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三島 嘉一郎*; 日引 俊*; 斉藤 泰司*; 杉本 純; 森山 清史
Nucl. Eng. Des., 189(1-3), p.391 - 403, 1999/00
被引用回数:13 パーセンタイル:68.57(Nuclear Science & Technology)水蒸気爆発の粗混合過程における溶融物液滴の水中での挙動を調べるため、物質による中性子の減衰特性を利用した中性子ラジオグラフィを用いた可視化を行った。このために高感度かつ高速度の中性子ラジオグラフィ装置を開発した。実験体系は金属を650Cまで加熱して溶融する炉と高さ40cm、幅20cmのアルミニウム製の矩形重水プールから成り、ウッドメタルを溶融して連続したジェットまたは液滴として重水中に落下させて、溶融金属の分散及び混相流挙動を可視化した。得られた画像から、水、蒸気または空気泡、溶融金属のジェットまたは液滴、雲状の金属細粒を区別できることがわかった。また、実験後デブリを回収し、粒径分布と形状を調べて混合挙動との関係を検討した。
斉藤 泰司*; 三島 嘉一郎*; 日引 俊*; 山本 晃弘*; 杉本 純; 森山 清史
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 424(1), p.142 - 147, 1999/00
被引用回数:16 パーセンタイル:74.15(Instruments & Instrumentation)水蒸気爆発の粗混合過程における溶融物液滴の水中での挙動を調べるため、溶融物液滴を加熱したステンレス鋼粒子で模擬し、原研のJRR-3Mにおいて新たに開発された高速度中性子ラジオグラフィによる可視化実験を行った。また、撮影された画像をもとにしてボイド率の定量化を行った。実験体系は、高さ40cm、幅20cmの重水プール中に直径6~12mm、初期温度600~1000Cのステンレス鋼球を落下させるもので、撮影速度は毎秒500コマである。ボイド率測定から、蒸気発生量は粒子サイズと粒子の初期温度にほぼ比例して増加していることがわかった。
三島 嘉一郎*; 日引 俊*; 斉藤 泰司*; 西原 英晃*; 飛田 吉春*; 小西 賢介*; 松林 政仁
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 424(1), p.229 - 234, 1999/00
被引用回数:31 パーセンタイル:88.46(Instruments & Instrumentation)高速増殖炉の炉心溶融事故時において、格納容器プール中で燃料-鋼材混合物が沸騰を起こす可能性がある。このため、シビアアクシデント時の安全評価に関連して、溶融炉心の再臨界性の可能性を評価しておくことは不可欠である。大きい液体-気体密度比を有する気液二相流は燃料-鋼材混合物の沸騰に起因して形成される。高密度比は二相流の基本特性に影響を与えると予想されるが、大きい液体-気体密度比を有する二相流に関する研究はこれまでほとんど行われていない。本研究では、気体-液体金属二相流の可視化とボイド率計測を中性子ラジオグラフィ及び画像処理技術を用いて行った。その結果、二相流の基本流動特性に及ぼす気相及び液相間の高密度化の効果が明らかとなった。