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東條 隆夫; 近藤 眞; 白石 忠男; 伊藤 一義*; 橋本 一志*; 織田 勇*; 東海林 功*; 瀬崎 勝二
JAERI-M 4566, 23 Pages, 1971/09
炉内計測用核分裂電離箱(WL-23284,Westinghouse)の特性と、これを使用したJRR-4の実験孔(S-パイプ)内の垂直熱中性子束分布の測定が、CoとRhをエミッターとする2種の自己出力型検出器を併用して行なわれた。電離箱の特性脚定においては、電離箱出力電流が500W以上の炉出力領域において、炉出力と良好な直線的関係を保っていることや、熱中性子感度として3.810A/nv(仕様書値の56%)を有している、などが明らかになった。熱中性子束分布の測定からは、制御板位置が実験孔内の熱中性子束分布の形状や積分熱中性子束の値におよぼす影響などが測定された。この結果、S-パイプ内の積分熱中性子束の値は微調整用制御板の位置によって約7%程度変化するが、通常の炉運転中に移動する程度の粗調整用制御板の位置の変化には余り影響されない、などの点が明らかになった。一方、約15KCiのCo線源を用いた結果、線感度として7.310A/R/hr〔仕様書の値の73%)が得られた。
東條 隆夫; 近藤 眞; 白石 忠男; 瀬崎 勝二; 東海林 功*; 織田 勇*; 橋本 一志*; 伊藤 一義*
JAERI-M 4560, 34 Pages, 1971/08
線エネルギーの高精度の測定と広いエネルギー範囲にわたる線スペクトルの測定による核種の定量を可能にすることを目的として、2048チャンネル波高分析器を用いたGe(Li)スペクトロメーターの微分非直線性および絶対全吸ピーク効率の線エネルギー依存性が測定された。増巾-波高分析系の非直線性の測定にはCo3548keVを上限とする12核種からの38種のエネルギーの線を用いる方法と水銀パルサーを用いる方法の2つの測定法が使用され、その結果が比較された。参考のため、標準のスペクトロメーターの比例増巾器を他の3種のものに置換した場合の非直線性や高精度パルサーを用いて測定した波高分析器の非直線性も示されている。絶対検出効率は線源距離5cmの場合について3548keVを上限とする範囲で求められた。付録として、Ge(Li)スペクトロメーターのエネルギー較正に有用な種々の線源の線エネルギーのリストが示されている。