Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*; 古高 和禎*; 早川 岳人*; 木寺 正憲*; 初川 雄一; 松田 誠; 御手洗 志郎*; 静間 俊行*; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 421(1-2), p.211 - 226, 1999/00
被引用回数:95 パーセンタイル:98.39(Instruments & Instrumentation)大学連合と共同で建設した多重ガンマ線検出器アレイ(ミニクリスタルボール)とそれを用いて得られた最初の成果について報告する。
菅原 昌彦*; 草刈 英栄*; 猪狩 嘉延*; 明神 克弘*; 西宮 大輔*; 御手洗 志郎*; 大島 真澄; 早川 岳人*; 木寺 正憲*; 古高 和禎*; et al.
European Physical Journal A, 1(2), p.123 - 124, 1998/00
被引用回数:7 パーセンタイル:43.33(Physics, Nuclear)原研タンデム加速器を利用してGd核の高スピン(高速回転)下における核構造を調べた。170MeVClビームによるCd(Cl,1p2n)反応でGdの高励起状態を生成し、ほぼ7MeVの励起エネルギーまで、20-24までの高スピン状態の準位構造を明らかにした。3個のユニークな構造を持つダイポール(I=1)バンドと3個の変形したクォドラポール(I=2)バンドを新たに同定した。これらのダイポールバンド、クォドラポールバンドが、励起エネルギー差0.2MeV毎に順番に現れる新たな現象があることがわかった。この現象を理解するために、変形共存を取り入れた理論解析を今後進める。
木寺 正憲*; 大島 真澄; 初川 雄一; 古高 和禎*; 早川 岳人*; 松田 誠; 飯村 秀紀; 草刈 英栄*; 猪狩 嘉延*; 菅原 昌彦*
Journal of the Physical Society of Japan, 66(2), p.285 - 287, 1997/02
被引用回数:12 パーセンタイル:70.03(Physics, Multidisciplinary)原研タンデム加速器およびブースターからの390MeV Zrビームを用いた多重クーロン励起により、Gdの高スピン状態を調べた。Gdの基底バンドおよびサイドバンドにおいて、新しい5個の準位を含む各々(31/2)、(33/2)までの準位が観測された。際だった特徴は+パリティのサイドバンドが異常に強く励起されたことである。得られた励起断面積は原子核の全質量領域に適用されるE1,E3強度の推奨上限値を用いたクーロン励起シミュレーション計算と比較した結果、E1に対して上限値の100倍、E3の場合でも10倍以上の強度が必要であることがわかった。この異常性を示した。
早川 岳人*; J.Lu*; 古野 興平*; 古高 和禎*; 橋本 奈美*; 斉藤 武彦*; 小松原 哲郎*; 大島 真澄; 初川 雄一; 静間 俊行*; et al.
Z. Phys., A, 357(4), p.349 - 350, 1997/00
原研タンデム加速器を用いてCsの核構造の研究を行った。タンデム加速器を用いてBイオンを加速して、SnにPbを蒸着した薄膜に照射して、核融合反応を引き起こす。生成された原子核は、高い励起エネルギーと大きな角運動量を持つ励起状態にある。励起状態にある核は安定状態では存在しない様々な形状、運動状態を持つ。原子核が冷える過程で放射される線をミニクリスタルボールを使って測定し、励起状態を観測した。この実験によって初めてCsから放射される線を測定し、かつ、形状の異なる4種類の回転状態を測定した。なお、この研究は筑波大学との共同研究である。
古高 和禎*; 早川 岳人*; 中田 仁*; 初川 雄一; 木寺 正憲*; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 小松原 哲郎*; 松田 誠; 古野 興平*; et al.
Z. Phys., A, 358, p.279 - 280, 1997/00
Zn核の高スピン状態の性質について調べるために、核融合・粒子蒸発反応Ca+Siにより励起核を生成し、放出される線をGe検出器10台を用いて荷電粒子との同時計測により測定した。得られたデータから線相関行列を作り、線の連続放出関係から準位図を決定するとともに、その角度相関比から準位のスピン・パリティを決定した。励起エネルギー14MeVに迄達するイラスト準位10個を新たに発見した。これらのイラスト準位の構造を調べるために、R≦3の(0f1p1p/2)(g)の軌道空間を用いた大規模な殻模型計算を行い、実験データと比較した。この比較から、Znの高スピンイラスト準位は、g軌道に核子を励起し、その角運動量を結合することにより生成されており、そのパリティの変化はg軌道に励起された核子の個数によりよく理解できることを明らかにした。
初川 雄一; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 中田 仁*; 木寺 正憲*; 石井 哲朗; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 草刈 英栄*; 菅原 昌彦*; et al.
Z. Phys., A, 359, p.3 - 4, 1997/00
Z=N=28近傍原子核の核構造の研究としてCuの高スピン状態の研究を行った。重イオン核反応を用いることにより今まで観測されていない高スピン状態を得た。原研タンデム加速器からのSiビームを用いてCa+Si反応により励起されたCuを得た。10台のアンチコンプトンHPGe検出器と荷電粒子検出器(Si-ball)との組み合せにより-同時計測を行った。得られた-同時計測イベントの解析により約30本の新たな線を見出した。これらより約9MeVまでの高スピン状態を含むレベルスキームを構築した。さらにDCO解析によりイラストレベルのスピンを決定した。得られた結果はシェルモデル計算と比較を行った。
大島 真澄; 古高 和禎*; 初川 雄一; 木寺 正憲*; 早川 岳人*; 池添 博
JAERI-Conf 96-007, 126 Pages, 1996/03
過去2年間2回の研究会に亘り準備してきた標記共同実験はいよいよ本年度8月からスタートする。新設のブースター加速器は、順調にテスト実験を終え、筑波大学と共同で建設する小型クリスタルボール、ビームライン、データ収集系等の整備も最終段階に入っている。この共同実験を成功させるために第3回目の標記研究会が1995年7月27,28日の両日、原研東海研究所において開催された。所内から約20名、所外から約35名の実験及び理論の研究者が参加して、共同実験テーマについて活発な討論を行った。本冊子はその報告集である。
大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 木寺 正憲*; 御手洗 志郎*; 静間 俊行*; 初川 雄一; 石井 哲朗
中重核の構造 (理研シンポジウム), 0, p.72 - 77, 1996/00
筑波大学・九州大学・千葉大学を中心とする大学連合と共同して原研タンデムブースター施設に建設した多重ガンマ線検出器アレイ(ミニクリスタルボール)を用いて、核分光共同実験を行った。今回、共同実験の概要を明らかにすると同時に、最初に行った表題の実験成果を発表する。Zn及びNi核の高スピン状態の特徴を述べる。
大島 真澄; 森川 恒安*; 初川 雄一; 石井 哲朗; 木寺 正憲*; 池添 博
JAERI-Conf 95-004, 103 Pages, 1995/03
原研タンデムブースター加速器の建設は順調に進み、来年度早々に実験開始の予定である。この完成を機に現在国内にあるアンチコンプトンガンマ線分析器を持ち寄って小型クリスタルボール(多重ガンマ線検出器アレイ)を建設し、共同実験を行う計画がスタートした。この共同実験を成功させるために、1993年1月に行った研究会に引続き、標記研究会を1994年7月25、26日の両日東海研究所において行った。所内から約20名、所外の各大学・研究所から約35名の実験および理論の研究者が参加して、実験テーマについて活発な討論を行った。本冊子はその報告集である。
森川 恒安*; 郷農 靖之*; 森田 浩介*; 岸田 隆*; 村上 健*; 井出口 栄治*; 熊谷 秀和*; G.H.Liu*; A.Ferragut*; 吉田 敦*; et al.
Physics Letters B, 350, p.169 - 172, 1995/00
被引用回数:19 パーセンタイル:71.02(Astronomy & Astrophysics)高スピン核異性体を逆運動学的核融合反応により生成し、不安定核二次ビームとして用いるあたらしい実験手法を開発した。この手法によりHfのK=8核異性体からなる二次ビームをPbの第二次標的に照射し、散乱粒子と脱励起ガンマ線の同時計数法を用いてクーロン励起実験をおこなった。核異性体上に構築されたJ=9の第一励起状態からのガンマ線を測定し、その収量から換算遷移確率B(E;89)の値をもとめた。その結果、この核異性体上の励起状態は基底状態とほぼ同程度の変形をした集団運動の状態であることがわかった。実験データとの比較によると、この核異性体のK量子数はかなり良い量子数であると考えられる。また、この実験は高スピン核異性体二次ビームによる二次反応を用いて行われた初めてのガンマ線核分光実験であった。
A.Ferragut*; 郷農 靖之*; 村上 健*; 森川 恒安*; Y.H.Zhang*; 森田 浩介*; 吉田 敦*; 大島 真澄; 草刈 英栄*; 菅原 昌彦*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 62(9), p.3343 - 3344, 1993/09
被引用回数:16 パーセンタイル:86.74(Physics, Multidisciplinary)理研リングサイクロトロンからのXeビームを用いてO(Xe,7n)反応によりSmの高スピンアイソマーの探索を行った。核反応生成物は、ガス充填したダイポール磁石・Q磁石から成るイオン輸送系により一次ビームから分離され、プラスチックシンチレーターで止められた。その回りに7台のアンチコンプトンガンマ線分析器を配置した。数10本のガンマ線と粒子の間の同時計数から、励起エネルギー約8.8MeVに0.96+0.19-0.15secの寿命を持つアイソマーの存在が確認された。詳細な崩壊図式の決定はこれからである。