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石井 賢司; 稲見 俊哉; 大和田 謙二; 葛下 かおり; 水木 純一郎; 村上 洋一; 石原 純夫*; 遠藤 康夫*; 前川 禎通*; 廣田 和馬*; et al.
Journal of Physics and Chemistry of Solids, 66(12), p.2157 - 2162, 2005/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Chemistry, Multidisciplinary)LaSrMnO(x=0.2,0.4)についてMnのK吸収端での共鳴X線非弾性散乱法により電子励起の研究を行った。ホールドープで金属化したことによるギャップの消失がLaSrMnOにおいて観測できた。また、温度により金属絶縁体転移を示すLaSrMnOでは、散乱強度の温度変化に顕著な異方性が見られており、これはMn酸化物に特有の軌道自由度を反映した異方的な電子状態の変化を捉えたものと考えられる。
石井 賢司; 稲見 俊哉; 大和田 謙二; 葛下 かおり; 水木 純一郎; 村上 洋一; 石原 純夫*; 遠藤 康夫*; 前川 禎通*; 廣田 和馬*; et al.
Physical Review B, 70(22), p.224437_1 - 224437_6, 2004/12
被引用回数:19 パーセンタイル:64.26(Materials Science, Multidisciplinary)ホールドープしたマンガン酸化物(LaSrMnO、及び)の電子励起について共鳴非弾性X線散乱による研究を行った。強相関電子系におけるドーピング効果を初めて観測することができた。散乱スペクトルにはモットギャップの残存を示すピークが残っている。それと同時に、部分的にギャップが埋まっており、スペクトル強度は低エネルギーにシフトしている。スペクトルの運動量依存性はほとんどなく、ドープ前のLaMnOと同程度である。一方、の低エネルギー励起では散乱強度の温度依存性に異方性が見られ、それは磁気相互作用の異方性、及び、そのもととなる軌道の効果を示唆するものである。
石井 賢司; 稲見 俊哉; 大和田 謙二; 葛下 かおり*; 水木 純一郎; 村上 洋一*; 石原 純夫*; 遠藤 康夫*; 前川 禎通*; 廣田 和馬*; et al.
no journal, ,
硬X線領域での共鳴非弾性X線散乱(RIXS)は、運動量分解能や元素選択能のある分光法として発展してきている。現在までの研究対象のほとんどは強相関遷移金属酸化物であり、遷移金属の吸収端を利用したものである。その場合、散乱の偏光依存性はX線吸収・放出にかかわる電子の対称性によって決まる。一方、中間状態での価電子の励起には局在している正孔の方が主要な役割を果たしており、空間的に広がった電子と価電子との相互作用は小さいと考えられている。その結果、励起の偏光依存性に関する議論はほとんどなされてこなかった。われわれの考えは、小さいながらも電子と価電子との相互作用は偏光依存性を考えるうえでは重要で、通常のラマン散乱と同様にRIXSにおいても偏光には対称性に関する情報が含まれているというものであり、その観点から研究を進めている。今回はSPring-8のBL11XUで測定したLaSrMnOについて、モットギャップを越える励起(2.5eV)と酸素軌道からマンガン軌道への励起(11eV)のピーク強度の偏光依存性について現象論的な解析から軌道秩序との関係について議論を行う。
廣田 賢司
no journal, ,
水分分析法についてPuセンターでは五酸化リンによる電解法を用いているが、分析装置は既に販売されていないため、今後導入する水分分析装置はカールフィッシャー法によるものとなる。当該手法ではメタノール等の有機溶媒とヨウ素等の無機物が混ざった放射性廃液が発生し、従来から我々が実施している無機物のみの放射性廃液の処理方法が適用できないと考えている。放射性廃液中の有機物を除去するため、有機物の分解に有力と思われる処理方法の一つである電気化学酸化法による実験装置を作り、当該廃液に含まれる有機溶媒の分解を実施した。また、既に電気化学法による分解実績のある、疎水性のリン酸トリブチルについて試験的に分解し、実験装置の性能を確認した。これらについて報告する。
廣田 賢司; 菊池 貴宏; 紺野 貴裕; 関根 直紀; 田沢 勇人
no journal, ,
プルトニウム燃料技術開発センターの分析廃液を処理する設備は無機物を対象にしており、有機溶媒が含まれる廃液の処理はできない。しかし、今後導入するカールフィッシャー法では無機物と有機溶媒(主にメタノール)が混ざった分析廃液が発生し、処分方法が課題となる。このため、分析廃液中の有機溶媒を化学酸化で分解する技術の開発を行っている。分析廃液には核燃料物質が含まれており、分解はグローブボックス内で行う必要があることから、常温常圧で激しい化学反応が発生しない方法が求められる。このため電気化学酸化や超音波化学酸化を用いた化学的な分解方法を採用する予定であり、これらの分解方法によって有機溶媒を分解する試験を行った結果、分析廃液中の有機溶媒を分解できる有効な手段であることが確認できた。
菊池 貴宏; 廣田 賢司; 紺野 貴裕; 関根 直紀; 田沢 勇人
no journal, ,
日本原子力研究開発機構プルトニウム燃料技術開発センターでは水分分析方法をカールフィッシャー法に変更する予定である。しかしこの方法は、有機溶媒を含む廃液が発生し、その処分方法が課題である。そこでこの廃液を金属イオン種を含む硝酸溶液に投入し、電気化学的手法および超音波で無機化、分解する試験を行っている。本発表では、複数の金属イオン種で処理速度を比較したこと、カールフィッシャー液の投入容量によって処理速度がどのように変わるかについて報告する。