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坂口 創*; 鈴木 宏之*; 萩原 啓実*; 海谷 啓之*; 竹井 祥郎*; 伊藤 政幸; 柴部 禎巳; 広瀬 茂久*
American Journal of Physiology; Cell Physiology, 271(4), p.R926 - R935, 1996/00
Iで標識したウナギ心房性ナトリウム利尿ペプチド(eANP)を腹部動脈また背部動脈から、淡水と海水に適応したウナギ、Anguilla japonicaに投与し、各組織の放射活性の分布を全身オートラジオグラフィにより調べた。放射活性は鰓にもっとも多く、腎臓、心房、肝臓、膀胱にも結合を確認した。組織のミクロ光顕観察では、鰓の二次鰓弁の出鰓動脈側の部分に強い結合があった。また、鰓の出鰓動脈、腎臓の糸球体、心房の心外膜と心内膜、肝臓の胆汁管、頭腎の間腎細胞、脳下垂体のプロラクチン細胞にも特異的結合をみとめた。淡水ウナギと海水ウナギを比較すると、海水ウナギの方が淡水ウナギより特異的結合が少なく、特に鰓の二次鰓弁においてその差は顕著であった。ウナギは環境水の塩濃度に対応して浸透圧調節をする組織の中でANP受容体の量を加減している。
K.M.Lodhi*; 坂口 創*; 広瀬 茂久*; 柴部 禎巳; 萩原 啓実*
American Journal of Physiology; Cell Physiology, 268(2), p.C496 - C502, 1995/00
被引用回数:10 パーセンタイル:25.59(Cell Biology)軟骨細胞にナトリウム利尿ペプチドと受容体(CNP/B型)の系が存在し、軟骨細胞の増殖抑制に働いていることは知られている。ここではナトリウム利尿ペプチドとは相反する生理作用をもつエンドセリンの受容体の軟骨組織での局在とその働きをしらべた。標識エンドセリン、I-ET-1を用いたオートラジオグラフィにより、ET受容体が高レベルでラット軟骨膜に発現していることを確認した。また、この軟骨膜ET受容体のサブタイプはA型であることを明らかにした。ET-1存在下でラット軟骨細胞のH-Thymidineの取り込みが顕著に増加することなどから、ET-1/ET受容体の系は、軟骨膜が軟骨細胞に分化増殖する過程に重要な役割をはたしているものとおもわれる。
柴部 禎巳
放射線と産業, 0(61), p.49 - 52, 1994/03
1991年11月に国際研修コースの評価および実情調査のためモンゴル(人民共和)国を訪問した。これはその時の印象記である。モンゴルの放射線・ラジオアイソトープ利用事情など、原子力分野の実情をのべた。
柴部 禎巳
生物・医学領域における最新オートラジオグラフィの手技とその応用, p.11 - 13, 1993/11
オートラジオグラフィによく使用される核種の物理定数などの解説と使用にあたっての実験上、放射線管理上の注意すべき問題点の説明をした。
村岡 久志*; 柴部 禎巳; 野崎 正*; 奥村 勝弥*
表面科学, 14(5), p.288 - 294, 1993/07
ラジオルミノグラフィは輝尽性蛍光体層をもつイメージング・プレートに放射線画像を記憶させ、読取機でデジタル画像データとしてコンピュータ・ディスクに読み込み、画像化と定量解析をおこなう新しいオートラジオグラフィである。シリコン・ウェーハへのFeとCuの吸着とこれらの吸着不純物にたいするSC-1(NHOH,HO,HO,1:1:5)洗浄の評価にこの方法を適用した。吸着ラジオアイソトープと洗浄後の残存物の分布状態が一目でわかるようになった。ウェーハ上の任意の位置の任意面積のラジオアイソトープ濃度を、検出限界10atom/cmオーダ、ダイナミックレンジ10以上で定量できることがわかった。
柴部 禎巳
Pure Chemicals Daiichi, 22(3), p.74 - 76, 1991/12
イメージング・プレートは、BaFBr:Euを輝尽性蛍光体とする放射線計測用のあたらしい二次元センサである。これは、従来のX線フィルムにかわりうるもので、現像・定着処理を必要とせず、レーザ・ビームでスキャンすることにより、直接デジタルの形で画像データを入手できるものである。このイメージング・プレート・システムは、X線フィルム法とくらべて、高感度であること、計測が短時間でできること、画像の定量解析ができる、などの特徴をもつ。そのため、分子生物学、生物物理学、薬物動態学などさまざまな分野で有効に利用されている。ここでは、このシステムの各分野での利用状況を紹介し、あわせて利用上の問題点の指摘をおこなった。
関屋 富士男*; 小塚 正道*; 柴部 禎巳; 萩原 啓実*
日本血栓止血学会誌, 2(4), p.318 - 322, 1991/08
エンドセリン(ET)は強力な生理活性を有するペプチドであり、高血圧症などとの関連で注目をあつめている。血小板にたいしては、血小板活性を抑制する/促進するという相反した報告がある。本報では、(1)アフィニティ・ラベリングにより血小板膜上の特異的なET結合部位をしらべ、36kDaのタンパク質をET結合部位(受容体)と同定した。(2)血小板凝集に対して、ETのみでは効果はなかったが、ET存在下でADPを添加すると凝集の亢進がみられた。さらに(3)アラキドン酸代謝系を阻害するアスピリンで処理をした血小板は、ET-ADPによる凝集亢進をしめさず、このことから、ETはアラキドン酸代謝に関連した刺激伝達系を増強していることがあきらかとなった。
萩原 啓美*; 小塚 正道*; 江口 暁*; 柴部 禎巳; 伊東 貞三*; 広瀬 茂久*
Biochemical and Biophysical Research Communications, 172(2), p.576 - 581, 1990/10
被引用回数:14 パーセンタイル:39.57(Biochemistry & Molecular Biology)エンドセリンは強力な血管収縮作用をもつペプチドであり、生体内で組織特異的な受容体をもつことがしられている。この受容体を可溶化し、その最小機能サイズとリガンド結合の化学的性質をしらべた。可溶化剤としては0.4%ディジトニンと0.25%CHAPSの混液がもっとも有効であった。ゲル濾過法により34と52kDaの2種の受容体のあることが判明した。この値はアフィニティラベリング法、SDS-ポリアクリルアミド・ゲル電気泳動法による結果と一致し、最小機能サイズに対応する。チオール基阻害剤であるp-chloromercuriphenyl sulfonic acidで処理すると結合活性が低下することから、受容体のリガンド結合部位には、SH基が重要な役割をはたしているものと考えられる。なお受容体タンパク質の分画・確認にはバイオイメージアナライザを使用した。
G.W.Miller*; 重松 昭世*; 泉二 奈緒美*; 柴部 禎巳
J. Plant Nutrition, 13(2), p.201 - 214, 1990/00
被引用回数:5 パーセンタイル:22.03(Plant Sciences)鉄要求性のトマトでは、根寄生酵母Rhodotorula pilimanaeの生産するロドトリック酸鉄、(RA)Fe、が鉄の供給源となっている。ここではトマトの(RA)Feの吸収・移行の機構をしらべた。鉄濃度の低い条件で育生した9日令のトマトの苗にC-およびFe-(RA)Feをそれぞれ6,24,48h吸収させオートラジオグラフィ(ARG)をおこなった。ARGおよび植物体の分析からCおよびFeは、トマトの根、茎、葉とくに若い葉に大量に吸収・移行していることがわかった。Fe-EDTAなどのキレート化合物は根の表面で還元され、生じたFeのみが吸収され、リガンドは吸収されないとされているが、トマトは(RA)Feを分子の形で、または還元形のFeとリガンドの双方を吸収していることがあきらかになった。
柴部 禎巳; 葉田 可林
Radioisotopes, 34(6), p.266 - 269, 1985/00
99%重水(DO)でも発芽するライムギの生理的性質をしらべた。ライムギ幼植物にDOを吸収させると、組織水のDO濃度は、根では30min以内、茎葉では5~6hで、吸収液の濃度と平衡した。平衡値は、根で各吸収濃度の87%,茎葉で55%であった。茎葉へのDOの移行速度は高濃度側でおそくなった。ライムギのKの吸収速度は、イネと同様に、DO濃度が増加すると低下し、0%DO下での39mol・g・hが97%DOでは18mol・g・hになった。この相対吸収速度の対数と各DO濃度との関係は、直線すなわち指数関数で表現できた。DOの生理抑制作用には濃度しきい値はみいだせなかった。50%の種子が発芽するに要する時間もDO濃度と相関した。DOはライムギの発芽,水およびイオン吸収の過程を抑制し、その制御の割合は濃度に相関したが、イネの場合ほどおおきくなかった。
柴部 禎巳; 葉田 可林
Environ.Exp.Bot., 24(4), p.369 - 375, 1984/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Plant Sciences)DO濃度が増加するとイネの水吸収は減少する。このとき植物体内水のDO濃度は、培地の濃度よりひくい値をしめす。とくに茎葉部のDO濃度は、培地を1.00とすると、0.61(1%D)~0.45(94%DO)となる。種子からDO培地で発芽・生育させたイネの根のDO濃度は、培地濃度と一致するが、茎葉のDO濃度は培地と一致せず、植物が成長するにつれて減少する傾向にある。茎葉の各部のDO濃度は、先端ほどひくく、根元からの距離にたいして直線的に低下する。また、DOを吸収した植物を風乾すると、経時的に水分含量が低下するが、残留水のDO濃度も減少する。このような事実から、根、茎葉ともに植物の組織結合水は培地の水と容易に置換せず、自由水のみが置換される。茎葉部では植物体内水と空気中の水蒸気との活発なガス交換があると結論した。
柴部 禎巳; 葉田 可林
Radioisotopes, 33(9), p.606 - 609, 1984/00
イネ幼植物のイオン輸送について、その過程が能動輸送によるRb、受動拡散によるCa、特異輸送であるGeの各イオンにたいするDOの効果をしらべた。イネの各イオン吸収は、輸送系の種類をとわず、DOにより抑制された。このDOによる抑制作用は、植物体内でのイオンの移行過程ではDO濃度が増加するにつれて増大した。しかし、吸収液から根細胞へのイオン吸収過程では、この抑制作用のDO濃度依存性は、Rbの例をのぞき、はっきりしなかった。DO系におけるイネのイオン輸送は、植物体内におけるHOとDOとの置換(交換)過程と拮抗していて複雑な挙動をしているものと推定した。
柴部 禎巳; 葉田 可林
Radioisotopes, 33(10), p.675 - 679, 1984/00
イネ幼植物の根の含有水のDO濃度は、30min以内に吸収液のそれと平衡した。しかし、茎葉部のDO濃度は5~6h後平衡にたっし、24h後もほとんどかわらなかった。吸収液のDO濃度が94.2%のとき、根の水の平衡値は73%茎葉部のそれは43~47%である。Kを除外した一定濃度のDO吸収液で前処理、平衡させたイネのK吸収は、吸収液のDO濃度の増加に対応してよりつよく抑制された。イネのK吸収速度はDO濃度の対数にたいして直線的に減少し、DOの抑制作用に閾値はみられない。根から茎葉へのKの移行は、40%DO以上でいちじるしく抑制された。前処理なしのイネでは、根のK吸収は0~60%DOではかわらなかったのが、80%以上で抑制された。イネのイオン吸収にたいするDOの抑制作用は、植物体内のDO濃度と密接に関係し、とくに茎葉水のD/H比がイオン吸収を支配していることがあきらかになった。
柴部 禎巳; 葉田 可林
Environ.Exp.Bot., 23(4), p.361 - 364, 1983/00
被引用回数:2 パーセンタイル:22.37(Plant Sciences)イネ幼植物の生長は、茎葉、根ともに重水濃度に対応して抑制される。99.7%の重水では48hで黄化、枯死してしまう。HPO吸収は重水濃度に比例して抑制されるが、根から茎葉へのイオンの移行は、60%DOまではわずかであるが、60%以上では著しい。水の吸収も重水濃度が増加するにつれておさえられる。リン酸吸収、水吸収の相対速度をDO濃度にたいして目盛るとDOの阻害曲線がえられた。この関係からDO阻害にはしきい値がないとかんがえられる。
柴部 禎巳; 葉田 可林; 天正 清
Radioisotopes, 29(10), p.493 - 494, 1980/00
一定温度で水を供給すればイネは発芽する。この水を重水でおきかえると、イネの発芽は抑えられる。重水が低濃度であれば、発芽時期がずれる形の発芽遅延がみられる。高濃度(80~99.7%)では、発芽はほとんどおさえられてしまう。この場合、種子は生理的形態的に損傷をうけているのではなく、発芽が抑制された種子から重水をのぞき、軽水の系にもどすと発芽する。
佐々木 隆; 貴家 恒男; 片貝 秋雄; 今村 重祥*; 木原 仁博*; 柴部 禎巳; 岡田 実; 後藤田 正夫; 荒木 邦夫
JAERI-M 6999, 35 Pages, 1977/03
ポリエチレンの抗張力などの向上を目的とする開発研究の一環として、ブタジエンおよびこれにアクリロニトリルまたはスチレンを混合したモノマー系の放射線グラフト重合について、グラフト条件およびグラフト物の物性を予備的に検討した。線源としてはCo-60、電子加速器を使用し、照射法としては同時照射法、前照射法をそれぞれ採用した。ブタジエン単独のグラフト重合はいずれの方法でも速度が小さかった。2成分系のグラフト反応を前照射法で行なうことによって反応速度が上昇することがわかった。ブタジエン-スチレン共グラフト重合体は成形加工性にすぐれているとともに、抗張力、耐衝撃性が同時に向上する可能性が示された。
伊藤 均; 柴部 禎巳; イイヅカヒロシ*
Cereal Chemistry, p.140 - 149, 1971/00
抄録なし
渡辺 宏; 伊藤 均; 柴部 禎巳; 飯塚 廣*
日本農芸化学会誌, 45(2), p.55 - 61, 1971/00
被引用回数:0穀類の微生物障害防除を目的とした線照射に関する基礎的研究として,前々報および前報においては,内外産米について,とくにミクロフローラを中心とした研究を行ない,線照射が有効な手段であることを明らかにした,そこで今回はトウモロコシとマイロについて行なった結果を報告する.トウモロコシとマイロを対象とした理由は両者が輸入穀物の約80%をしめ,工業原料としても重要であるが,とくに飼料原料として年間400万トン(昭和43年)以上輸入され,なお年間10%ずつ増加していることと,また輸入の2/3は米国に依存しており,その流通形式からも微生物障害に注目する必要があると考えたからである.
渡辺 宏; 伊藤 均; 柴部 禎巳; 飯塚 廣*
日本農芸化学会誌, 45(11), p.500 - 506, 1971/00
被引用回数:0日本における配合飼料原料あるいは澱粉質原料としての穀類の需要は,年々その増加の一途をたどっている.しかし,それらの大部分を輸入に頼っているため,海上輸送および陸上げ後の流通過程における変質は,多湿の環境条件とともに,さらに著しいものとなっている.ことにその変質の原因としての徹生物の役割については,著者の1人,飯塚は,麩,米糠,トウモロコシ,大豆粕などについて指摘しに微生物障害とその鑑定方法について調査研究した.
柴部 禎巳; 岩藤 誠吾*; 鈴木 善雄*; 仲川 憲一*; 飯塚 廣*
実験動物, 19(2), p.77 - 81, 1970/00
近年無菌動物およびSPF動物(Barrier-sustained Animals)が動物実験に必要欠くべからざるものとなり,今後もさらにその利用は増大するものと考えられる。