検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 1 件中 1件目~1件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

報告書

幌延町における新第三紀堆積岩の地質・地質構造に関する調査

高畑 裕之*; 長根 将格*; 松本 尚巳*

JNC TJ5420 2004-002, 533 Pages, 2004/02

JNC-TJ5420-2004-002.pdf:22.78MB
JNC-TJ5420-2004-002-appendix(CD-ROM).pdf:185.55MB

本報告書は,核燃料サイクル開発機構が北海道幌延町で実施している幌延深地層研究計画の一環として,幌延町内での地表地質調査及び簡易ボーリング調査の結果をまとめたものである。地下深部から得られたデータと研究所設置地区およびその周辺地域の地表地質データとでは,十分な比較,検討がなされていない。そのため,本調査は,幌延町広域の地質層序の確立,研究所設置地区周辺の詳細地質層序・地質構造の把握,大曲断層周辺の地質構造の把握を目的として実施した。本地域は,新第三紀の天塩堆積盆に位置し,新第三系中部中新統から第四系更新統である宗谷夾炭層,増幌層,稚内層,声問層,勇知層,更別層が分布すする。また,南北方向の褶曲や断層が発達し,町内中央部には大曲断層及びヌカナン断層群が分布する。地表地質調査では,広域的な構造方向にほぼ直交する東西方向の4本のルートを設定し,幌延町広域の岩相の確認および微化石分析について実施した。これらの4ルートについて,観察された宗谷夾炭層$$sim$$更別層に至る層序対比図を作成するとともに,硬度・色度・帯磁率の物性値測定,X線回折分析・空隙率測定・薄片観察等の室内試験及び珪藻化石及び渦鞭毛層化石の分析を行い,結果をとりまとめた。研究所設置地区およびその周辺地域では,詳細な岩相調査,物性データの取得,微化石分析を実施した。簡易ボーリング調査では,幌延町内2地区(北進大曲断層の位置、連続性が不明瞭である研究所設置地区及び天北地域の一般的な大曲断層の特徴を有する上幌延地区)において,大曲断層の推定地表位置に交わるように線上に試錐孔を配置して実施し,掘進長5$$sim$$15 mの岩石コアを採取した。そのコア試料を用いて,岩相確認,室内試験,物性データの取得,微化石分析を実施した。北進地区の試錐はすべて珪藻質泥岩であり,試錐配置線の中間付近(H15-1-XX, XX, XX孔)で風化角礫帯が10 m程度の深部まで分布することが明らかになった。上幌延地区では,勇知層,声問層の上部相及び主部相に着岩した。配置線の東端部において小断層を岩芯で確認したが,大曲断層本体はさらに東を通過するものと考えられる。

1 件中 1件目~1件目を表示
  • 1