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本田 満*; 本田 康子*
Astrophysical Journal, 569(1, Part2), p.L39 - L42, 2002/04
被引用回数:23 パーセンタイル:53.31(Astronomy & Astrophysics)電子・陽電子・イオンから成る宇宙ジェットの自己収束機構に関するモデルを新たに提案する。自己無撞着な解析によると、フィラメント状の構造物はジェットに練り付いたトロイダル方向の自己生成磁場により維持され、その径は陽電子生成が支配的な領域において特に伸長される。磁場強度はジェットの余剰自由エネルギーの等分配により特徴付けられる。提案するモデルは、最近の国際協力に基づく長基線観測の結果を良く説明する。一方、このような対生成過程を含むフィラメント状のプラズマは、実験室において高強度短パルスレーザー光を標的に照射することによっても得られ、スケールを大きく変えながら極めて普通的に観測されているものである。われわれは、長期的にコンピュータ・先端ソフトウェアの利用普及を推進する立場から、本モデルの正当性の確立を含めた目的で大規模粒子・運動論的プラズマシミュレーションを分野横断的に推進する。