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山田 康洋; H.T.Deng*; E.M.Snyder*; A.W.Castleman-Jr.*
Chemical Physics Letters, 203(4), p.330 - 336, 1993/02
被引用回数:15 パーセンタイル:52.87(Chemistry, Physical)合金クラスターCuSbとCuBiをガス凝集法により生成し、KrFエキシマレーザーでイオン化した後、TOF型質量分析器で測定した。二種類のマジックナンバーが観測された。構成原子からの価電子の総計がジェリーモデルの閉殻に対応するものと、PSEPT理論(Wade則)により説明されるものである。後者のマジックナンバーでは、Cu原子が、SbまたはBiによって作られる骨格に電子を与え、かつ、closo構造をとるように骨格の頂点に位置することが示された。
山田 康洋; A.W.Castleman-Jr.*
Journal of Chemical Physics, 97(6), p.4543 - 4548, 1992/09
被引用回数:45 パーセンタイル:82.58(Chemistry, Physical)純金属および合金クラスター(Cu,Ag,CuAg,CuAl,CuIn,AgAl,AgIn,CuPb)をガス凝集法によって作り、KrFエキシマレーザーによってイオン化し、TOF型質量分析器により検出した。純金属クラスター(Cu,Ag,In)と合金クラスターでは、ジェリーモデルによって予測されるサイズでマジックナンバーが観測された。構成金属原子の価電子の総計と閉殻が対応する。以上の結果は自由電子的ふるまいをすることにより説明される。ところがPbクラスターでは立体的安定性が支配的である。Pb濃度の高い合金クラスターでは立体的安定性が支配的であるのに対し、Cu濃度の高い合金クラスターでは電子的安定性が支配的となる。
K.P.Lee*; S.T.Hwang*; 山田 康洋; 古川 勝敏; 大野 新一
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 160(1), p.203 - 209, 1992/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Chemistry, Analytical)高エネルギー重粒子のユーロピウム化合物表面との衝突によって、発光が観測された。この発光は衝突粒子によるものと、固体化合物の励起失活によるものである。固体ユーロピウム酸化物(EuO)とユーロピウム塩化物(EuCl)を90keVのArイオンで照射し、発光スペクトルと二次イオンの質量スペクトルを測定した。その結果、固体EuClのArイオン(20A/cm,90KeV)照射によって還元反応が起きることがわかった。
山田 康洋; 大野 新一
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 64(3), p.926 - 930, 1991/03
被引用回数:3 パーセンタイル:31.21(Chemistry, Multidisciplinary)固体塩化ユーロピウム化合物の発光スペクトル及び、過渡吸収スペクトルの測定を行なった。KBr中にEuCl・6HOを混合した試料を作製し、これに308nmのパルスレーザー光を照射した。これにより光還元反応が誘起され、Euが生成する。このEuはEuから励起した状態で生成し、生成直後に発光し、すぐにEuにもどる。EuはKBr中で安定化せず、Euにもどる。反応速度と失活速度の温度依存性に関する考察から、温度が高いほど還元が起きやすいことが示された。このEuの発光は、f-f励起による還元反応の検出に有効である。
山田 康洋; 大野 新一
Chemistry Letters, 1991, p.465 - 468, 1991/00
塩化ユーロピウム(EuCl)の可視光照射では、通常Euのf-f遷移に対応した波長での1光子吸収と発光が観測されるのみであるが、集光した可視レーザー光を照射することにより多光子励起が起きる。レンズによりレーザー光を集光し、照射光の強度を上げると、f-f吸収に対応しない波長の照射でも低波長側からの発光が観測されるようになり、多光子吸収が確認された。照射光強度と発光強度の関係から、2光子でEuの還元とEuの発光がみられることがわかった。さらに照射波長による発光強度の変化から、この2光子吸収がf-fレベルを通らない垂直遷移であることが示された。
山田 康洋; 高柳 敏幸; 古川 勝敏; 大野 新一
Rapid Commun. Mass Spectrom., 5, p.303 - 306, 1991/00
被引用回数:1 パーセンタイル:10.15(Biochemical Research Methods)キセノン気体のジェット噴射により生成するXeクラスターを多光子(266nm)イオン化させ、その分解過程(XenXe+Xe;n=2~19)をTOF質量分析計を用いて研究した。分解速度はクラスターの大きさnに依存し、nの大きさとともに増大すること、とくにn=14のときに分解速度が大きいことなどが判った。
山田 康洋; 富永 健*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 126(6), p.455 - 466, 1988/00
低温窒素マトリックス中における鉄ペンタカルボニルとエテンの紫外光照射による光化学反応をメスバウアー分光法を用いて研究した。エテンマトリックスあるいは均一共凝縮マトリックス中で、鉄ペンタカルボニル分子とエテン分子が近接しているときに紫外光照射を行うと、鉄テトラカルボニルエテンが生成する。また、層状マトリックスに捕えられた鉄テトラカルボニルとエテンの熱反応では、鉄テトラカルボニルエテンは生成せず、別の化学種が生成した。