Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
井沢 庄治; 岸田 昌美
保建物理, 19, p.45 - 50, 1984/00
ICRPは1977年勧告で、放射線利用の正当性、放射線防護の最適化及び線量制限を基本原則とする線量制限体系を勧告し、1982年にこの基本原則の一つである最適化を適用するための原理ならびに方法に関する報告書をPublication37として刊行した。このPublicationは、「放射線防護の最適化における費用-利益解析」の基本概念、手法及び実際の利用法をのべたものであり、本稿は、数式及び例題に重点を置いて基本概念と手法を「解説」として紹介したものである。
吉田 芳和; 矢部 明; 岸田 昌美
Proc.Int.Symp.on Behaviour of Tritium in the Environment, p.613 - 622, 1979/00
原研には重水減速冷却炉JRR-2,3があり、重水の放射化により生じたトリチウム(HTO)が漏洩し、しばしば、作業環境の空気汚染、表面汚染の原因となる。また加速器で取り扱われるトリチウムガスターゲットにより、これらのガス(HT)が漏洩することもある。本報告では原研で用いられているトリチウムに関する放射線管理技術(空気汚染、表面汚染の測定技術、尿分析、呼気測定の技術等)を紹介したのち、これらによる管理から得られた経験を次の三点について取り上げ報告する。すなわち、(1)空気汚染測定と尿分析の関係…両者からそれぞれ別個に推定した被曝線量はかなり良い一致を示した。(2)呼気測定と尿分析の関係…吸入直後の呼気測定の値は尿分析のそれより高い値を示すが、数時間後では両方の値はほぼ等しくなる。(3)生物学的半減期…原研の汚染者38例についての観測値は、9.84.1日で、ICRPの値10日とほぼ一致していた。
岩田 幸生; 岸田 昌美; 押野 昌夫; 大塚 徳勝
保健物理, 8(3), p.161 - 165, 1973/03
電離箱は線放射性気体の測定に使用される一般的な測定器の1つであるが、放射性気体の放射能濃度の検定が容易ではないために、その校正方法は単純ではない。本報告は、賃量分析計によるKr濃度測定用電離箱の校正について述べる。使用した電離箱は直径114mm、高さ150mmの円筒型であり、壁材はステンレス鋼である。賃量分析計を用いてKr気体状線源の気体組成およびKrの同位体比を測定し、その結果得られたKrのmol濃度とその半減期からKrの放射性濃度を求めた。放射性濃度が検定されたこのKr気体状線源を空気で希釈したのち、電離箱に充填して電離電流を測定した。種々のKr濃度について実験を行なった結果、Krの空気中濃度とこれに対応する電離箱の飽和電離電流の関係が求められ、校正定数5.4210A/Ci・cmが得られた。