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梅咲 則正*; 大野 英雄; 岩本 信也*; 古川 和男
J.Chem.Soc.,Faraday Trans.,I, 78, p.2051 - 2058, 1982/00
NaBeFおよびNaBeF融体のX線解析を行い、動径分布凾数を求め、それらの液体構造を考察した。結晶状態に存在する〔BeF〕基は液体状態でも安定に存在する。溶融NaBeF中には独立したBeFイオンが存在しているが、溶融NaBeF中には1個のフッ素を頂点共有したBeFイオンが、かなり多く存在している。これらの陰イオンのまわりのNaイオンの配置も考察した。さらにNaF-BeF系融体とCaO-SiO系融体は、分子容、粘性係数、電気伝導度等の諸物性値に相応状態原理が成立することから、それらの液体構造も類似しているであろうと予測[K.Furukawa and H.Ohno:Trans.JIM.,19(1979)553]していたが、すでに発表されているCaSiO融体の構造とNaBeF融体の構造を直接比較し、その類似性を証明した。
梅咲 則正*; 綱脇 恵章*; 大野 英雄; 岩本 信也*; 古川 和男
J.Chem.Soc.,Faraday Trans.,I, 77, p.169 - 175, 1981/00
最も典型的な溶融フッ化物の一つとして、LiF-NaF-KF(46.5-11.5-42.0mol%entectic)を取上げ、その中のすべてのイオン種の自己拡散係数を測定したものである。Na,K,Fに対してはmass number 24,42,18の放射性同位元素をtracerとすることにより、LiはLiを用いることにより測定された。毛細管法によったが、その詳細は、Li-Be-F系,Na-Be-F系に対して行ったものと同様である。その結果はAnhenius equationsで整理でき、activation energyは30~37J/mol.Kという比較的低い値であって、単純なアルカリハライド溶融塩の値と同程度である。これらかも、我々が過去に示したfluoroberyllate溶融塩におけるFの異常拡散測定の正当性が裏付けられたと考えられる。
大野 英雄; 綱脇 恵章*; 梅咲 則正*; 古川 和男; 岩本 信也*
J.Chem.Res., p.158 - 159, 1978/00
溶融LiBeFおよびFlinak(LiF-NaF-KF共晶混合物)中のフッ素の自己拡散係数を、Fトレーサーとして毛管浸漬法により測定した。溶融LiBeF中およびFlinak中のフッ素の自己拡散係数D(cm/sec)は、D=1.2310exp〔-(29.43.9)10/RT〕(LiBeF),D=2.7710exp〔-(5.011.00)10・RT〕(Flinak)で表わされる。溶融Flinak(LiF-BeF系)中のフッ素の自己拡散現象と溶融珪酸塩中の酸素の自己拡散現象との類似性について考察した。また実験上の誤差となる原因についても考察した。