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鈴木 勝男; 斎藤 貴夫*; 高谷 純一*; 小倉 健志*
JAERI-M 6613, 83 Pages, 1976/07
本報告書は多目的高温ガス実験炉の第1次概念設計案にもとづいて、その安全上の特性を放射能安全特性の面から検討して得られた結果について述べたものである。検討の中心的課題は通常時および事故時の放出放射能による公衆被曝線量の解析検討ならびに点検・補修時における作業員被曝線量の解析である。また、安全特性検討の一環として、流路閉塞事故の検出可能性の検討も実施した。通常時の公衆被曝線量の検討では、原子力委員会の設計目標値(ALAP)に比較しても通常時の公衆被曝は充分小さいことが明かとなった。点検・補修時の被曝線量の検討では、中間熱交換器室の空間線量率とcpf-破損率あるいは冷却期間との関係ならびに今後の検討課題を明らかとした。事故時の検討では、公衆被曝の点から、金きゅう課栗弁設置の必要性を結論するとともに、緊急ダンプ系に関する問題点も述べた。最後に、炉心の流路閉塞事故の検出の検討では、検出が困難であり、今後とも議論をするめるべきことを明かとした。