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亀井 満; 根井 弘道*
日本原子力学会誌, 32(9), p.872 - 881, 1990/09
液体金属はFBR用のナトリウム,核融合用のリチウムなど,その優れた熱移送特性によって,今後のエネルギー伝達媒体として利用技術が,開発されてきた。今後さらに宇宙用や高温エネルギー変換システムの適用が進むものと思われる。また,一方鉄鋼の焼鉢や電池など原子力以外の分野にも実用化がはかられている。特にナトリウムが一般産業に利用が進むと考えられる。 FBRにおける液体金属利用(亀井担当)液体リチウム利用(核融合,宇宙電源)(阪大宮崎教授)一般産業(東芝根井)で,記載した。FBRにおける液体金属利用に関しては材料,ナトリウム取扱技術,計測技術,合理化研究,NaK,フリーズシールメタル等の利用,革新技術に関し,概略を記載した。
星 明男*; 根井 弘道*; 大島 厳*; 河村 豊*; 大谷 良一*; 丸山 茂樹*; 武田 正行*; 請地 一敏*; 小俣 一平*
PNC TJ201 83-16, 165 Pages, 1983/05
本報告書は,高速増殖炉もんじゅの二次主冷却系配管にNa漏洩が生じた場合を想定し,漏洩Naに対する接触防止板の必要性を検討するため,Na漏洩時の配管保温構造の健全性及びNa漏洩挙動に対する知見を得ることを目的として,Naに換えて水を使用し実機と同寸大の試験体を用いて水噴出試験を行なった結果をまとめたものである。試験体は,配管からの漏洩箇所と内装板フランジとの相対位置関係をパラメータとして,計7体を製作し,二次主冷却系コールドレグ配管の通常運転圧力(最大値)によって試験を行なった。以下に,本試験の結果,明らかになった事項を示す。1)全てのケースについて内装板の崩壊は生じなかった。2)内装板のみの試験では,ある程度の上向きまたは水平方向のスプレーは生じたが,外装板を装着するとこれらスプレーは生じなかった。3)内装板と外装板の間の保温材設置による水漏洩形態の顕著な差は生じなかった。4)漏洩Naが建屋の天井,壁を直撃することを防止するための接触防止板については,保温構造外装板の設計を工夫することにより削除できる可能性のあることが判明した。5)接触防止板を削除するために,今後Naを用いて行う必要のある試験項目をとりまとめた。
根井 弘道*; 大内 義弘*; 大島 厳*; 堀 雅夫*; 氏原 幸三郎*; 橋口 功*; 井上 設生*
PNC TN941 74-70, 50 Pages, 1974/08
期間1973年8月1日1974年5月31日 目的音響式水リーク検出器を開発すること。要旨 本報告書は今期間中に行なった35回の小リークNa―水反応試験のうち,音響式リーク検出器に関する結果を記述したものである。Na―水反応によって発生する音の特性と音響式による水リーク検出の可能性について調べた。発生した音の出力(RMS値)の測定と周波数分析を行なった。SWAT―2装置ではRMSメータによって0.079/secの水リークを検出できることがわかった。Na―水反応時の周波数スペクトルのピークは変換器を取りつけているステンレス俸あるいは管の固有振動によるものであること,水注入時の音の出力(RMS値)はリーク率の1/3乗に比例し,Na温度が高いほど大きいことがわかった。
根井 弘道*; 氏原 幸三朗*; 大内 義弘*; 橋口 功*; 大島 巖*; 井上 設生*; 堀 雅夫*
PNC TN941 74-45, 97 Pages, 1974/07
期間1973年8月1日1974年5月31日目的蒸気注入によるターゲット管のウェステージに及ぼす種々のパラメータの影響を定量的に把握することおよびリーク検出計の応答特性を調べること。要旨今期間中次の項目の試験をした。1)破損伝播実験,2)ターゲット管上の温度分布測定,3)内径0.2mmのノズルによる小リークウェステージ,4)キャプセルによる微小リーク試験時の水素検出計の応答。破損伝播実験により,破損孔の大きさ,破損に至るまでの時間を知ることができた。さらに,破損に到るまでのへこみの成長の過程を考察した。ウェステージ部のへこみ測定から,へこみ分布は正規分布をすることがわかった。ターゲット管表面の温度分布の形状はへこみ分布の形状とよく似ていた。ウェステージ率をリーク率とNa温度で表す実験式をクロモリ鋼とステンレス鋼について作った。Na中水素検出計として新たに電離真空計(B-Aケージ)をとりつけた。ノーブルポンプ,質量分析器,B-Aゲージのうら,B-Aケージの性能が最も良好であることがわかった。B-Aケージの感度ほ,Na中水素濃度が100ppbのとき,3ppbと計算された。ノーブルポンプ及びB-Aゲージの応答を理論的に解析した。理論値と実測値はよく一致した。この解析から,Na中への水素の溶解割合を知ることができた。Ar中水素計では還流式Naべーパトラップの性能をしらべた。
根井 弘道*; 氏原 幸三郎*; 大内 義弘*; 大島 巌*; 井上 設生*; 堀 雅夫*
PNC TN943 73-02, 149 Pages, 1973/08
期間1972年9月1日1973年8月31日 目的蒸気注入によるターデット管のウェステージ結果と各種リーク検出計の応答特性についての試験結果を報告する。要旨もんじゅの蒸気発生器を模擬して,次の様な試験条件で試験をおこなった。ターデット部の流速0.24m/s ノズル・ターデット間距離1.75mm ノズル径0.30.7mm ナトリウムと蒸気の温度280530 蒸気圧力は20170atmの範囲でかえたが,データをリーク率で整理し,圧力の影響は特に考慮しなかった。リーク率0.16g/secの範囲で,ウェステージ率はリーク率とともに増大した。2―1/4Cr―1Mo鋼はステンレス鋼にくらべて,5倍程ウェステージが大きい。Na温度480のウェステージ率は330にくらべて10程大きい。この温度による違いを考慮すると,APDAで得られた水のウェステージと我々の蒸気の結果はそれ程大きな差はない。Na中とカバーガス中の水素計の検出感度について検討を加えた。応答時間は両者とも3040秒程度であった。連続式プラギング計は良好な水反応時の応答を示した。このプラギング計により,水注入後のループの平衡プラギング温度と注入水量との関係をとった。各種のピエゾ式音響検出器により反応音を測定することにより,リーク率によりS/N比は210程度であること,ナトリウム温度480では280の時の2倍程度の音響出力がでることなどがわかった。周波数スペクトルは導波管等構造物の影響を強く受けるのではないかと思われた。水反応時には,反応容器の液面が水素ガスにより振動するのが液面計により観測された。実際の蒸気発生器でリークが起った時のこの振動の大きさを推定するための考察を加えた。
根井 弘道*; 大内 義弘*; 氏原 幸三郎*; 大島 厳*; 井上 設生*
PNC TN941 72-14, 96 Pages, 1972/08
期間1972年3月1972年8月31日 目的 小リークナトリウム水反応試験装置(SWAT―2)を使っておこなわれたリーク検出計の特性試験の結果,及びその後,1972年7月末までにおこなわれたナトリウム水反応試験の結果について報告する。主た拡散式水素検出計の特性に関する考察についても述べる。
根井 弘道*; 大内 義弘*; 大島 厳*; 堀 雅夫*
PNC TN941 72-08, 62 Pages, 1972/08
期間1970年12月1972年5月31日 目的 小リークナトリウム水反応試験装置の概要と試験目的について報告する。要旨 小リークナトリウム水反応試験装置は,「もんじゅ」用蒸気発生器内でナトリウム中へ水がリークした時に隣接伝熱管壁上に発生すると考えられているウェステージ量を明らかにする事と,そのリークを早期に検出するためのリーク検出計の開発試験を目標にして建設された。本報告書はこの試験研究の第1報として,試験研究の目的と,装置の概要について述べてある。試験の結果については第2報に報告する予定である。