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報告書

NUCEF放射性廃棄物の廃棄施設

小林 紀; 川村 隆一

JAERI-Tech 99-045, 141 Pages, 1999/06

JAERI-Tech-99-045.pdf:5.38MB

NUCEF内の放射性廃棄物の廃棄施設は、気体廃棄物の廃棄施設、液体廃棄物の廃棄設備、固体廃棄物の廃棄設備からなる。NUCEF内で発生する気体廃棄物は、フィルタ装置によって、十分に放射性気体廃棄物を処理して排出基準値以下の濃度で排気筒から排気する。また、液体及び固体の放射性廃棄物はそれらの性状に応じて、NUCEF内及び東海研究所内の放射性廃棄物処理施設で処理可能な物は処理を行った後、廃棄する。そのほかのものは本施設内で厳重かつ十分な維持・管理の下に貯蔵・保管を行う。本書は、これら放射性廃棄物の廃棄施設、設備の概要、設計条件、機器仕様等についてまとめたものである。

報告書

周方向貫通欠陥付3インチ口径炭素鋼配管の延性破壊挙動

中城 憲行; 柴田 勝之; 鬼沢 邦雄; 川村 隆一; 大場 敏弘; 宮園 昭八郎

JAERI-M 88-130, 120 Pages, 1988/07

JAERI-M-88-130.pdf:3.45MB

軽水炉圧力バウンダリ配管の構造安全設計に漏洩先行破損(LBB)概念を適用するに当っては、配管の破壊条件やき裂開口面積等の破壊挙動を明らかにしておく必要がある。原研ではLBB研究の一環としてステンレス鋼配管およびSTS42炭素鋼配管の曲げ荷重下での破壊試験を進めている。本報告書は、小口径炭素鋼配管の破壊挙動を明らかにするため室温大気中に於いて貫通欠陥付3インチ口径STS42炭素鋼配管の4点曲げ試験を実施した結果および実断面応力基準の適用性、J-R曲線、き裂開口面積等の評価をまとめたものである。実断面応力基準の適用性について検討した結果、安全側評価となっていることが明らかとなった。

報告書

軽水炉配管材の延性不安定破壊に関する研究,第3報; 炭素鋼管製中央貫通または未貫通切欠き付引張試験片の室温における破壊挙動

鬼沢 邦雄; 柴田 勝之; 安田 祐司; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

JAERI-M 87-077, 83 Pages, 1987/06

JAERI-M-87-077.pdf:5.4MB

日本原子力研究所では、LBB概念に関連して配管の破壊挙動を明らかにするために、ステンレス鋼配管及び炭素鋼配管の延性不安定性破壊実験を実施している。本報告書は、以前に行ったSTS42鋼管より採取した中央貫通切欠き付平板試験の延長として同一試験片に貫通及び未貫通切欠きを施して静的引張試験及び延性不安定破壊試験を行った結果をまとめたものである。

報告書

周方向貫通切欠きを有する3インチ口径; SUS304鋼配管の延性破壊挙動に関する研究

安田 祐司; 柴田 勝之; 鬼沢 邦雄; 川村 隆一; 大場 敏弘; 宮園 昭八郎

JAERI-M 87-068, 111 Pages, 1987/05

JAERI-M-87-068.pdf:3.0MB

日本原子力研究所では、軽水炉冷却材圧力バウンダリ配管のLBBに関する試験研究を実施している。本報告書は、周方向貫通切欠きを加工したオーステナイト系ステンレスSUS304鋼3インチ口径配管を供試配管として、室温大気中で実施した4点曲げ試験により明らかになった配管の延性破壊挙動についてまとめたもである。

報告書

軽水炉配管材の延性不安定破壊に関する研究,第2報; ステンレス鋼製中央切欠き付引張試験片の室温引張り荷重下における破壊挙動

安田 祐司; 柴田 勝之; 大場 敏弘; 川村 隆一; 鬼沢 邦雄; 宮園 昭八郎

JAERI-M 86-098, 104 Pages, 1986/07

JAERI-M-86-098.pdf:6.85MB

日本原子力研究所では、軽水炉圧力バウンダリ配管の Leak Before Break(破断前漏洩)に関する試験研究の一環として、オ-ステナイト系ステンレス鋼配管、および炭素鋼配管を用いた試験を実施している。本報告書は、配管試験を実施する上で必要となる基礎的デ-タを取得する為に実施した試験結果をまとめたものである。この試験では、原子力用ステンレス鋼配管 Type 304NGから切り出した中央切り欠き付引張り試験片を用いて、室温大気中で引張り試験を実施し、さらに皿バネを装着した延性不安定破壊試験を実施して その破壊挙動を調べた。試験結果から、実断面応力基準の有効性、及びTearing Instability クライテリオンの有効性を明らかにした。

報告書

貫通または未貫通欠陥を有する6インチ口径SUS304鋼配管およびSTS42炭素鋼配管の延性破壊挙動

柴田 勝之; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎; 金子 正; 横山 憲夫

JAERI-M 86-078, 66 Pages, 1986/05

JAERI-M-86-078.pdf:1.66MB

軽水炉圧力カバウンダリ配管では破断前漏洩(Leak Befor Break)が成立し、ギロチン破断想定は必要がないと言う考えが今日広く認識されつつある。LBB概念を実証する為の試験研究やLBB概念を導入した配管設計基準づくりも各国で進められている。原研では、LBBに係わる研究の一環として配管の延性不安定破壊試験を58年度より実施している。本報告書はこれまでに実施した室温の不安定破壊試験結果を纏めたものである。試験は、6インチ口径のSUS304鋼管またはSTS42管製試験体を使用し、高コンプライアンスまたは低コンプライアンス条件で、4点曲げ荷重により行い、配管の破壊挙動を調べた。

論文

周方向欠陥を有するSUS304鋼配管の延性破壊挙動とLBB評価

柴田 勝之; 金子 正*; 横山 憲夫*; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

圧力技術, 24(5), p.236 - 244, 1986/00

軽水炉圧力バウンダリ配管では、破断前漏洩(LBB)が成立するという認識が今日定着しつつあり、ギロチン破断を想定した従来の基準に代わってLBB概念を導入した設計基準の策定が各国で検討されている。LBBの成立を実証するための試験研究も各国で進められている。原研ではLBBに関する試験研究の一環として、配管における延性破壊条件を明らかにするため、配管の不安定破壊試験を進めている。本論文は、これまでに実施した試験のうち室温試験結果をまとめたものである。試験は、6インチ口径のSUS304鋼配管試験体を使用し高コンプライアンスまたは低コンプライアンス条件で4点曲げ荷重により実施し、配管の延性破壊挙動を調べた。

論文

複数表面欠陥からの疲労亀裂伝播挙動評価法,II; 複数表面欠陥付直管試験体の疲労試験結果と亀裂伝播評価結果との比較

柴田 勝之; 横山 憲夫*; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

日本原子力学会誌, 28(3), p.258 - 265, 1986/00

 被引用回数:13 パーセンタイル:79.17(Nuclear Science & Technology)

構造機器の非破壊検査において、表面欠陥は最も頻度高く発見される欠陥であり、それからの亀裂伝播寿命を正しく評価することは構造機器の健全性を保持していくうえで重要である。著者らは、表面亀裂の伝播評価法に関する研究を進めているが、複数表面亀裂の交渉効果や表面効果の実験式に基づき、これらを考慮した伝播評価法をすでに提案している。一方、評価法を機器の寿命評価に適用するに当たっては、構造モデルを用いた実験を行いその適用性を十分検証しておくことも必要と考える。本報では、繰返し曲げ荷重を受ける複数表面欠陥付直管試験体を用いて亀裂伝播試験を行い、亀裂伝播挙動を調べ更に提案した評価法の適用性を検討した。その結果、本評価法により直管試験体の疲労寿命に関して若干安全側の寿命評価結果が得られた。

論文

複数表面欠陥からの疲労亀裂伝播挙動評価法,(III);複数表面欠陥付曲管試験体の疲労試験結果と亀裂伝播評価結果との比較

柴田 勝之; 横山 憲夫*; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

日本原子力学会誌, 28(11), p.1056 - 1065, 1986/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:20.71(Nuclear Science & Technology)

構造機器の疲労寿命評価にあたっては、表面欠陥からの疲労亀裂伝播挙動の把握が実用上重要である。この観点から、著者らは表面亀裂の伝播評価法に関して一連の試験研究を進めてきた。すでに、平板試験片の試験結果に基づき複数表面亀裂の干渉効果や表面効果を考慮した疲労亀裂伝播評価法を提案した。さらに、複数欠陥付直管試験体の疲労試験も実施し、直管内面における複数表面亀裂の伝播挙動も把握するとともに亀裂伝播評価結果との比較も行った。本報では、直管試験体の試験に引き続き実施した曲管試験体の疲労試験結果について述べる。この試験では、面内曲げ荷重負荷を受ける曲管脇腹部内面における複数表面亀裂の伝播挙動を調べ、いくつかの知見が得られた。また、亀裂伝播評価結果との比較を行い、提案した評価法の適用性も検討した。

報告書

軽水炉配管材の延性不安定破壊に関する研究; 引張り荷重下での炭素鋼製中央切欠き平板の室温における破壊挙動

金子 正; 柴田 勝之; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

JAERI-M 85-064, 80 Pages, 1985/05

JAERI-M-85-064.pdf:4.13MB

本報告は、炭素鋼管より切り出した中央切欠き平板の室温、引張り荷重下における破壊挙動に関する試験結果をまとめたものである。この試験研究では、上記平板の引張試験及び延性不安定破壊試験を実施し、次の項目について検討を行なった。(1)実断面応力による破壊挙動の評価、(2)J-R曲線の作成、(3)J積分に基づくTearing Instabilityクライテリオンによる延性不安定破壊の予視。その結果、次の知見が得られた。(I)周方向貫通欠陥を有する配管の崩壊荷重値は、下式に示す流動応力$$delta$$fを用いた実断面応力崩壊基準により推定できる。$$Delta$$f=0.6($$delta$$y+$$delta$$u)但し、$$delta$$y:0.2%耐力、$$delta$$u:31引張強さ (II)高コンプライアンスを有する系のき裂進展の安定性は、J積分に基づくTearing Instabilityクライテリオンにより安全側に評価できる。

論文

複数表面欠陥からの疲労亀裂伝播挙動評価法,I; 表面欠陥付SUS304L鋼製平板試験片の亀裂伝播試験結果と伝播評価法

柴田 勝之; 横山 憲夫; 大塚 敏弘*; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

日本原子力学会誌, 27(3), p.250 - 261, 1985/00

 被引用回数:13 パーセンタイル:81.94(Nuclear Science & Technology)

複数表面き裂の伝播問題は構造機器の疲労寿命評価において実用上の重要性が高い問題であり、この観点からこれまで多くの研究が行われてきたが、表面効果や干渉効果等について未だ明らかでない面も多い。本研究では、上記の表面効果や干渉効果について実験的に検討するために、複数表面欠陥付平板試験片を用いて3ケースの疲労き裂伝播試験を行った。試験結果から表面効果および干渉効果について評価式が得られた。これらの評価式を基にき裂形状変化を含めた複数表面き裂の伝播予測法を提案するとともに試験結果と比較した。さらに、表面き裂の伝播中における形状変化や非合体隣接き裂判定法についても検討した。

報告書

複数表面欠陥付平板・配管試験体の疲労試験結果および疲労き裂伝播評価法の検討

柴田 勝之; 横山 憲夫; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

JAERI-M 84-037, 85 Pages, 1984/03

JAERI-M-84-037.pdf:3.28MB

配管疲労試験ではこれまでに各種の配管試験体を供試体に用いた疲労試験および、その他材料特性試験や平板試験等を実施してきた。本報はそのうち平板試験、直管試験および曲管試験についてまとめたものである。平板試験では、複数表面欠陥付平板試験体を用いた疲労試験を行い、表面欠陥伝播における自由表面効果および隣接欠陥の干渉効果について検討した。また、この結果を基に複数表面欠陥の伝播評価法を提案した。直管試験および曲管試験では複数内面欠陥付直管および曲管試験体を供試体とした疲労試験を実施し、配管内面における複数欠陥からの疲労き裂伝播挙動を調べた。以上の試験から得られた複数欠陥の伝播挙動といくつかの方法によるき裂伝播評価法結果とを比較した。

報告書

SUS304鋼溶接部の疲労き裂伝播に関する研究; 残留応力の解放・再分布に関する実験とFEM解析結果

柴田 勝之; 川村 隆一; 横山 憲夫

JAERI-M 83-021, 27 Pages, 1983/02

JAERI-M-83-021.pdf:0.66MB

構造物の溶接部では溶接に基因した破損の事例がしばしば見られる。溶接部における破損原因のひとつとして溶接残留応力の存在が指摘されており、その影響を明らかにすることが研究課題のひとつとなっている。本研究ではき裂伝播時における溶接残留応力の影響を明らかにするための一連の試験を進めている。本報告書では、上記試験研究のうち、き裂伝播にともなう残留応力の解放・再分布挙動を調べた3ケースの実験結果およびFEM解析結果についてまとめた。実験は溶接残留応力を付加した中央き裂試験片を用いて実施した。実験および解析結果からき裂伝播にともなって残留応力がき裂前方へと再分布される様子や、き裂通過後における塑性変形の挙動等について明らかにした。

報告書

表面欠陥付平板試験片のき裂伝播試験結果およびき裂伝播評価法の検討

柴田 勝之; 横山 憲夫; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

JAERI-M 82-208, 56 Pages, 1982/12

JAERI-M-82-208.pdf:1.45MB

表面欠陥は構造機器の検査において最も頻繁に発見される欠陥のひとつであり、その伝播挙動を把握することは構造機器の安全評価上重要な課題である。これまで各種の配管疲労試験において配管試験体における複数内面欠陥の伝播挙動を調べた。今回の試験では、表面欠陥の伝播における基礎データを求める目的で表面欠陥付平板試験片の疲労試験を配管疲労試験の一環として実施した。試験結果から表面欠陥の伝播における表面効果係数および干渉効果係数の表示式が得られた。これらの係数を基に表面欠陥の伝播予測を行うとともに他の方法による予測も行い実験結果と比較した。本報で示す予測法が最も良く実験結果と一致した。

報告書

SUS304鋼溶接部の疲労き裂伝播に関する研究; 溶接残留応力下でのき裂伝播挙動の予測

柴田 勝之; 川村 隆一

JAERI-M 82-049, 27 Pages, 1982/05

JAERI-M-82-049.pdf:0.92MB

構造物の溶接部では、しばしば高い残留応力が発生し、これに基因したき裂の発生および伝播による破損が多く起っている。溶接残留応力がき裂発生が伝播に多くの影響を持つことは従来から指摘されているが、残留応力を定量的に把握することやき裂伝播との相互作用の解析が困難であることから、き裂伝播におよぼす残留応力の影響に関してはあまり明らかにされていない。残留応力中を疲労き裂が伝播するとき、き裂伝播にともなって残留応力の解放・再分配が起こる。また、残留応力と疲労荷重の重畳効果も発生する。本報では以上のようなッ残留応力中のき裂伝播挙動予測に関して簡易解析法を提案するとともに、予測結果と実験結果の比較を行った。

論文

Fatigue behavior of pipes containing multiple flaws in inner surface

柴田 勝之; 横山 憲夫; 大場 敏弘; 川村 隆一; 宮園 昭八郎

Nucl.Eng.Des., 74(2), p.199 - 213, 1982/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:22.52(Nuclear Science & Technology)

著者らはこれまでに、いくつかの配管試験体を使用し配管内面における複数欠陥からのき裂伝播、合体等の挙動を調べている。本論文は直管試験体および曲管試験体を用いて実施した疲労試験結果をまとめたものである。疲労試験は内表面に人工欠陥を加工した2体の直管試験体および2体の曲管試験体について行った。疲労試験中、超音波探傷法およびビーチマーク法によって複数き裂の伝播挙動を調べた。試験から得られた深さ方向へのき裂伝播曲線およびき裂形状変化について実験結果と2種類の方法によるき裂伝播解析結果との比較を行った。

報告書

Fatigue Test Results of Straight Pipe with Flaws in Inner Surface

柴田 勝之; 大場 敏弘; 川村 隆一; 横山 憲夫*; 宮園 昭八郎

JAERI-M 9246, 46 Pages, 1981/01

JAERI-M-9246.pdf:2.96MB

本研究では外径300mmのステンレス鋼管を供試管に使用し、内面に複数の欠陥を有する直管試験体の疲労および破壊試験を実施した。試験は溶接継手付および母材試験体の2ケースについて行い、複数の内面欠陥の伝播、合体の挙動およびき裂成長後における静荷重による破壊の進展について調べた。き裂伝播計測には超音波探傷法、スメックゲージ法、およびビーチマーク法などを用い良好な測定結果が得られた。また、破壊試験では写真撮影によって試験体外表面におけるき裂進展を測定した。

論文

Fatigue and fracture behavior of straight pipe with flaws in inner surface

柴田 勝之; 大場 敏弘; 川村 隆一; 横山 憲夫*; 宮園 昭八郎

Nucl.Eng.Des., 66(1), p.33 - 45, 1981/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:36.89(Nuclear Science & Technology)

内面に3個の複数欠陥を有する直管試験体を用いて疲労試験を実施し、複数の内面欠陥の伝播、合体および貫通に到る挙動を調べた。さらに、疲労き裂が大きな単一欠陥へと伝播、合体し、わずかに板厚を貫通した後、静的荷重を試験体に負荷し破壊試験を実施した。 試験は溶接付および溶接なしの2体の直管試験体について実施した。 疲労試験の結果から得られた深さ方向へのき裂伝播曲線と、ASME Code Sec.XIに定められた方法による伝播解析を比較した結果、実験結果はかなり伝播速度が低く、ASME Codeにおける解析法は安全側の結果を与えた。 破壊試験の結果から、大きな内面欠陥が試験体にある場合でも試験体はかなりの荷重に耐え得ることが分った。

報告書

SUS 304鋼溶接部の疲労き裂伝播に関する研究; 溶接部の機械的性質と母材,溶接金属,熱影響部のき裂伝播

柴田 勝之; 川村 隆一; 神野藤 保夫*

JAERI-M 8900, 75 Pages, 1980/06

JAERI-M-8900.pdf:3.36MB

構造物に生ずる破損例のうち溶接部に関係した破損の割合が非常に高く、その原因は溶接部の材質劣化、溶接残留応力、溶接欠陥等であることが知られている。このうち溶接残留応力の問題については残留応力の量的把握が困難なことからあまり明らかにされていない。本研究では疲労き裂伝播におよぼす溶接残留応力の影響を明らかにするため、溶接部周辺に引張残留応力が生ずるように製作した試験片を用い、いくつかの亀裂伝播実験を実施した。その結果溶接部周辺での疲労き裂伝播に関し、いくつかのことが明らかになった。

論文

Prediction of fatigue crack growth and experimental result on overload retardation

柴田 勝之; 橋本 宗到*; 川村 隆一

Nucl.Eng.Des., 59(2), p.411 - 422, 1980/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)

単調な繰返し荷重下での疲労き裂伝播速度は、応力拡大係数の関数として表現されることは広く知られているが、複雑な荷重条件下での伝播速度を予測する方法はまだ確立されていない。とくに疲労荷重中に負荷される過大荷重は、その後のき裂伝播を遅らせる効果を持つことが多くの実験結果から明らかにされている。本研究ではこの過大荷重効果についてき裂先端の残留応力に注目した解析を行ない、き裂伝播遅延予測を行なった。さらに内圧が負荷される直管試験体を用いた実験を行ない予測結果を比較した。

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