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報告書

加速度変動時の限界熱流束に関する実験,その2; 加速度変動時の限界熱流束の測定,第2報

楠 剛; 手嶋 登*; 鈴木 治*

JAERI-M 93-134, 19 Pages, 1993/07

JAERI-M-93-134.pdf:0.74MB

舶用炉の炉心設計上、船体運動に伴う上下方向加速度が限界熱流束に及ぼす影響を明らかにすることが重要である。本研究の目的は、改良舶用炉の設計研究の一環として、上下方向加速度と炉心の限界熱流束の関係を実験的に求めることにある。実験は、日本原子力研究所と船舶技術研究所との共同研究として行われ、R-113を実験流体とした実験ループを動揺台に搭載し上下方向加速度を付加し、限界熱流束を測定した。実験から改良舶用の運転圧力10.7MPaと気体の密度と液体の密度の比が一致するR-113の圧力1.47MPaの条件においても、上下方向加速度振幅の増大と共に限界熱流束は最小加速度の(1/4)乗に比例して低下する大辻等の式(付加加速度$$<$$0.5g)で保守的に評価できることを確認した。

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