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田川 明広; 上田 雅司; 山下 卓哉; 成澤 正孝*; 芳賀 芳一*
Journal of Nuclear Science and Technology, 48(4), p.504 - 509, 2011/04
本論文は、高速増殖炉「もんじゅ」1次冷却系配管の供用期間中検査(ISI)用ロボットの開発を実施したものである。1次系配管は、ナトリウムとのバウンダリであるために禁水であることからISIではタイヤ型超音波探触子を用いて体積検査を実施する。その際の雰囲気温度は55C、配管表面温度は80Cである。さらに、放射線環境下であり、空間線量率10mGy/hr,配管表面線量率15mGy/hrを考えている。新しいタイヤ型超音波探触子,新しい制御方式により、板厚の50%深さの欠陥に対し、欠陥検出時の信号対ノイズ比(SN比)が2以上で検出できることを確認した。自動制御による検査の性能確認試験では、9%深さのEDMスリットに対し、SN比4.0(12.0dB)で検出することができた。
成澤 正孝
no journal, ,
高速増殖炉もんじゅの蒸気発生器(SG)伝熱管の供用期間中検査に適用する渦電流探傷(ECT)システムの開発を行っており、過熱器伝熱管の検査に使用しているマルチコイル型ECTセンサの特性について紹介する。
田川 明広; 成澤 正孝*; 山下 卓哉
no journal, ,
高速増殖原型炉「もんじゅ」では、安全上重要な機器に対し、供用期間中検査(ISI: In-service inspection)を実施する計画である。1次主冷却系配管(PHTS: Primary Heat Transfer System)のISIは、ナトリウム連続漏洩監視による配管全体の監視及び肉眼試験に加え、高温構造設計の妥当性を確認する観点から、使用温度, 応力条件及び接近性等を考慮して適切な部位を選定した体積試験を行う計画としている。装置は、軽水炉用に研究された技術をベースに、高速炉の特徴である薄肉大口径配管であることを考慮して開発された。冷却材としてナトリウムを使用するため禁水領域での探傷となることから、ノンカプラント探触子を用いた無軌道自走式の超音波探傷試験装置とした。また、被曝低減のため、試験対象部位の保温着脱作業を遠隔・無人で実施できるよう装置化した。このような装置は他に例がない。