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論文

The Development of Fe-nodules surrounding biological material mediated by microorganisms

吉田 英一; 山本 鋼志*; 天野 由記; 勝田 長貴*; 林 徹*; 長沼 毅

Environmental Geology, 55(6), p.1363 - 1374, 2008/09

 被引用回数:9 パーセンタイル:26.82(Environmental Sciences)

高師小僧は日本において第四紀の堆積岩に生じる現象である。それらは、植物の根の周囲に形成された円筒状の鉄酸化物の塊である。構造的な特徴から、植物の根が分解された後、中央の空洞に酸化性の水が流れることによって、鉄酸化物が濃集されると考えられている。鉄酸化物から採取した微生物の遺伝子解析を行った結果、鉄酸化反応を行う微生物に近縁な種が検出されており、団塊の形成に関与した可能性が示唆された。顕微鏡観察の結果からも、空隙を満たしている鉄酸化物には微生物のコロニーが付着していることが明らかになっている。地質史及びナノ化石から、これらの鉄団塊は少なくとも10万年間もの間深度数十メートルの還元的な第四紀の堆積物中に埋蔵されていたと考えられており、水-岩石-微生物の相互作用によって形成された鉄酸化物の団塊は、還元環境下で持続しうることが示された。このような現象は、核種の移行に影響を及ぼす可能性が考えられるため、放射性廃棄物を地層処分した後のアナログとして重要である。

論文

Redox front formation in an uplifting sedimentary rock sequence; An Analogue for redox-controlling processes in the geosphere around deep geological repositories for radioactive waste

吉田 英一; Metcalfe, R.*; 山本 鋼志*; 天野 由記; 星井 大輔*; 兼清 あきこ*; 長沼 毅*; 林 徹*

Applied Geochemistry, 23(8), p.2364 - 2381, 2008/08

 被引用回数:9 パーセンタイル:26.2(Geochemistry & Geophysics)

地下環境における酸化還元フロントは、多くの微量元素の移行及び固定を制御している。放射性廃棄物の地層処分に関する安全評価にとって、廃棄体周辺の長期に渡る酸化還元反応を評価することが必要となってくる。これらの反応を理解するために、隆起した堆積岩中に形成された酸化還元フロントに関する研究を実施したところ、フロントに存在する鉄酸化物の形成に微生物代謝が関与している可能性が示唆された。本報告で観察されたような水-岩石-微生物相互作用は、廃棄体周辺に形成される可能性のある酸化還元フロントで起こる反応のアナログとなると考えられる。このような酸化還元フロント中に形成された鉄酸化物は、廃棄体閉鎖後に還元環境が復元された後も保存される可能性がある。

口頭

西南日本,美濃帯北部付加体の前期$$sim$$中期ジュラ紀砂岩の後背地

Chen, X.*; 近松 謙太朗*; 長田 充弘; 横山 立憲; 鏡味 沙耶; 山本 鋼志*; 大藤 茂*

no journal, , 

中部日本に位置する美濃帯北部の砂岩中のジルコンから後背地を推定した。試料は春日野ユニットと、その構造的下位の今庄ユニット(今庄層,大西層、および左門岳層)の砂岩を用いた。U-Pb年代測定は名古屋大学大学院環境学研究科設置のレーザーアブレーション装置を接続した誘導結合プラズマ質量分析装置(LA-ICPMS)を、Hf同位体比は日本原子力研究開発機構東濃地科学センター設置のLA-ICPMSを使用した。U-Pb年代-$$varepsilon$$Hf(t)値図に本研究と先行研究による東アジアの火成岩をまとめた結果から、美濃帯の後背地を推定した。春日野ユニットのジルコンは中央アジア造山帯の範囲にプロットされるため、春日野ユニットの後背地は中央アジア造山帯であると推定した。一方、今庄ユニットのジルコンはいずれも北中国地塊の範囲にプロットされるため、北中国地塊が今庄ユニットの後背地であると推定した。つまり、美濃帯の後背地は春日野-今庄ユニットの境界で大きく変化したことが明らかとなった。

口頭

コンクリーション化プロセスの理解とその応用

吉田 英一*; 山本 鋼志*; 丸山 一平*; 淺原 良浩*; 南 雅代*; 城野 信一*; 長谷川 精*; 勝田 長貴*; 西本 昌司*; 村宮 悠介*; et al.

no journal, , 

本報告は、コンクリーション化に関する研究の現状、研究成果に基づき開発したコンクリーション化剤および応用化のための原位置試験について紹介したものである。

口頭

コンクリーション化によるEDZおよび水みち割れ目の自己シーリングに関する研究

吉田 英一*; 山本 鋼志*; 丸山 一平*; 刈茅 孝一*; 中山 雅; 櫻井 彰孝; 佐藤 稔紀

no journal, , 

球形の炭酸塩コンクリーションは、世界中でさまざまな地質年代の海性堆積岩中から発見される。これらのコンクリーションは、周囲の堆積岩マトリックスと比較して、CaCO$$_{3}$$が特徴的に高度に濃縮されており、通常、内部に保存状態の良い化石が含まれる。最近、CaCO$$_{3}$$の濃縮プロセスが明らかになり、コンクリーション化剤が開発された。ここでは、幌延深地層研究センターで実施されたEDZシーリング用コンクリーション化剤を用いた原位置試験と、EDZシーリングプロセスとそのシーリング効果の予備検討結果について紹介する。

口頭

コンクリーション化による水みち割れ目自己シーリング地下実証試験研究

吉田 英一*; 山本 鋼志*; 刈茅 孝一*; 松井 裕哉

no journal, , 

本報告は、名古屋大学を中心とするグループが開発したコンクリーション化剤を利用し、幌延深地層研究所地下施設坑道周辺に存在するEDZの止水を目的とした試験を行った結果について述べたものである。

口頭

コンクリーション化によるEDZのおよび水みち割れ目の自己シーリング実証試験研究

吉田 英一*; 山本 鋼志*; 淺原 良浩*; 刈茅 孝一*; 齊藤 朱音*; 松井 裕哉

no journal, , 

本試験研究は、名古屋大学と積水化学工業が共同開発したコンクリーション化材(コンシード)を、幌延深地層研究センター地下施設内の深度350m坑道周辺部に形成されているEDZに注入し、その透水係数変化を観測しているものである。現状で、コンシードの注入・硬化にともない、EDZの透水係数が2オーダー程度低下する効果が見られることなどがわかってきている

口頭

Rapid sealing of bed rock flow paths by a synthetic concentration forming solvent

吉田 英一*; 山本 鋼志*; 淺原 良浩*; 刈茅 孝一*; 松井 裕哉; Metcalfe, R.*

no journal, , 

岩盤中の水みち閉塞のためのコンクリーション化充填材に関する原位置試験を幌延深地層研究所を活用した実施した結果、岩盤の透水係数が1年間で初期値から2から3オーダー低減することを示した。この閉塞技術は、地下における長期的な物質の保持を必要とする二酸化炭素の地下貯留や高レベル放射性廃棄物の地層処分などにも適用可能と考えられる。

口頭

コンクリーション化剤による地下岩盤亀裂シーリング実証試験; M5.4直下型地震後の亀裂修復現象

吉田 英一*; 山本 鋼志*; 淺原 良浩*; 刈茅 孝一*; 齊藤 朱音*; 松井 裕哉; 望月 陽人

no journal, , 

本報は、コンクリーション化剤による地下岩盤水みち亀裂シーリング実証試験結果とその間に起こった地震に伴うき裂のシーリング修復現象について報告するものである。

口頭

コンクリーション化によるEDZおよび水みち割れ目の自己シーリング実証試験研究,2

吉田 英一*; 山本 鋼志*; 淺原 良浩*; 刈茅 孝一*; 齊藤 朱音*; 松井 裕哉; 望月 陽人

no journal, , 

本報告は、日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センターにおいて実施中のコンクリーション化によるEDZおよび水みち割れ目の自己シーリングに関する実証研究で得られた最新の知見であり、具体的には、EDZ内の割れ目においてコンクリーション化剤によりカルサイトの結晶が晶出していることを確認した。

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