズマを不安定性の発生なしで、電流分布が定常に達する15.5秒間(電流拡散時間の9.5倍)維持した。また、不安定性の発生し易い位置と不安定性を引き起こす圧力勾配の大きな位置をずらすような電流分布を実現することで、さらに高い規格化圧力3を準定常(電流拡散時間の3.3倍)維持することに成功した。適切な電流分布を実現することが高性能プラズマにとって重要であるので、電流分布の実時間制御システムを開発し、安全係数分布を目標値まで制御することに成功した。

報告書

もんじゅ英文用語集

山本 研; 小堀 哲雄; 鐘ヶ江 直道; 小澤 健二; 小宮 一好; 坪田 俊秀; 中島 文明; 野田 喜美雄; 鈴木 威男; 吉野 謙一; et al.

PNC TN2450 93-001, 190 Pages, 1993/03

PNC-TN2450-93-001.pdf:5.59MB

これまでFBR関係の英文用語については、PNC内外において種々の目的に応じ用語集が発行されて来ている。しかし現在のもんじゅの技術論文にどの用語が最適かについて基準がなく執筆者の自由に任されて来ている。このことによる用語の不統一、不適切な使用が近年指摘され改善が必要との気運が高まってきた。今後「もんじゅ」に関する英文論文の発表の機会はさらに増加すると思われるので、用語をより統一された、より適切なものとする必要性が益々強く感じられる。そのための指針となるものとして本用語集を作成した。作成方針は次の通りである。・もんじゅに直接関係ある名詞に限定する。・up-to-dateなものにする。(技術の進歩、社会情勢の変化に対応)・外国人に理解され易いものにする。(外国の文例をできるだけ利用)・和名、英文名が対照でき、いずれからでも検索できるものにする。・出典、選定経緯を明示する。・将来拡張、改訂の可能性があるものとして対処する。・和名についても見直す必要があると考えられるが、今回は原則として行わず、現状では混乱を招くおそれのあるものに限り見直しを行う。本用語集の作成は動力炉開発推進本部の協力を得て、高速増殖炉もんじゅ建設所内に設けたもんじゅ英文用語集ワーキンググループが担当した。本用語集は平成4年9月より約4ケ月にわたる上記ワーキンググループ及び協力者の調査、審議の結果完成したものである。これを核として将来より一層充実したものとなることを期待する。

報告書

Fourth International Confernce on Liquid Metal Engineering and Technology(LIMET'88)発表論文概要集

加納 茂機; 吉田 英一*; 山本 研*; 三次 岳志

PNC TN9600 88-005, 207 Pages, 1988/11

PNC-TN9600-88-005.pdf:3.65MB

昭和63年11月17日(月)から10月22日(土)にかけ,フランス,アビニヨン市で開催された第4回InternationalConferenceonLiquidMetalEngneeringandTechnology(別称LIMET'88)では,21のTechnicalSession,3つのPosterSession及びこれら前後の2つのPlenarySession並びに最後のPanelSessionが設けられ,発表件数は合計186件であった。これら発表の概要を早期かつ簡便に把握することを目的として,動燃,原電,電中研及びメーカからの参加者21名にて各Sessionを分担して概要集を作成したので報告する。なお,概要集はSession毎の全体概要を示すフォーマットA及び発表論文毎の概要を示すフォーマットBで構成されている。

報告書

「常陽」MK-III計画 昭和62年度検討結果

山本 研*; 有井 祥夫*

PNC TN9410 88-201, 142 Pages, 1988/09

PNC-TN9410-88-201.pdf:3.9MB

「常陽」の今後の利活用の方向について数年来関係箇所で検討が進められてきたが昭和62年度に入り本格的検討の気運が盛り上がった。Mark-3計画(MK-3計画)タスクフォースが研開本部、大洗工学センターを中心に結成され、その中の作業実施の組織としてMK-3検討W/Gが設けられた。このW/Gの目的は、FBR実証炉及び実用化へ反映させるため常陽の性能向上並びに機能向上に関する改造計画を予備的段階においてできるだけ具体的に検討し、その実現性の見通しを得ることにある。見通しが得られれば、昭和63年度の社内チェックアンドレビューを経て、本格的な計画遂行のプロジェクトに引継ぐ予定である。このW/Gは、MK-3計画検討総括Gr.の作成した基本計画を具体化することが任務であるが、昭和62年度はまず基本計画を固めるに要する予備検討を行った。本報はその成果報告である。

報告書

「もんじゅ」一次主循環ポンプ(モックアップ)の試験(XI); 低液位運転試験(1)

荒 邦章*; 小池 茂*; 阿部 哲夫*; 荒木 等*; 中本 香一郎*; 山本 研*

PNC TN941 84-154, 155 Pages, 1984/11

PNC-TN941-84-154.pdf:14.65MB

本報告書は,高速増殖原型炉「もんじゅ」一次主循環ポンプ(モックアップ)の低液位運転試験に関するもので,通常液位(インペラ中心より上方3500mm)から緊急時液位(インペラ中心より上方1230mm)までの低液位運転を実施した。なお,試験1)は,低液位運転試験の予備試験であり試験2)は,一次主循環ポンプ(モックアップ)の低液位用対流防止板取付け改造後実施される予定である。以下に予備試験で得られた結果を示す。(1)低液位運転では,通常液位運転時に比べてカバーガス領域アウターケーシングの周方向温度差が増大した。(2)低液位状態では,インナーケーシングの周方向温度差は通常液位時とほぼ等しく,低液位によるインナーケーシングの有意な変形はみられなかった。3)液位降下開始よりインナーケーシング及びアウターケーシング周方向温度差が最大となる時間及び安定するまでに要する時間を確認した。(4)アニュラス部でのカバーガス自然対流の様相をインナーケーシング及びアウターケーシング温度分布の時間変化より推定し,アニュラス部での温度分布状態が評価できた。(5)アウターケーシング変位量について,モデルによる変位量計算を行い,実測値と比較し,比較的良い一致であった。以上の結果より,通常液位運転状態から低液位運転への移行時におけるカバーガス領域の温度分布及びケーシング変位量等のパラメータサーベイを実施した。本試験では,これらの成果を受けて,さらに長時間の低液位運転を実施し,一次主循環ポンプの健全性を確認する予定である。

報告書

ナトリウム沸騰音検出試験

荒木 等*; 大山 信夫*; 荒 邦章*; 羽賀 一男*; 中本 香一郎*; 山本 研*

PNC TN941 84-59, 49 Pages, 1984/03

PNC-TN941-84-59.pdf:1.62MB

高速増殖炉炉心内におけるナトリウム沸騰の音響検出法を確立するために,炉外ナトリウム試験装置においてナトリウム沸騰試験を行なった。そしてナトリウム沸騰音の性質,信号処理法,音響検出器の性能変化等に関して,ナトリウム沸騰検出システムの設計に有効な以下のような結果が得られた。沸騰音圧は沸騰が激しくなるにつれて上昇するが,沸騰周期は逆に長くなる。これまで実施した最大音圧は約1000Pascalに達し,発生周期は0.7秒まで長くなった。沸騰時の音響スペクトルは数kHzから数10kHzまで拡がっているが,ラッパ管壁とナトリウム中とでは異り,ナトリウム中では低周波の成分が,ラッパ管壁では高周波の成分が多く,またラッパ管壁ではナトリウム中でみられない波形が観測された。複数の検出器間の時間差を求めるための相互相関法では,あらかじめ波形を整流・平滑化するスムージング処理が必要である。圧電型音響検出器(LiNbO/3)のナトリウム中長期使用において感度の低下は20dBから最終的には5dB以内に回復しているが,電極間抵抗は徐々に減少し続けている。初期沸騰段階における検出のためには流動ノイズと区別するために,沸騰の周期性や複数の検出器間の相関性等に着目した検出方法が必要と考えられる。今後は実機流動ノイズ規模の中での初期沸騰検出法や位置決め法の確立,酸素供給が不要な磁歪型検出器などの開発に関する研究が必要と考えられる。

報告書

電磁流量計オンサイト校正法試験

荒木 等*; 大山 信美*; 荒 邦章*; 中本 香一郎*; 山本 研*

PNC TN941 84-19, 66 Pages, 1984/02

PNC-TN941-84-19.pdf:1.45MB

電磁流量計のオンサイト校正法としての相互相関法を確立するために,6インチ永久磁石型電磁流量計についてナトリウム実流試験を実施し流速1$$sim$$5m/Sの範囲において,測定精度士4%で校正出来ることを確認した。なお,このために必要な電極の設置位置や信号処理,流量補正等についての最適な方法を確立した。更に6インチ以上の大口径配管での本方式の有効性を確認することより,「もんじゅ」実機の主配管流量計のオンサイト校正方法として,本方式は有効な手段となり得ると考えられる。

報告書

長尺ナトリウム液位計ナトリウム中試験

久門 靖尚*; 荒木 等*; 中本 香一郎*; 山本 研*

PNC TN941 84-04, 103 Pages, 1984/01

PNC-TN941-84-04.pdf:2.82MB

原型炉「もんじゅ」の原子炉容器には,ナトリウム液位監視用として有効測定長約5mの誘導型液位計の設置が計画されている。しかし従来の液位計は高々2m長までの短い液位計であったため新たに実機寸法と同じ長尺液位計を製作し,その仕様を満足するかどうかを確認するためのナトリウム中試験を行った。その結果ナトリウム温度200$$^{circ}C$$$$sim$$600$$^{circ}C$$において,実機要求精度4%を満足することが確認され,実機液位計設計製作の見通しが得られた。なお,更に精度向上を計り得る液位計の設計改善法や,実機設置上の留意点などについての提言を合わせて行った。

論文

Eddy-Cerrent Type Void Detector for LMFBR Core Monitoring

中本 香一郎; 大山 信美; 田村 誠司; 山本 研*

Proceedings of 3rd International Conference on Liquid Metal Engineering and Technology in Emergy Production, 0 Pages, 1984/00

FBRにおけるボイド検出に渦電流式センサーを応用するために、ボイド計の開発とナトリウム中試験を実施した。炉心出口に設置するためには、ボイド計は小型、交換容易、且つナトリウムと非接触が必要条件となるが、電磁誘導を利用する渦電流式ボイド計はこの目的に最適であり、冷却材中へのカバーガス巻き込みやFPガスリリースのモニターに有用と期待される。ところで、冷却材中の気泡(ボイド)は不規則運動し、従来の渦電流式流速計や電磁流量計の出力に脈動を生じさせる。しかし、炉心出口においては、流動ゆらぎが非常に大きく、ボイド信号をマスクしてしまう。一次コイルと二つの二次コイルから成るボイド計を開発し、ナトリウム中試験をした結果、ボイド信号と流動ゆらぎによるバックグラウンドノイズとは位相が異なることが確認され、後者を最小にするような最適位相で同期整流することによりボイド検出のS/N比を大幅に改善できた。

報告書

高速原型炉「もんじゅ」用22B隔離弁のナトリウム中試験(2) : 長期性能試験

金田 誠*; 青木 忠雄; 山本 研*

PNC TN941 83-44, 82 Pages, 1983/04

PNC-TN941-83-44.pdf:7.41MB

高速増殖炉「もんじゅ」の2次主冷却系に使用される22B隔離弁の試作品について,第1報の初期試験にひき続き,バタフライ弁では400$$^{circ}C$$のナトリウム中で約10,000時間,ゲート弁では約15,000時間のナトリウム中試験を行ない,つぎのような結果を得た。1.SG隔離弁として使用されるバタフライ弁の許容漏洩率(値はいずれも暫定的なもの)は,補助炉心冷却系運転時で1.5-/sec,SGでのNa―水反応時で10-/minであるが,ナトリウム中ならびに解体後の水による試験により,これらの仕様を十分満足することが判った。2.400$$^{circ}C$$のナトリウム中での連続作動試験をバタフライ弁では10,000回,ゲート弁では1,000回実施したが,開閉時間は許容値60秒に対しバタフライ弁及びゲート弁共に仕様を十分満足した。3.プラントの空調設備故障による弁周辺温度上昇時のフリーズシール部の健全性を確認する試験を行ない雰囲気温度が80$$^{circ}C$$に近い場合でも軸シール機能を確保できることが判った。4.実機で義務づけられているナトリウムリーク検出器の正常な機能が確認された。5.実機のメンテナンスの一環として軸シール部の交換があるが,その交換方法について油圧ジャッキを用いたより効果的な改善提案が出された。

報告書

「もんじゅ」1次主循環ポンプ(モックアップ)の試験(10) : 低速駆動装置性能試験

荒 邦章; 小池 茂*; 竹内 香*; 青木 忠雄; 津沢 泰行*; 山本 研*

PNC TN941 82-216, 62 Pages, 1982/09

PNC-TN941-82-216.pdf:2.57MB

本報告は,高速増殖原型炉「もんじゅ」1次主循環ポンプ(モックアップ)の低速駆動装置に関するもので,通常および緊急時のモードで性能試験,作動試験を実施し,以下の結果を得た。主モータとポニーモータの引継ぎは円滑に行なわれる。減速機,クラッチは効率よく動力伝達をし,ポニーモータの回転数およびトルクの変動はほとんどない。ポニーモータによる主循環ポンプ起動において,異常現象はない。ポニーモータ駆動時の負荷電流は,定格の約63$$sim$$65%であった。異常雰囲気温度でも,ポニーモータ,減速ギヤ,クラッチの性能は通常温度の性能と同一で,差異は認められなかった。ポニーモータ駆動時におけるポニーモータ軸受部振動は,小さい。

報告書

ナトリウム微少漏洩検出器耐久試験

島 孝充*; 荒木 等*; 宇野 修*; 青木 忠雄; 津沢 泰行*; 山本 研*

PNC TN941 82-178, 34 Pages, 1982/08

PNC-TN941-82-178.pdf:0.82MB

高速増殖原型炉「もんじゅ」において要求されているナトリウム微少漏洩検出のために開発されたナトリウムイオン化式(SID),差圧式(DPD)漏洩検出器は検出感度に関しては充分な性能を有することが確認されているが,耐久性に関しては実用化までには実証試験の必要があった。特にSIDに関してはイオン化のためのフィラメントがあるためその寿命を調べる必要がある。そこで,原型炉「もんじゅ」一次系の窒素雰囲気,およびサンプリング管形状を模擬した試験装置により約1年間にわたりSIDおよびDPDの耐久試験を行なった。また,検出感度を調べるために,数回にわたりナトリウム検出感度試験を行なった。本試験で得られた結果は次の通りである。SIDは約1年間の使用において,フィラメントの断線や検出感度の低下もみられず,充分な耐久性を有することが確認された。DPDも性能の劣化や測定回路のトラブルもなく,充分にその耐久性が確認された。

報告書

24インチ超音波流量計ナトリウム中静的試験

荒木 等*; 宇野 修*; 久門 端尚*; 青木 忠雄; 津沢 泰行*; 山本 研*

PNC TN941 82-153, 44 Pages, 1982/07

PNC-TN941-82-153.pdf:1.66MB

ナトリウム用超音波流量計は原型炉「もんじゅ」用大口径配管流量計として設置すべく,これまで研究開発が実施されてきており,すでに12B口径についてはナトリウム流速測定試験が完了している。しかし流量計設置予定の原型炉2次系コールドレグ側配管径は22B(1次系24B)であるため,1次系も考慮した実機への応用の可能性を実証することを目的として,24Bナトリウム用超音波流量計を試作し,まず第1ステップとして静止ナトリウム中での諸特性を調査し,次の結果を得た。1)ナトリウム温度200$$sim$$550$$^{circ}C$$において,超音波流量計電子回路に要求される充分な超音波受信波高が得られ,長期間の動作特性も安定していた。2)超音波伝播時間を測定することにより,流速出力信号の温度依存性を0.2%以下(200$$sim$$550$$^{circ}C$$)で補正出来る回路定数の決定が出来た。3)流速零出力信号の時間変化をナトリウム温度一定時及び適度変化時について測定し,変動幅+-0.2%(F.S.6m/s)以下の安定性が得られた。以上の結果により24インチ超音波流量計も充分高精度で実用化出来る可能性があることがわかったので,今後ナトリウム実流試験により流速変換係数の温度補償精度等を確認し,「もんじゅ」実機の設計へ反映させてゆく必要がある。

報告書

2次元伝熱流動解析プログラム「NAGARE-T」 : ナトリウム機器の熱衝撃試験(XXVII)

家田 芳明*; 則松 新二*; 太田 俊朗*; 山本 研*

PNC TN941 82-95, 112 Pages, 1982/04

PNC-TN941-82-95.pdf:2.0MB

原子炉容器上部プレナムでは,炉心からのナトリウム温度と流量の低下が生じた場合,浮力効果によりストラティフィケーション(成層化)現象が生じる可能性がある。この現象を実験的に解明するため,炉容器上部プレナムを模擬した試験体でストラティフィケーション試験が実施された。同時に解析によりこの現象を把握する目的で伝熱流動解析コード「NAGARE―T」を作成した。このコードは連続の式,運動方程式,エネルギーの式を同時に解くことにより,浮力効果が大きな影響をもつストラティフィケーション現象も解くことが可能である。このプログラムは炉容器上部プレナムの解析を目的として開発されたが,2次元非定常伝熱流動解析で取扱える他の体系に対しても適用が可能であり,座標系としては,円筒座標,Cartesian座標が扱える。本コードの検証は現在実施されており,その結果は後日報告される予定である。

報告書

配管内付着ナトリウム量調査報告書

高橋 敏夫*; 山本 研*; 深田 富啓*; 丸山 昭*; 佐々木 修一; 金田 誠*; 花田 達道*

PNC TN242 81-01, 36 Pages, 1981/02

PNC-TN242-81-01.pdf:0.63MB

「もんじゅ」一次冷却系メンテナンス時の被曝評価をより正確に行なうためには,ナトリウムドレン後の配管内付着ナトリウム量を把握しておく必要がある。その手段の一つとして大洗工学センターで稼動中のナトリウム装置の解体,改造の機会を利用して配管内に付着するナトリウム量を実測し,以下の結果を得た。(1) 付着ナトリウムの平均膜厚は,「常陽」「もんじゅ」の設計値(100$$mu$$m)の1/4$$sim$$1/2程度である。(2) 付着ナトリウムの平均膜厚は,配管勾配,配管口径によらず,ほぼ一定である。

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