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松谷 貴史; 佐々木 祐二; 勝田 正一*
Analytical Sciences, 37(11), p.1603 - 1609, 2021/11
被引用回数:7 パーセンタイル:48.15(Chemistry, Analytical)ジグリコールアミドを使った多段抽出法による希土類元素の化学的挙動を調査した。破過曲線の測定結果から、金属抽出限界は分配比と利用した金属濃度に依存することが分かった。15段の多段抽出を行い、抽出曲線,逆抽出曲線と分離曲線を得た。これらの結果から、ジグリコールアミドの一種である(TDDGA)を使って、99% Smを回収する条件で1%のみNd共存する条件を得て、相互分離できることを確認した。
松谷 貴史*; 佐々木 祐二; 勝田 正一*
no journal, ,
ランタノイド(Ln)の化学的性質が酷似しているため、Ln間の相互分離は困難である。したがって、相互分離技術の開発は重要な課題である。本研究では抽出剤にtetradecyl-diglycolamide(TDDGA)を用いたバッチ式の多段抽出法の利用を試みた。ここで用いる多段抽出法はクロマトグラフィー分離用の評価が可能であり、それらを用いて、Ln相互間の抽出・分離性について基礎検討を行った。