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土井 玲祐; 打越 啓之*; 別部 光里*
Journal of Nuclear Science and Technology, 53(10), p.1554 - 1562, 2016/10
被引用回数:3 パーセンタイル:27.98(Nuclear Science & Technology)FeSe(cr)の溶解反応の平衡定数を決定するために、鉄が共存するSe溶解度試験を実施した。温度は348Kに維持した。Se濃度の安定化から平衡到達が示唆された。沈殿固相のXRD測定により検出されたSe含有固相はFeSe(cr)だけであった。けん濁液のEhおよびpHは-188.6-4.9mV vs. SHE、6.00-8.76の範囲におさまった。この領域では、SeおよびFeが熱力学的に安定である。SITモデルによって解釈した場合、Ehおよび濃度の関係をよく説明できるのは、(4FeSe(cr)=4nFe+Se+(8n-2)e)反応に関して、n=0.500.01およびlog K=-17.240.31のときであった。このlog K値は、既往の熱力学データから算出される値とよく一致した。
石寺 孝充; 黒澤 精一*; 林 雅則*; 打越 啓之*; 別部 光里*
Clay Minerals, 51(2), p.161 - 172, 2016/05
被引用回数:4 パーセンタイル:13.77(Chemistry, Physical)本研究では、イライトを添加した圧縮モンモリロナイト中でのCsの収着拡散挙動について、透過拡散試験により検討を行った。その結果、イライトの添加により圧縮モンモリロナイト中でCsの分配係数の増加が観察されたが、実効拡散係数の増大は観察されなかった。本試験に用いたCsトレーサーの濃度の領域では、CsはFrayed Edge Site(FES)に支配的に収着していると推測される。そのため、イライト中のFESに収着したCsについては、表面拡散による実効拡散係数の増大は無視できることが確認された。
石寺 孝充; 黒澤 精一*; 大塚 俊二*; 林 雅則*; 打越 啓之*; 鈴木 康之*
no journal, ,
ベントナイト乾燥密度をパラメーターとして温度の異なる条件でHDOの透過拡散試験を実施し、実効拡散係数の活性化エネルギーを取得した。その結果、乾燥密度の増加に伴う活性化エネルギーの大きな変化は観察されなかった。
石寺 孝充; 黒澤 精一*; 大塚 俊二*; 打越 啓之*; 亀井 玄人; Alexander, W. R.*
no journal, ,
マカーリン地域の泥灰岩に含まれるヨウ素及び塩素について、天然セメントにより生成された高アルカリ地下水への浸出挙動について調査を行った。その結果、地下水が流れた亀裂近傍でのヨウ素及び塩素の含有量低下が確認され、高アルカリ地下水による二次鉱物の生成により間隙が閉塞されず、岩石中の間隙が連続性を有していることが確認された。
土井 玲祐; 打越 啓之*
no journal, ,
セレン濃度を制限する固相を特定するため、鉄が共存する還元条件下で過飽和法によるセレン溶解度試験を実施した。セレン濃度の経時変化から、系の平衡到達には1ヶ月を要しないことが確認され、平衡到達後のセレン濃度は10mol/dm程度であった。一方、沈殿固相のXRD測定によって検出されたセレン含有固相は、FeSeのみであった。平衡到達後のセレン濃度,鉄濃度,酸化還元電位の関係は、FeSeの溶解反応で解釈できるものであった。以上のことから、セレンの溶解度を制限した固相はFeSeであると考えられた。
土井 玲祐; 打越 啓之*; 別部 光里*
no journal, ,
セレン溶解度を制限する固相を特定するため、鉄が共存する還元条件下で過飽和法によるセレン溶解度試験を実施した。セレン濃度の経時変化から、系の平衡到達には1ヶ月を要しないことが確認され、平衡到達後のセレン濃度は10mol/dm程度であった。一方、沈殿固相のXRDによって検出されたSe含有固相は、FeSeのみであった。平衡到達後のセレン濃度, 鉄濃度, 酸化還元電位の関係は、FeSeの溶解反応で解釈できるものであった。以上のことから、セレンの溶解度を制限した固相はFeSeであると考えられた。
土井 玲祐; 打越 啓之*
no journal, ,
鉄が共存する還元条件下においてセレン濃度を制限する固相を特定するため、過飽和法によるセレン溶解度試験を実施した。セレン濃度の経時変化から、系の平衡到達には1ヶ月を要しないことが確認され、平衡到達後のセレン濃度は10mol/dm程度であった。一方、沈殿固相のXRD測定によって検出されたセレン含有固相は二セレン化鉄のみで、平衡到達後のセレン濃度, 鉄濃度, 酸化還元電位の関係は、二セレン化鉄の溶解反応で解釈できるものであった。以上のことから、溶解度制限固相は二セレン化鉄であると考えられた。