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加川 昭夫; 鈴木 正啓*; 大塚 勝幸*; 出原 重臣*; 緒方 義徳*; 望月 泰昌*
PNC TN841 83-10, 47 Pages, 1982/12
プルトニウム燃料部において,含塩素廃棄物の減容処理技術として酸消化処理技術の開発を進めている。本年度は,処理能力の向上及び設備の小型化を計るべく硫・硝酸併用による混酸処理技術について検討した。試験は25ガラス製反応槽中に、硫酸約8を入れ250に加熱後,3mm破砕塩化ビニルを硝酸に懸濁させた溶液を供給しながら同時に硝酸添加を行い,酸消化処理した。処理能力は2.8kg/hrの試料供給速度で8kg/バッチ確認できた。酸消化処理における消費硫酸量は1kg供給試料当り3.53.6kgであった。添加硝酸量は試料中の炭素当り1.3倍モルで十分であった。廃ガス中のSOx,NOxの酸化には空気の送入の必要はなかった。硫酸・硝酸は約42wt%,40wt%の吸収液濃度で回収することができた。硫酸反応液の撹拌はモータ撹拌機なしでも発生ガス及び熱対流により良好であった。
大塚 勝幸*; 水野 隆吉*; 宮崎 仁*; 加川 昭夫; 那須 憲治*; 望月 泰昌*; 若色 茂喜*
PNC TN841 82-45, 51 Pages, 1982/12
プルトニウム燃料部において発生する含塩廃棄物の減容処理技術として,酸消化処理技術の開発を進めている。1978年度,酸消化処理工学試験設備を設計・製作し1979年4月より工学試験を開始した。酸消化処理法は硫酸酸化の2段階工程で処理される。今年度は酸硝化反応槽材質をガラスライニングからタンタルライニングに変更した。このため,タンタルライニング脆化保護を目的に硫酸分解時に硝酸を添加させ反応を行なった。また今年度の工学試験では,これまでのマントルヒータ加熱に加えて,マイクロ波加熱及び浸漬型ヒータ加熱を行ない,供給熱容量の不足を補なった。200lの酸消化反応槽を用いた場合の酸消化最大処理量は塩化ビニールシートの場合,反応温度2240250において供給速度6.8kg/Hrで40kg/バッチ,ネオプレングローブの場合,反応温度240250において供給速度6.5kg/Hrで15.7kg/バッチを確認した。分解ガス中のSOx酸化吸収は,硝酸初濃度25%,酸化導入空気量約2m3/kg‐PVCの条件で良好であった。酸消化液中のタンタル試験片の腐食率は,浸漬時間74時間で0.21mm/年であった。