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高橋 直樹; Lee, J.-Y.*; 若林 斉*; 栃原 裕*
保健物理, 47(1), p.54 - 65, 2012/03
原子力施設の点検や保守を行う際に着用される防護服は通気性や透湿性が悪いため、作業に伴い発生した熱や汗は、防護服内へと留まり高温・多湿となるため、熱中症の発症リスクを高める。われわれは既報において、防護服を着用する作業員の暑熱負担に起因する熱中症の発症リスクを、一般的に使用される直腸温ではなく、より容易に測定可能な鼓膜温を用いることの妥当性について評価・検証した結果、十分安全に留意した作業管理が可能となることを報告している。本報では、より安全性と作業効率を両立させるため、実測された鼓膜温から直腸温を予測する予測式の作成及び当該予測式の適用性について評価・検証を行ったところ、鼓膜温から直腸温を測定に使用したセンサーの測定誤差の範囲内で予測することが可能であること及び計測された心拍数に基づく評価を組合せることによって、防護服を着用する作業員の安全性と作業効率を両立させた熱中症の発症リスク管理が可能なことについて報告する。
高橋 直樹; Lee, J.-Y.*; 若林 斉*; 栃原 裕*
Proceedings of 4th International Conference on Human-Environment System (ICHES 2011) (USB Flash Drive), p.745 - 750, 2011/10
原子力施設における点検や保守作業を実施するにあたっては、放射性物質による身体の汚染を防止するために防護服や呼吸保護具が着用される。しかし、これらの防護服は通気性,透湿性が悪く、作業に伴う筋労作により発生した熱や汗は、防護服内へと留まる。そのため、防護服内は高温・多湿となり、熱中症の発症リスクが高まる。そこで、われわれは防護服を着用する作業員の暑熱負担に起因する熱中症発症リスクの高まりを評価するにあたって、一般的に使用される直腸温を測定することなく、より容易かつ測定に際して作業員の同意が得られやすい鼓膜温を測定し、実測された鼓膜温から直腸温を予測する予測式の作成を試みた。本報では、作成された予測式をもとに鼓膜温から予測された直腸温と実測された直腸温と比較することにより、当該予測式の適用性について評価・検証を行った結果について報告する。
高橋 直樹; Lee, J.-Y.*; 若林 斉*; 栃原 裕*
日本生理人類学会誌, 16(Suppl.1), p.92 - 93, 2011/06
不透湿性の防護服を着用し、作業に従事する作業員の筋労作及び暑熱負担に起因する深部体温の変化を把握することは、熱中症等の発生を予防するうえで非常に重要である。本報では、広く使用されている核心温の一つである直腸温を直腸温センサーの測定誤差(0.1C)に近い精度で鼓膜温からより簡便に予測可能であるとの知見を得ることができた。
高橋 直樹; 磯前 日出海; 栗田 勉; 吉元 勝起; 高橋 芳晴*; 名後 利英*; 栃原 裕*; 若林 斉*; Lee, J.-Y.*
no journal, ,
原子力施設の解体・撤去(デコミッショニング)にあたっては、放射性物質から身体を防護するため防護服を着用する。これらの防護服は、通常の作業服に比べて透湿性が悪いため、作業に伴う産熱や汗による湿気がこもりやすく身体に与える負荷(温熱負荷)は大きくなる。本報告では、さまざまな防護服を着用し作業した際の体温等の変化を測定した結果や防護服の違いが身体に及ぼす影響をもとに防護服着用作業時における身体負荷低減のための方策について検討した結果について報告する。
高橋 直樹; Lee, J.-Y.*; 若林 斉*; 栃原 裕*
no journal, ,
原子力施設における保守・点検等にあたっては、放射性物質による身体の汚染を防止するために防護服を着用する。しかし、防護服は通気性,透湿性が悪く、筋労作により発生した熱や汗は、防護服内へと留まるため、防護服内は高温多湿となり、熱中症の発症リスクが高まる。これまで、防護服を着用する作業員の体調管理は、本人の自己申告と時間管理を基本としてきたが、本人の自己申告に基づく管理では、作業員の温熱負荷等に起因する体調の変化を見逃す恐れがあった。そこで、われわれは作業員の鼓膜温や心拍数と言った客観的な情報を遠隔かつリアルタイムで取得し、これまでの自己申告と組合せることにより、作業員の熱中症の発症リスクをより低減できるものと考え、リアルタイム暑熱負荷遠隔モニタリング装置を開発した。
高橋 直樹; 小林 大輔; 吉元 勝起; Lee, J.-Y.*; 若林 斉*; 栃原 裕*; 山田 實*; 田中 秀樹*
no journal, ,
原子力施設の解体・撤去等では、放射性物質による身体汚染を防止するため、防護服が着用される。しかし、防護服は、通常の作業服(綿服等)に比べて通気性や透湿性が悪いため、熱や汗は防護服内に留まり、高温・多湿となる。そのため、作業に伴う身体的な負荷に加えて、温熱環境からも負荷を受けるため、熱中症の発症リスクが高くなる。米国ACGIH(American Conference of Industrial Hygienists)では、通気性・透湿性が悪い衣服を着用して作業を行う際、生理学的モニタリングとして、深部体温(直腸温)等の測定が提唱されているが、実際の作業現場において直腸温を定常的に測定することは作業者への精神的・肉体的な負担が大きいため、作業者からの同意を得ることが難しい。そこで、われわれは直腸温に代わる深部体温として、直腸温に比べてより簡便に測定することができる鼓膜温に着目し、鼓膜温から直腸温を予測するための予測式の算出及びその適用性について検証を行った。