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春山 雄一*; 寺岡 有殿; 松井 真二*
no journal, ,
本研究では三元遷移金属合金TiVCrの表面近傍での化学組成と電子構造を光電子分光で調べた。TiVCrの光電子スペクトルは昇温温度と光子エネルギーの関数として測定された。昇温温度が高くなるに従って、Tiの強度は増加した。このことは成分遷移金属が昇温によって再構成を起こしていることを示唆している。各遷移金属の3p-3d共鳴光電子エネルギー領域での一定初期状態スペクトルとエネルギー分布曲線の光子エネルギー依存性から、価電子帯領域で観測された特徴から電子軌道の性質が明らかにされた。
春山 雄一*; 寺岡 有殿; 松井 真二*
no journal, ,
TiVCr系合金はBCC構造を持つ固溶体型三元合金で、水素を吸蔵することが知られている。水素吸蔵量は約2.3重量%で比較的大きいことが特徴である。合金が水素を吸蔵するためには、初期活性化により表面の変性が必要である。われわれは、水素吸蔵合金であるTiVCr表面の電子状態及び水素の影響を調べるために、内殻光電子分光,価電子帯光電子分光、及び、X線吸収端微細構造分光測定を行った。さらに、それらの加熱温度依存性についても調べた。加熱温度が上昇するとV及びCrに比べてTiの強度が増加した。これは、加熱によりTiが表面に拡散してくることを示している。
長谷川 孝行*; 上村 雅治*; 竹内 和基*; 小高 拓也*; 深田 昇*; 梅咲 則正*; 福島 整*; 寺岡 有殿; 春山 雄一*; 新部 正人*; et al.
no journal, ,
兵庫県立大学放射光施設(ニュースバル)のBL05では産業界の多様な利用ニーズに対応するため、文部科学省の先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業にて、新たな機器の導入とビームラインの改良により様々な高度化を行った。計算結合型二結晶分光器を5Aブランチに設置してEXAFSの測定を可能とした。グローブボックスを設置して可搬型のトランスファーベッセルを開発したことで試料を大気に曝すことなくXAFS測定を行うことが可能になった。Heで大気圧置換することで液体・湿潤試料を蛍光収量法を用いて吸収分光測定できる液体測定試料システムを5Aブランチに設置した。これにより溶液試料でも固体粉末と変わらない分解能で測定が可能となった。他にビームラインの全ての光学素子、スリット、モニターを遠隔で機器制御する改良を行った。