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石寺 孝充; 黒澤 精一*; 林 雅則*; 打越 啓之*; 別部 光里*
Clay Minerals, 51(2), p.161 - 172, 2016/05
被引用回数:4 パーセンタイル:14.04(Chemistry, Physical)本研究では、イライトを添加した圧縮モンモリロナイト中でのCsの収着拡散挙動について、透過拡散試験により検討を行った。その結果、イライトの添加により圧縮モンモリロナイト中でCsの分配係数の増加が観察されたが、実効拡散係数の増大は観察されなかった。本試験に用いたCsトレーサーの濃度の領域では、CsはFrayed Edge Site(FES)に支配的に収着していると推測される。そのため、イライト中のFESに収着したCsについては、表面拡散による実効拡散係数の増大は無視できることが確認された。
西崎 雅則*; 鶴岡 北斗*; 杉山 憲一郎*; 奈良林 直*; 大島 宏之
Proceedings of 17th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-17) (CD-ROM), 6 Pages, 2009/07
高速炉蒸気発生器ではナトリウム-水反応時の高温ラプチャにより伝熱管の二次破損が起こりうる。高温ラプチャ評価において、ナトリウム中のボイド分布を把握することが非常に重要となる。本実験では、直径3.5mmのノズルから流速17.3m/s129.8m/sのアルゴンガスを、温度443K及び293Kのナトリウム中へ噴出させ、ガスジェットの中心軸上で化学反応を伴わないボイド率分布を測定した。その結果、ノズルからの距離が減少するにつれてボイド率は増加し、ノズルからの距離が1mmの位置でボイド率が一定となることを確認した。水中よりナトリウム中のボイド率が低かったが、これはナトリウムの表面張力が水よりも大きいためと推定される。
加古 永治*; 野口 修一*; 大内 徳人*; 宍戸 寿郎*; 赤岡 伸雄*; 小林 秀樹*; 大内 伸夫; 植野 智晶*; 原 博史*; 松岡 雅則*; et al.
Proceedings of 9th European Particle Accelerator Conference (EPAC 2004) (CD-ROM), p.1042 - 1044, 2004/07
加速器駆動核変換システム用超伝導リニアック開発の一環として、日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構は共同でクライオモジュールの試作を実施した。クライオモジュールは、972MHz,9セル超伝導空洞を2台実装したものである。超伝導空洞は高純度ニオブ(RRR250)製であり、製作後のプリチューニングにより軸上電場分布98%以内を実現した。クライオモジュール組み込み前の最終洗浄として高圧超純水洗浄を実施した。超伝導空洞に高周波電力を導入するための高周波入力カプラは円盤状の窓を有する同軸型である。単体の大電力高周波試験においては、最終的にピーク電力1MW,パルス幅0.6ms,繰返し50Hzまでクリアした。高調波取り出しカプラのフィルタ特性については、HFSSコードによる計算結果と単体試験の結果との良好な一致を見た。クライオモジュールの冷温冷却試験において、低レベルの高周波特性試験を実施した。超伝導空洞の外部Q値については、設計値に対して20%程度低い測定結果となった。チューナーの感度については計算値と測定値の一致は良好であった。
大内 徳人*; 加古 永治*; 野口 修一*; 宍戸 寿郎*; 土屋 清澄*; 赤岡 伸雄*; 小林 秀樹*; 大内 伸夫; 植野 智晶*; 原 博史*; et al.
Proceedings of 9th European Particle Accelerator Conference (EPAC 2004), p.1033 - 1035, 2004/00
日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構は、共同で加速器駆動核変換システム(ADS)用超伝導リニアック開発の一環として、9セル超伝導空洞2台を実装したクライオモジュールを試作し、最初の冷却試験を実施した。超伝導空洞の被冷却質量はステンレス33kg,チタン100kg,ニオブ117kgであり、290Kから7.5Kまでの冷却には9時間を要し、液体ヘリウム430Lを消費した。超伝導空洞冷却用の液体ヘリウム容器を減圧することにより2.05Kまでの冷却に成功した。超伝導空洞への熱侵入量の導出は、液体ヘリウムの蒸発速度を測定することにより実施し、測定結果は11.3Wであった。これは設計値4.8Wを大きく上回るものである。クライオモジュール内部の温度分布測定結果を元に、主要熱伝導パスからの熱侵入量を積算した結果10.4Wとなり、実測値をよく再現した。主要な熱侵入源は、チューナーシステムと空洞位置調整機構であることが判明した。
石寺 孝充; 黒澤 精一*; 大塚 俊二*; 林 雅則*; 打越 啓之*; 鈴木 康之*
no journal, ,
ベントナイト乾燥密度をパラメーターとして温度の異なる条件でHDOの透過拡散試験を実施し、実効拡散係数の活性化エネルギーを取得した。その結果、乾燥密度の増加に伴う活性化エネルギーの大きな変化は観察されなかった。
田中 康介; 吉持 宏; 大林 弘; 小山 真一; 関 崇行*; 品田 雅則*
no journal, ,
MA含有MOX燃料の酸化特性に関する基礎データを取得するため、Am含有MOX燃料ペレットの高温酸化試験を実施し、UO燃料及びMOX燃料の挙動と比較した。
石寺 孝充; 黒澤 精一*; 林 雅則*; 鈴木 康之*
no journal, ,
高レベル放射性廃棄物の地層処分においては、圧縮ベントナイトより生成するベントナイトコロイドが、岩盤中の放射性核種の移行挙動に及ぼす影響を評価することが必要である。日本原子力研究開発機構では、ベントナイトコロイドに対する核種の収着挙動に関する研究を実施し、核種のベントナイトコロイドへの収着挙動を評価するモデルの構築を行っている。本発表では、評価モデルの紹介と、ベントナイトコロイドに対するNp収着試験への評価モデル適用結果を提示する。
石寺 孝充; 林 雅則*; 助川 誠裕*
no journal, ,
地層処分において、圧縮ベントナイトから発生する可能性のあるモンモリロナイトコロイドは、放射性核種の移行挙動に大きな影響を及ぼす可能性がある現象である。放射性核種のコロイドに対する分配係数は、コロイドを形成していないモンモリロナイトに対する分配係数より推定できると考えられる。本研究では、モンモリロナイトコロイドの酸滴定を行い、モンモリロナイトコロイドとコロイドを形成していないモンモリロナイト間での収着サイト密度について比較検討を行った。その結果、共存Na濃度が低い条件で作製したモンモリロナイトコロイドの収着サイト密度は、コロイドを形成していないモンモリロナイトと同等であった。
中田 弘太郎*; 石寺 孝充; 黒澤 精一*; 林 雅則*; 別部 光里*; 助川 誠裕*
no journal, ,
Np(V)のベントナイトコロイドに対する収着の不可逆性を調べるため、透析法を用いた収着・脱離試験を実施した。収着試験後に実施した逐次脱離試験においては、Npのベントナイトコロイドへの分配係数が脱離回数に伴って増加したことから、Npの一部はベントナイトコロイドに不可逆的に収着する可能性が示唆された。
中田 弘太郎*; 石寺 孝充; 黒澤 精一*; 林 雅則*; 別部 光里*; 助川 誠裕*
no journal, ,
ベントナイトコロイドに収着したAm(III)に対して、逐次脱離試験を実施した。6回の脱離試験を繰り返した後も4.510mol/gのAmがコロイドに留まったことから、この量のAmがベントナイトコロイドに対して不可逆的に収着している可能性が高いと考えられた。