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飯島 和毅; 戸村 努*; 庄司 芳之*
Applied Clay Science, 49(3), p.262 - 268, 2010/06
被引用回数:39 パーセンタイル:71.76(Chemistry, Physical)モンモリロナイトコロイドに対するCsの収着及び脱離挙動を調べた。イオン交換・表面錯体モデルにより、Csの収着及び脱離挙動を良好に再現することができた。0.005Mより高いCs濃度で処理されたベントナイトは、Csの層間への固定につながると考えられる層間距離の減少が認められた。本研究では、Cs濃度が0.0001Mより低いので、モンモリロナイトコロイドへのCs収着は可逆であると考えられた。
飯島 和毅; 庄司 芳之*; 戸村 努*
Radiochimica Acta, 96(9-11), p.721 - 730, 2008/00
被引用回数:10 パーセンタイル:52.81(Chemistry, Inorganic & Nuclear)Amコロイドの生成を考慮して、弱アルカリ・低イオン強度条件下において、ベントナイトコロイドに対するAmの分配係数を評価した。得られた値は、大きなモンモリロナイト粒子について報告されている文献値に比べ、大きかった。これは、ベントナイトコロイドの1桁大きい反応サイト密度によるものと考えられた。比較的簡易で多くの核種に適用可能なメカニスティック収着モデルのベントナイトコロイドへの適用性も検討した。
飯島 和毅; 庄司 芳之; 戸村 努*
no journal, ,
ベントナイトコロイドに対するAm(III)の収着特性を調べた。得られた分配係数は、イオン交換及び表面錯体反応を仮定して求めた計算値より大きくなった。これは、ベントナイトコロイドがコロイドより粒径の大きいベントナイトに比べ、表面錯体反応に寄与するサイト密度が高いためと考えられた。
飯島 和毅; 庄司 芳之; 戸村 努*
no journal, ,
酸滴定によりベントナイトのプロトン収着サイト密度を調べた結果、ベントナイトコロイドは粒径の大きいものに比べて高い収着サイト密度を有すると考えられた。このように、前報でAmに対する分配係数が大きいことの一因と推測したベントナイトコロイドの高い収着サイト密度を、実験的に確認した。
飯島 和毅; 庄司 芳之; 戸村 努*
no journal, ,
ベントナイトコロイドに対するAmの収着特性を調べた。Amコロイドの生成を考慮して分配係数を求めたところ、JNC-SDBに収録されている既存のベントナイトに対するAmの分配係数より大きな値が得られた。酸塩基滴定では、ベントナイトコロイドは粒径の大きいベントナイトに比べて、大きなエッジサイト密度を示した。イオン交換及び表面錯体反応を仮定した収着モデルにより分配係数を求めたところ、pH8では実験値と同程度の値が得られた。これらの結果から、ベントナイトコロイドがコロイドより粒径の大きいベントナイトに比べ、表面錯体反応に寄与するエッジサイト密度が高いため、高い分配係数を示したと考えられた。