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市川 正一; 川名子 翔; 西尾 竜一; 脇本 文次; 藤村 智史; 小林 孝典; 坂本 勉
JAEA-Review 2015-009, 210 Pages, 2015/07
平成26年5月に実施した高速増殖原型炉もんじゅの配管支持構造物の点検において、4機の配管支持構造物に接合ピンの抜け止め用割ピンの欠損が確認された。ロッドレストレイントの1機及びコンスタントハンガの1機に関しては割ピンが脱落しており、メカニカル防振器の2機に関しては割ピンが両端とも折損していた。本事象の原因調査の結果、折損した割ピンの破面にディンプルパターンが確認されたことから、破壊形態は延性破壊であることが分かった。外力を接合ピンに負荷することによる割ピンの破断に関する再現試験でも同様の破面形態が得られた。その他の原因究明調査結果も含め、総合的に判断して、接合ピン軸方向に外力が負荷され、割ピンにせん断応力が働き、折損したと考えられる。本報では、本事象に係る原因調査の内容、結果及び再発防止対策を報告するものである。
川名子 翔; 光元 里香; 二神 敏; 巣瀬 巌; 江沼 康弘
no journal, ,
「もんじゅ」の廃止措置段階においては安全性を確保しつつ、一方では運用の範囲を合理的に設定したい。この検討の一環として、空調設備が停止した場合の雰囲気温度上昇について評価・検討を実施し、実測値との比較により、電気・計測設備の熱的耐性を検討した。電気・計装設備の熱的ハザード要員となる空調設備停止時の電気・計装設備の耐性について、簡易計算モデルによる1点近似伝熱計算にて評価できることを実測値との比較により確認した。これらの計算モデルを用いて、対象区画の雰囲気温度変化を評価し、電気・計装設備の使用環境条件温度の上限である40Cに到達するまで、様々な対応をとることができる時間的裕度が確保されることを確認した。
磯部 祐太; 林 長宏; 谷垣 考則; 三好 伸明; 川名子 翔; 小幡 行史; 小林 孝典
no journal, ,
「もんじゅ」の廃止措置を進める中で、系統内のナトリウムは漏えいリスクを低減するために順次、抜取してタンクに固化するが、配管・機器等においては内部表面にナトリウムが付着し、構造上滞留する箇所や狭隘部においてはナトリウムが残留する。ナトリウムは化学的に活性であるため、ナトリウム機器を安全に解体するためには、残留ナトリウムの量や影響を事前に把握しておくことが重要となる。「もんじゅ」のナトリウム機器に対して残留ナトリウム量の机上評価を行い、すべてのナトリウム機器において少なからず残留ナトリウムが存在すること及びその残留量を把握した。また、机上評価の検証の一環として、配管・機器内の実際の残留ナトリウムの状況を確認するためにガンマ線透過撮影を行い、机上評価の結果と大きな差異がないことを確認した。今後、残留ナトリウムの回収や処理等について計画を進める。