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朝日 和美*; 梶山 登司*
PNC TN3410 89-004, 39 Pages, 1989/03
「ふげん」新燃料集合体の落下事故を想定し、核燃料物質の粉末飛散量を評価するためUO/SUB2ペレットを使用した短尺燃料集合体、短尺および実尺燃料要素の落下試験、UO/SUB2ペレットの衝撃試験を実施した。これらの試験結果を参考にして、新燃料集合体落下時のプルトニウムを含む燃料ペレット粉末の飛散量を推定した結果、安全審査用に設けた制限値(集合体当り1%)より十分低い値であることを確認した。
青木 利昌*; 朝日 和美*
PNC TN842 76-01, 55 Pages, 1976/01
最近、二酸化ウラン・ジルカロイ被覆燃料棒の破損原因として、核分裂生成物であるよう素によるジルカロイ被覆管の応力腐食割れ現象が注目されている。応力腐食割れ現象は、一般に腐食性環境中にある金属に引張り応力が作用している状態で発生し、腐食性物質が関与しない条件下では割れが生じないような応力でも割れが発生する。従って、ジルカロイ被覆燃料棒の安全性を評価する上で、よう素による応力腐食割れは十分に検討しておく必要がある。以上のような背景を考慮して、現在この応力腐食割れ現象に関して世界各国でどの程度研究が成され、また理解が成されているのかを知るため、本文献調査を実施した。本報告では、主に応力腐食割れに影響すると思われる環境因子、応力因子、金属固有の因子および中性子照射効果などの各因子を個別に取り上げてまとめる。また、炉外における実験方法および、この応力腐食割れの金相上の特徴も合わせて述べる。