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藤原 秀紀*; 梅津 理恵*; 黒田 文彬*; 宮脇 淳*; 樫内 利幸*; 西本 幸平*; 永井 浩大*; 関山 明*; 入澤 明典*; 竹田 幸治; et al.
Scientific Reports (Internet), 11(1), p.18654_1 - 18654_9, 2021/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Multidisciplinary Sciences)Band-gap engineering is one of the fundamental techniques in semiconductor technology. To fully utilize the spintronic material, it is essential to optimize the spin-dependent electronic structure in operando conditions by applying the magnetic and/or electric fields. Here we present a new spectroscopic technique to probe the spin-polarized electronic structures by using magnetic circular dichroism (MCD) in resonant inelastic soft X-ray scattering (RIXS) under an external magnetic field. Thanks to the spin-selective dipole-allowed transitions in the RIXS-MCD, we have successfully demonstrated the direct evidence of the perfectly spin-polarized electronic structures for the prototypical halfmetallic Heusller alloy, CoMnSi. The RIXS-MCD is a promising tool to probe the spin-dependent carriers and band-gap with element specific way induced in buried magnetic layers under operando conditions.
永井 浩大*; 藤原 秀紀*; 荒谷 秀和*; 藤岡 修平*; 右衛門佐 寛*; 中谷 泰博*; 木須 孝幸*; 関山 明*; 黒田 文彬*; 藤井 将*; et al.
Physical Review B, 97(3), p.035143_1 - 035143_8, 2018/01
被引用回数:21 パーセンタイル:70.17(Materials Science, Multidisciplinary)フェリ磁性体MnVAl単結晶の電子構造を軟X線吸収磁気円二色性(XMCD)、軟X線共鳴非弾性散乱(RIX)によって調べた。全ての構成元素のXMCD信号を観測した。Mn L XMCDの結果は、密度汎関数理論を基にしたスペクトル計算により再現でき、Mn 3状態の遍歴的性質が明らかとなった。V LXMCDの結果はイオンモデル計算によって定性的に説明され、V 3電子はかなり局在的である。この描像は、V L RIXSで明らかとなった局所的な遷移と矛盾しない。
梅津 浩; 森本 靖之; 後藤 浩仁; 長安 孝明; 池上 宗平; 矢坂 由美*; 金子 昌章*
JNC TJ6400 2002-004, 68 Pages, 2003/02
JNC人形峠では、種々の研究開発に伴い発生する各種固体及び液体放射性廃棄物を施設内で保管している。これら廃棄物の中でフッ素を含有する固体廃棄物については、発生量が多いため、技術開発を行い、処理を進めていく予定である。本検討では、C-F2、ケミカルトラップ材(N-F)、流動媒体(A-2O3)、不良品UF4に対し、塩酸を用いた処理プロセス物質収支、放射能収支を検討するためのデータをビーカー試験で取得し、プロセスの可能性を評価した。
高信 修; 高信 修; 松田 健二*; 宇留野 誠; 柴田 寛; 北村 隆文*; 梅津 浩*
IAEA(RU:TECDOC作成に関する会議), 0 Pages, 2003/00
PNC(現JNC)は、電気事業者の協力を得て回収ウラン利用技術開発を進めてきた。本資料では、国内における回収ウラン利用技術開発の状況とJNCにおける回収ウラン利用経験を整理した。
梅津 浩; 天本 一平; 金子 昌章*; 川田 千はる*; 村井 正人*
JNC TJ6400 2001-012, 51 Pages, 2002/03
製錬転換施設では種々の研究開発に伴い発生する各種固体及び液体放射性廃棄物を現在施設内で保管している。これら廃棄物の中でフッ素を含有する固体廃棄物(殿物)については、発生量が多いことから処理技術を開発し、処理を進めていく予定である。本検討では、伝物の処理に用いられている湿式処理プログラム(塩酸系処理プロセス、硝酸系処理プロセス)の他の廃棄物への適用性を調査する。対象廃棄物としては、ケミカルとラップ材(NaF)とフッ化炉の流動媒体(Al2o3)とした。調査は、湿式処理プロセスの各処理工程(溶解、ウラン分離、廃液回収等)における適用性検討とマスバランス検討について行った。NaFの処理が可能であると評価できた。硝酸系処理はNaF処理後の硝酸の回収方法が課題であることが分かった。Al2O3への湿式処理プロセスの適用性を検討した結果、塩酸系処理、硝酸系処理ともにAl2O3の溶解方法が課題であることが分かった。
梅津 浩; 天本 一平; 千代 亮*; 山崎 誠一郎*
JNC TJ6400 2001-015, 48 Pages, 2002/02
人形峠事業所に置ける製錬転換プロセスはらは、ウランや微量のFP、TRUを含んだアルミナ(使用済み流動媒体及びオフガス処理用吸着剤)が発生する。これらの放射性物質を含むアルミナは現在保管されており、今後の施設整理縮小に備え、処理が必要になる。しかしながら、これら転換施設に固有であるウラン等を含有するアルミナに対する処理技術はなく現在、合理的技術を選択すべく、調査、基礎試験が進められている。本件は、処理技術として溶融塩電解法の適用性を検討するうえで不足している熱力学データ(フッ化物溶融塩中での活量係数)の取得を行うことを目的とするものである。昨年度はウラン模擬物質を用いてフッ化物溶融塩(氷晶石系溶融塩)中での熱力学データを取得する技術を確証したが、本年度は天然ウランを実際に使用し電位測定試験を行った。
梅津 浩; 森本 靖之; 後藤 浩仁; 長安 孝明; 池上 宗平; 千代 亮*; 東 達弘*
JNC TJ6400 2001-014, 39 Pages, 2002/02
転換施設に固有であるウラン等を含有するアルミナに対する処理技術として溶融塩電解法をあげることができる。その適用性を検討する上で不足している熱力学データを取得する必要があり、昨年度セリウムウをウラン模擬物質として用い超電力測定試験を行ったところ、弗化物系においてアルミニウムよりも卑な電位をもつセリウムは正確な検証ができないことがわかった。そこで本年度はアルミニウムよりもニッケルを用いて試験を行い、試験体系の妥当性、試験条件棟の最適化を図ることとした。研究の結果、アルミナは弗化物溶融塩に溶解する際同じく溶融塩中に溶解させたフッ化ニッケルを酸化させることが分かった。この現象はウランにおいても生じることが予想でき、電解還元によるアルミナからのウラン回収が難しいことを示唆するものであった。
梅津 浩; 天本 一平; 川田 千はる*; 水口 浩司*; 藤田 玲子*
JNC TJ6400 2001-011, 35 Pages, 2002/02
製錬転換施設で発生する金属廃棄物からのウラン等除染技術について、除染係数、2次廃棄物発生量の観点から溶融塩電解法の有効性が既に確認されている。今後、実機設計を行っていく際、配管半径、配管長さ、電極間距離などのパラメータが溶融塩電解除染の除染効率に対しどのように影響するかを把握しておくことは重要である。本研究では、2次元電位分布計算コードDEVONを用い、配管半径、配管長さ、電極間距離をパラメータとし、各パラメータが除染効率に与える影響を検討した。結果として、配管半径、配管長さは指数関数的に影響を与えるが、電極間距離は除染効率に影響を与えないことが分かった。
三原 隆嗣; 早船 浩樹; 江沼 康弘; 梅津 陽一郎; 石川 浩康; 川崎 信史; 小林 順
JNC TY9400 2000-024, 706 Pages, 2000/06
1999年度より2年間予定で実用化戦略調査研究フェーズ1を実施している。本報告書は実用化戦略調査研究の中で対象としたFBRプラントシステムについて、技術的成立性、経済性等の観点から検討を加えた結果をフェーズ1の中間段階、すなわち1999年度の成果としてまとめたものである。1999年度では、FBRプラントを構成する冷却材及び燃料の組合わせとして現状考えられるものは全て対象にし、同時点での技術情報に基づき、冷却材ごとにプラントシステムの技術的成立性及び経済的成立性について中間評価した。その結果、冷却材ごとにプラントとして有望なシステムの骨格が明確になりつつある。2000年度はさらに検討を進め、フェーズ2で取り上げるべき対象を絞り込んでいく予定である。
阿部 仁; 渡邉 浩二; 田代 信介; 土野 進*; 梅津 博幸*
no journal, ,
MOX燃料加工施設の火災時の安全性を定量的に確認するためには、実施設の詳細情報を考慮したうえで、施設で使用される各可燃性物質固有の燃焼・熱分解特性とそれに伴う放射性物質・煤煙の放出特性にかかわるデータを相互に関連付けて取得し、火災の拡大やエネルギー及び放射性物質・煤煙放出等の事象の時間的進展を評価することが重要である。(独)原子力安全基盤機構(JNES)は、同施設の閉じ込め機能を担うGBに対する保守管理にかかわる技術基準の整備を目的として、閉じ込め機能にかかわる技術的基本要件の整理と火災時及び地震時のGB挙動評価を実施しており、そのうち(独)日本原子力研究開発機構はJNESからの受託事業(火災要素試験)として、これらデータの取得・整備を進めている。本報では、本試験概要とGB構成材の熱分解特性データについての中間報告を行う。
渡邉 浩二; 阿部 仁; 田代 信介; 内山 軍蔵; 土野 進*; 梅津 博幸*
no journal, ,
核燃料サイクル施設におけるグローブボックス(GB)の火災時の閉じ込め機能を定量的に評価するための基礎データの取得と評価モデルの整備を進めている。本報では、GB構成材の燃焼特性データ(輻射熱流等のエネルギー放出特性)と熱分解特性データに基づいた閉じ込め評価手法の検討にかかわる中間報告を行う。
阿部 仁; 渡邉 浩二; 田代 信介; 内山 軍蔵; 土野 進*; 梅津 博幸*
no journal, ,
火災時のグローブボックス(以下、GBという。)の閉じ込め機能劣化の経時変化を評価するため、GB構成部材の熱分解特性及び燃焼特性データの取得と評価モデルの整備を進めている。このうち本報では、GBパネル構成部材であるアクリルの燃焼に伴う熱流動に対するソースタームデータと煤煙及び模擬放射性物質(EuOを使用)の放出特性データについて報告する。EuOを上表面に均一に添加したペレット状のアクリルを燃焼させた場合、EuOの放出速度(kg/ms)は燃焼開始直後に最大値を示しその後急激に低下した。煤煙化率は同放出速度のピークより若干の時間遅れを伴ってピークを示した。全燃焼時間でのEuO及び煤煙の平均の放出率は、それぞれ、約2.4%及び約0.16%であった。EuOの存在形態や幾つかのGB構成部材を混合させた場合の燃焼特性評価結果等についても言及する。
藤原 秀紀*; 向後 純也*; 笠原 理加*; 西岡 拓真*; 藤本 直央*; 永井 浩大*; 関山 明*; 角田 一樹; 竹田 幸治; 斎藤 祐児; et al.
no journal, ,
ホイスラー合金の磁気特性や電子構造は、結晶の化学量論的不安定性や結晶構造の長距離規則度に大きく依存することが広く知られている。本研究では、結晶構造の規則度と磁気特性の相関を明らかにするため、CoMnSi純良単結晶試料に対し、広域X線吸収微細構造(EXAFS)の磁気円二色性をSPring-8のBL23SUにおいて測定した。そして、EXAFS振動とは周期の異なる明瞭な磁気EXAFS振動を見出した。この結果は、多重散乱理論に基づく解析により、遠方磁性サイトの寄与が強く反映していることで説明できることを明らかにした。