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押山 孝*; 永井 士郎; 小沢 国夫*
Journal of Nuclear Materials, 168, p.162 - 170, 1989/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Materials Science, Multidisciplinary)イオン衝撃による気体の固体表面からの脱着は、核融合におけるプラズマ/壁相互作用の重要な素過程である。このイオン衝撃脱離について、脱着断面積のエネルギー依存性に注目して、脱着断面積をWinters and Sigmund理論により解析的に計算し、文献から収集した実験データと比較した。比較の対象とした53の入射イオン/固体表面/吸着分子(原子)の系のうち、32の系については計算と実験がよく一致した。脱着機構を考慮するため、軽イオンによる脱着は主として反射イオンと吸着原子との衝突、一方重イオンによる脱着はスパッタされた固体構成原子と吸着原子との衝突によると仮定して脱着断面積の計算式を求めた。
押山 孝*; 永井 士郎; 小沢 国夫*
JAERI-M 88-146, 113 Pages, 1988/08
イオン衝撃による固体表面からの気体の脱着は、核融合におけるプラズマ/壁相互作用の重要な素過程の一つである。本報告書ではまず、種々の衝撃イオン/気体/固体表面についてWinters and Sigmund理論による脱着断面積の計算を行った。次に、この計算結果を、別に文献から収集した実験データとの比較を行った。この比較から、対象とした51系のうち28系がこの理論で説明できることが見出された。この28の系についてはさらに、軽イオン衝撃による脱着が反射イオンによる吸着原子のノックイオン、一方、重イオンによる脱着がスパッタされた固体原子による吸着原子のノックイオン効果のみによるとして脱着断面積のエネルギー依存性をそれぞれ表式化し、これらの式を用いた計算結果と実験データを比較した。
押山 孝*; 永井 士郎; 小沢 国夫; 竹内 富士雄*
JAERI-M 85-100, 292 Pages, 1985/07
粒子衝撃による固体表面からの気体、不純物の脱着は、核融合炉におけるプラズマ・壁相互作用の重要な素過程の一つであり、脱着に関するデータの収集が要請されている。本報告書は、1958年から1984年までに公刊されたイオン衝撃、フォトン励起に関するデータの収集と評価を行った結果をまとめたものである。収集されたデータは入射エネルギー、固体表面温度、吸着ガスの種類、吸着量の関数として、グラフ及び数値表にまとめてある。
押山 孝*; 永井 士郎; 小沢 国夫; 竹内 富士雄*
JAERI-M 84-094, 174 Pages, 1984/05
電子・イオン及びフォトン衝撃による固体表面からの気体の脱着は核融合炉におけるプラズマ壁相互作用の重要な素過程の一つであり、種々の気体/固体表面の組合せに関するデータ収集が要請されている。本報告は上記脱着に関する1961年~1983年まで交換された文献を調査して、脱着断面積及び脱着収率については、入射電子エネルギー、固体表面温度及びガスの種類の関数として、グラフおよび数値表としてまとめてある。イオン及びフォトン衝撃による脱着に関する文献は付録として巻末に収録した。