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論文

阿寺断層帯中部, 加子母長洞地区における断層活動

廣内 大助*; 安江 健一; 道家 涼介*

日本活断層学会2012年度秋季学術大会講演予稿集, p.52 - 53, 2012/11

地層処分のサイト選定や原子力施設の耐震評価においては、活断層の活動時期や周辺の断層との連動などを把握することが重要である。本研究では、詳細な活動時期の決定や断層運動の連動様式について、検討に必要なデータが多く得られている阿寺断層帯を事例にする。本断層帯の最新活動はこれまでの研究から、断層帯の南部から中北部が活動したと考えられている。一方で、一つ前の活動は中北部で約1000年前、南部で約3000年前であり、中北部と南部で活動時期が異なると考えられている。中北部と南部の間には断層が複数分布するが、活動時期の資料がわずかなことから断層ごとの活動時期や中北部と南部との連動様式は明らかではない。今回、この断層帯の中北部と南部の間に位置する地域において活断層露頭を発見し、堆積物と断層との関係を明らかにした。さらにC-14年代測定を実施し、この断層の活動時期の一つは約3500年前から4000年前の間であることがわかった。この活動は中北部の二つ前の活動に対応する可能性がある。今後、最新活動時期や断層帯の中北部と南部との連動様式などを議論していく必要がある。

論文

完新世における阿寺断層帯湯ヶ峰断層の活動

廣内 大助*; 安江 健一; 内田 主税*; 平松 孝晋*; 谷口 薫*; 杉戸 信彦*; 金田 平太郎*

活断層研究, (27), p.201 - 209, 2007/06

阿寺断層帯を構成する活断層の一つである湯ヶ峰断層において、完新世の活動履歴を明らかにするためにトレンチ掘削調査を実施した。その結果、腐植土や礫層を変位させる断層を確認し、傾斜不整合などの証拠から少なくとも4回の地震活動が明らかになった。

口頭

放射性炭素年代を用いた黒色土の層序対比と断層変位基準認定への活用

安江 健一; 廣内 大助*; 國分 陽子; 松原 章浩; 古澤 明*

no journal, , 

地層処分のサイト選定や原子力施設の耐震評価においては、断層の活動時期の把握が重要である。本研究では、放射性炭素年代を用いた詳細な活動時期の推定手法の開発を進めている。活断層の活動時期を正確に把握するためには、断層周辺の堆積物の堆積時期を高精度に決定する必要がある。そこで本研究では、断層周辺の黒色土を用いて、放射性炭素年代測定を深さ方向に連続に実施し、活断層の活動時期を推定した。測定試料は、横ずれ活断層である阿寺断層のトレンチ壁面から採取された黒色土である。測定の結果、黒色土は、下部から順に約4000年前から2000年前に向かって若くなる傾向がある。このことから、約4000年前から2000年前に断層は変位していないと考えられる。また、下盤側の黒色土の上位において、層厚20cm程の年代値は、どの深度でも2000年前頃である。このような断層付近での堆積速度の変化の原因の一つとして断層変位があり、2000年前頃の活動が示唆される。本結果の解釈については、阿寺断層帯全体の活動セグメントの問題も踏まえて活動の時空分布を慎重に検討する必要がある。

口頭

活断層露頭における黒色土の放射性炭素年代の深度分布によるイベント認定の試み

安江 健一; 廣内 大助*; 松原 章浩; 國分 陽子

no journal, , 

地層処分のサイト選定や原子力施設の耐震評価においては、断層の活動時期の把握が重要である。活断層の活動時期を正確に把握するためには、断層周辺の堆積物について確度の高い堆積時期の決定が必要である。そのため、本研究では、断層周辺の黒色土を用いて、深度方向に連続的な放射性炭素年代の分布を明らかにし、活断層の活動に係るイベントの認定について検討した。測定試料は、横ずれ活断層である阿寺断層のトレンチ壁面から採取された黒色土である。測定の結果、約1万$$sim$$2千年前の値が得られ、深度が浅くなるに連れて若くなる傾向が認められたが、一部で速度が速くなる部分(約7,500年前、約2,000年前)や年代値が逆転する部分(約6,000年前、約4,000年前)が存在する。これらは、断層変位の低下側での堆積量の増加、断層変位や地震動による崩壊に伴う下位層の混入が考えられる。このように、黒色土の放射性炭素年代測定を連続で行うことで、これまで見落とされていた地質イベントも検出できる可能性がある。本結果の解釈については、阿寺断層全体の活動セグメントの問題も踏まえて慎重に検討する必要がある。

口頭

Identification of faulting events based on radiocarbon ages of continuous black soil along active fault in trench wall

安江 健一; 廣内 大助*; 國分 陽子; 松原 章浩; 古澤 明*

no journal, , 

断層活動イベントを詳細に把握する手法を開発するため、活断層沿いの黒色土を下部から上部へ隙間なく連続に採取し、C-14年代測定を行った。その結果、黒色土はほぼ一定の速度で堆積しているが、一部で堆積速度の増加や堆積年代の逆転の異常が認められた。これらの異常は、断層変位による上昇側の崩壊や低下側での窪地の形成によって引き起こされたと考えられ、測定の結果は、7,500, 6,000, 3,500, 2,000年前に断層活動イベントが発生した可能性を示している。今後は、同じ活断層の別の地点において本研究と同様の年代測定を行い、断層活動イベントを検討することが課題である。

口頭

糸魚川-静岡構造線活断層帯神城断層中北部における断層活動

廣内 大助*; 松多 信尚*; 石山 達也*; 杉戸 信彦*; 竹下 欣宏*; 水谷 光太郎*; 安江 健一*; 藤田 奈津子; 澤 祥*; 道家 涼介*; et al.

no journal, , 

神城断層は糸魚川-静岡構造線活断層帯の最北部を構成する活断層であり、地表で確認できる長さは小谷村南部から大町市北部の木崎湖南までの約27kmに及ぶ。神城断層では2014年にM6.7の長野県北部の地震が発生し、白馬村北城から神城の約9kmに渡って断続的に地表地震断層が出現し、その上下変位量は最大で約1mに達した。発表者らは2014年に出現した地震断層やその延長部において、神城断層の過去の活動履歴を調査し、累積変位を示す完新世の変動地形の情報と合わせて、神城断層が過去にどのような地震を引き起こしてきたのかを明らかにすることを目的とした調査を実施している。その中で2014年地震のような規模の地震が、いわゆる固有地震とどのような関係にあるのか、また今回活動しなかった区間を含めた活動時期や地震規模を議論することを目指している。平成29年度は白馬村北城の白馬駅東方地点において、トレンチ掘削調査を実施した。

口頭

糸魚川-静岡構造線断層帯神城断層南部における活動履歴調査

水谷 光太郎*; 廣内 大助*; 松多 信尚*; 石山 達也*; 杉戸 信彦*; 安江 健一*; 竹下 欣宏*; 藤田 奈津子; 澤 祥*; 道家 涼介*; et al.

no journal, , 

2014年11月22日に発生した神城断層の一部を震源とする長野県神城断層地震(M6.7)は断層のおよそ北半分において最大変位量約1mに及ぶ地表地震断層を出現させた。地震後、変位量調査やトレンチ掘削調査などが行われ、一つ前の地震は1714年の小谷地震の可能性が高いことなど徐々に明らかになっている。一方で、断層南半部の活動履歴など断層の活動履歴などは断層北半部と比較してまだ十分ではない。本研究では、神城断層における空中写真判読、変動地形の記載を行い、またトレンチ掘削調査を実施した。青木湖南岸では2条の断層が指摘されるが最も東側の断層の北延長において、新たに左屈曲した尾根や河谷を見出した。尾根は湖成層によって構成されるバルジであり約2万年前(21330$$pm$$90yrBP)の年代値が得られた。また、他の層として、腐植層最下部の試料からは4720$$pm$$30yrBPの年代値が得られ、約4700年前以降少なくとも2-3回のイベントが認められた。今後その他イベントの年代に関わる試料の年代測定を進めていく。

口頭

トレンチ掘削調査に基づく糸魚川-静岡構造線神城断層の活動時期

廣内 大助*; 松多 信尚*; 石山 達也*; 安江 健一*; 杉戸 信彦*; 竹下 欣宏*; 藤田 奈津子; 澤 祥*; 水谷 光太郎*; 谷口 薫*

no journal, , 

2014年に発生した長野県北部の地震(神城断層地震)で地表地震断層が現れた神城断層の活動履歴や断層構造の解明を目的としたトレンチ掘削調査を、白馬村北城塩島地区において実施した。調査では、2014年に最大変位が出現した断層崖を横切る方向で、長さ約15m、幅約5m、深さ最大で約3mのトレンチ調査溝を掘削し、明瞭な活断層による地層の変形や活動履歴解明に資する構造を確認した。本調査から、2014年を含めて3回の断層活動を読み取ることができた。

口頭

三陸海岸における宇宙線生成核種濃度測定による海成段丘面の露出年代値の推定

若狭 幸*; 石山 達也*; 廣内 大助*; 松多 信尚*; 藤田 奈津子; 越後 智雄*

no journal, , 

東北日本太平洋側に位置する三陸海岸沿いには複数段の海成段丘面が広く分布しており、長期的に隆起傾向にある。海成段丘面の形成年代については、Toyaなどの広域テフラを指標として推定されている。しかし、年代指標に乏しいため、これらの形成年代については不確実性が大きい。また、段丘形成やそれと関連する長期的地殻変動のメカニズムに関しては不明な点が多い。そこで、本研究では、三陸海岸沿いに形成された海成段丘面の形成メカニズムとそれと関連する長期的地殻変動を明らかにするために、段丘面の分布の再検討と形成年代の推定を行った。

口頭

$$^{10}$$Be dating of middle-late Pleistocene uplifted marine terraces in northern Pacific coast of Northeastern Japan

若狭 幸*; 石山 達也*; 廣内 大助*; 松多 信尚*; 藤田 奈津子; 越後 智雄*

no journal, , 

東北地方太平洋沿岸における形成年代と沿岸隆起の長期速度を推定するために、Be-10年代測定に基づいて海洋段丘および河川段丘の表面被曝年齢を決定した。

口頭

阿寺断層帯中部におけるピット調査と放射性炭素年代測定

安江 健一*; 原田 隼輔*; 國分 陽子; 廣内 大助*

no journal, , 

本研究では、阿寺断層帯の中で活動時期に関する情報が比較的少ない断層帯中部に位置する中津川市加子母二渡地区において実施したピット調査の結果と、そこから採取した黒色土の連続試料の$$^{14}$$C年代測定の結果について報告する。測定試料は、断層を挟んで両側の黒色土から深度方向に5cm程度の間隔で連続に採取し、塩酸と水酸化ナトリウムによる処理を行い、アルカリ可溶成分(フミン酸)と不溶解成分(ヒューミン)を測定試料とした。大局的には下位から上位へ年代値が若くなるが、詳細には、上位へ徐々に年代値が若くなる部分、ほぼ同じ年代値が連続する部分、年代値が逆転する部分が見られた。上位へ徐々に年代値が若くなる部分は、時間の経過とともに黒色土が徐々に形成される通常の森林内の状態と考えられる。ほぼ同じ年代値が連続する部分は、急速な堆積が発生したと考えられ、年代値が逆転する部分は、上位に古い黒色土が堆積したと考えられる。これらは何らかのイベントの発生を示しており、例えば、断層が上下変位した後に上盤から古い黒色土が急激に供給されたことが考えられる。どのようなイベントかについては、慎重に検討する必要がある。

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