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服部 隆充
Radioisotopes, 63(8), p.399 - 403, 2014/08
液体シンチレーションカウンタ(LSC)計測実習への適用性の観点から、ベトナムウォッカは、例えば、無色透明でエタノール濃度は高く、蒸留酒のためエタノール以外の不純物をほとんど含まない、などの優れた特徴を有する。このベトナムウォッカがLSC計測実習用の測定試料として適切であるか否かの検討を行った。化学的な前処理操作を行わないCの直接測定により3種類のベトナムウォッカと純粋な試薬エタノールについて、放射能濃度と比放射能を求めた。その結果、放射能濃度は試料中のエタノール濃度に比例し、ベトナムウォッカと純エタノールの比放射能は標準データである0.25Bq/g炭素とよい一致を示した。このことから、ベトナムウォッカは高い精度でLSC計測実習の測定試料として適用可能であることが結論付けられた。
杉本 純; 坂本 隆一; 櫛田 浩平; 新井 信義; 服部 隆充; 松田 健二; 生田 優子; 佐藤 公一
Transactions of NESTet 2008 (CD-ROM), 6 Pages, 2008/05
我が国における原子力人材育成(HRD)は、産業界の技術者や大学における学生の減少,技術継承の問題等から近年原子力界の重要課題の一つになっている。日本原子力研究開発機構の原子力研修センター(NuTEC)は、総合的な原子力教育訓練を目指し、(1)国内原子力技術者の教育訓練,(2)大学との連携協力,(3)国際協力、を実施している。NuTECの研修プログラムは、よく整備された施設を活用した実習と主として原子力機構専門家による講義をカリキュラム上強調していることが主な特徴である。最近開発された遠隔授業システムを含む大学との幅広い連携協力、及びアジア原子力協力フォーラム(FNCA)や国際原子力機関(IAEA)との連携協力にも傾注している。
服部 隆充
放射線利用技術データベース(インターネット), 3 Pages, 2007/09
液体シンチレーションカウンタは、HやCなどの低エネルギーの放出核種をはじめ、中・高エネルギーの放出核種,放出核種の測定に広く使用されている。液体シンチレーションカウンタを用いた測定では、高い計数効率が得られ、また高放射性試料への適用が可能である。しかし試料測定の際には、クエンチングによる計数効率の低下が発生するため、クエンチングに対する補正が必要である。
原田 晃男; 佐藤 忠*; 中島 邦久; 小室 雄一; 白石 浩二*; 服部 隆充; 生田 優子; 谷内 茂康; 櫛田 浩平
JAERI-Review 2005-026, 55 Pages, 2005/09
本報は、国家試験として実施されている核燃料取扱主任者試験問題(第37回、2005年)の解答例集である。その一部については、簡単な解説または参考文献を付記した。
服部 隆充
放計協ニュース, (12), 6 Pages, 1993/03
放射性物質の体内汚染量の測定には、体外計測法とバイオアッセイ法とが用いられている。体外計測法は、体内の放射能を体外に設置した検出器によって直接測定する方法である。これに対し、バイオアッセイ法は、尿、糞などを化学分析することにより排泄された放射能を測定し、この測定結果から体内汚染量を間接的に求める方法である。ここでは、これらの体内放射能の測定法について、特徴及び問題点を簡潔に解説し、測定技術に関する知識を放射線管理担当者等に提供する。
藤田 稔*; 水下 誠一; 服部 隆充; 小泉 勝三*; 吉田 真; 山本 峯澄; 南 賢太郎
Radioisotopes, 39(4), p.178 - 187, 1990/04
体外計測法による内部被曝モニタリングには、全身カウンタによる全身負荷量の測定と、甲状腺モニタや肺モニタなどの装置による特定の器官吸着量の測定とがある。測定の対象が人間であるため遮蔽および検出器は必然的に大がかりとなり、また測定のために人を拘束できる時間は最大1時間である。測定の誤差は概ね20~50%である。内部被曝モニタリングには全身カウンタが最も多く用いられている。検出可能な体内量はCsに対して、精密型の全身カウンタでは30分の測定時間で30Bg以下であり、簡易型の全身カウンタでは2分の測定時間で200~1000Bgである。内部被曝線量の評価は、全身カウンタにより測定された体内量と科学技術庁告示別表第1に示されている年摂取限度との比較により簡便に評価することができる。より詳しい線量評価を行うためには追跡測定による体内残留の調査が行われる。
服部 隆充
Radioisotopes, 39, p.179 - 180, 1990/00
バイオアッセイ法は多くの労力と費用を要するので、内部被曝の日常個人モニタリングを効果的に行うには、モニタリング対象者の選定が必要となる。その方法として、放射線障害防止法の空気中濃度からの摂取量算定式を参考にした対象者選定法の概説を行う。また、バイオアッセイ法の問題点について、現状の方法の解説とあわせて考察する。
赤石 準; 服部 隆充; 河合 勝雄; 橘 晴夫; 南 賢太郎; 須賀 新一
Proc. 7th Int. Conf. IRPA, p.1444 - 1447, 1988/00
日本原子力研究所の放射線作業者を組織区分によっていくつかの職種に分類し、作業者数、内部被曝と外部被曝の集団線量などの年度推移を調べた。その結果、外部被曝集団線量の最も高かった職種は、原子炉の運転・保守に従事する作業者であった。
河合 勝雄; 橘 晴夫; 服部 隆充; 須賀 新一
JAERI-M 87-172, 82 Pages, 1987/10
国際放射線防護委員会(ICRP)は、Publication30に作業者による放射性核種の摂取の限度に関して勧告した。
高田 和夫; 福田 洋; 服部 隆充; 赤石 準
Health Physics, 41(6), p.825 - 828, 1981/00
体内に取り込んだトリチウムの排泄は、水分摂取量に依存する。したがって体内汚染が起った場合、過剰に水分を摂取させることにより、内部被曝線量を低減させることができる。トリチウム汚染者(推定内部被曝線量約70ミリレム)について約50日間にわたり尿、唾液、呼気中のトリチウム濃度を測定した。また、この期間内に、1週間を単位として2回にわたり、1日当り1lの水分を過剰に摂取させ、その効果を調べた。この結果、トリチウムの体内残留半減期については、過剰水分摂取量から予想されるような減少はみられなかった。この理由は、過剰水分摂取のために、通常の水分摂取が抑制されるためと考えられた。
福田 洋; 服部 隆充; 矢部 明; 赤石 準
保健物理, 11(1), p.21 - 26, 1976/01
Eakinsらにより報告された、ガラスセンイ濾紙を用いる尿の全放射能測定法は、ルーチン法として適していると考えられる。この方法の簡略化の検討と共に、U,Np,Pu,Amについて収率を測定し、従来採用されている全放射能測定法と比較した。方法の簡略化は、あまりできないことが判明した。ただ最終段階の放射能測定試料の作成においては簡略化できる見込みがある。収率では、U,Np,Amについては、Eakinsらの値とほぼ一致したが、Puについてはかなり低い値しか得られなかった。また試料によっては、上記4元素とも著るしく低い収率しか得られないことがあった。しかし、全体的に云って、従来の方法と比較すると多くの点で利点を有し、ルーチンの方法として採用できる可能性がある。収率の変動については更に検討が必要とされる。この変動の原因については第2報で考察する。
赤石 準; 服部 隆充; 福田 洋; 矢部 明
保健物理, 11(1), p.27 - 33, 1976/01
第1報で述べたように、標記全放射能測定法は、試料によってはアクチノイドの収率が低い場合がある。本報はこの収率の変動について検討した。U,Np,Amについて、水溶液,NHNO溶液およびCa・Mgリン酸塩を含む溶液中において、ガラスセンイ濾紙による捕集率を測定し、溶液の遠心分離の結果と比較した。Ca・Mgリン酸塩が存在する場(試料を処理して得た溶液)においては、捕集時のpH(5.0)においてすでに微量ではあるが沈殿(リン酸塩沈殿)が生成していることが認められ、この沈殿生成とアクチノイドの捕集率,遠沈率に密接な関係が認められた。アクチノイドが捕集されるのは、従来考えられていた表面吸着によるのではなく、まずアクチノイドがこの沈殿に共沈し、次いでこれが濾紙により濾別されるものと考えられる。この沈殿の生成量は、試料のCa,Mg含量とpH調節時の条件により異なり、これが共沈率および計測時の自己吸収に影響するため、この方法の収率の変動はまぬがれない。