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論文

Superdeformed band in asymmetric N $$>$$ Z nucleus, $$^{40}$$Ar and high-spin states in A = 30 $$sim$$ 40 nuclei

井手口 栄治*; 大田 晋輔*; 森川 恒安*; 大島 真澄; 小泉 光生; 藤 暢輔; 木村 敦; 原田 秀郎; 古高 和禎; 中村 詔司; et al.

Progress of Theoretical Physics Supplement, (196), p.427 - 432, 2012/10

A rotational band with five cascade $$gamma$$-ray transitions was newly found in $$^{40}$$Ar. The deduced transition quadrupole moment of $$1.45^{+0.49}_{-0.31}$$ eb has demonstrated this band as having a superdeformed shape of $$beta_2 sim$$ 0.5. The structure of the band was discussed in the framework of cranked Hartree-Fock-Bogoliubov calculations and the assignment of multiparticle-multihole configuration has been made.

論文

Possible antimagnetic rotation band and neutron alignment in $$^{101}$$Pd

菅原 昌彦*; 早川 岳人; 大島 真澄*; 藤 暢輔; 長 明彦; 松田 誠; 静間 俊行; 初川 雄一; 草刈 英榮*; 森川 恒安*; et al.

Physical Review C, 86(3), p.034326_1 - 034326_11, 2012/09

 被引用回数:17 パーセンタイル:66.88(Physics, Nuclear)

$$^{101}$$Pdの高スピン状態を、$$^{68}$$Zn($$^{37}$$Cl, 1$$p$$3$$n$$)反応を用いて生成しインビーム$$gamma$$線分光で研究した。中性子の$$h$$$$_{11/2}$$軌道で特徴づけられるバンドは、より高スピン状態まで拡張された。また、$$d$$$$_{5/2}$$中性子バンドの実験データも更新された。この2つのバンドに崩壊する多数の$$gamma$$線が観測され、その結果、複数のサイドバンドも確認された。$$h$$$$_{11/2}$$バンドから$$d$$$$_{5/2}$$バンドへの電気的双極遷移もまた観測された。$$h$$$$_{11/2}$$バンドは、中性子の整列を取り入れた準古典的な粒子・回転子モデルに基づく、「反磁気的回転」の観点から議論される。

論文

Coulomb excitation of $$^{156}$$Gd

菅原 昌彦*; 草刈 英榮*; 吉沢 康和*; 井上 光*; 森川 恒安*; 静間 俊行; Srebrny, J.*

Physical Review C, 83(6), p.064308_1 - 064308_13, 2011/06

 被引用回数:6 パーセンタイル:42.07(Physics, Nuclear)

118MeVまで加速した$$^{32}$$Sビームと225MeVまで加速した$$^{58}$$Niビームを用いて、$$^{156}$$Gdの多重クーロン励起実験を行った。その結果、基底状態回転バンド, ベータ振動バンド, $$gamma$$振動バンド, オクタポール振動バンドが、それぞれ、18$$^+$$, 14$$^+$$, 12$$^+$$, 15$$^-$$準位まで観測された。gosiaコードを用いて、実験データの分析を行い、E2遷移強度のスピン依存性を再現するように、強度関係式に含まれる行列要素を決定した。高スピン領域におけるE2行列要素の変化は、$$beta$$, $$gamma$$振動バンドの性質の変化によるものであることがわかった。

論文

Shape evolution in heaviest stable even-even molybdenum isotopes studied via Coulomb excitation

Wrzosek-Lipska, K.*; Zieli$'n$ska, M.*; Hady$'n$ska-Kl$c{e}$k, K.*; 初川 雄一; Iwanicki, J.*; 片倉 純一; Kisieli$'n$ski, M.*; 小泉 光生; Kowalczyk, M.*; 草刈 英榮*; et al.

International Journal of Modern Physics E, 20(2), p.443 - 450, 2011/02

 被引用回数:6 パーセンタイル:42.07(Physics, Nuclear)

安定なMo同位体のうち$$^{96,98,100}$$Moについてクーロン励起実験を行った。GOSIAのコードを用い解析を行った結果、低励起状態間の電磁遷移に関する換算行列要素を決定した。さらに、四重極和則を用い、低励起0$$^+$$準位の四重極変形パラメータを導出した。得られた結果より、$$^{98,100}$$Moが、基底状態(0$$_1^+$$状態)で3軸非対称変形し、励起状態(0$$_2^+$$状態)でプロレート変形している、変形共存核であることがわかった。$$^{100}$$Moについて、ボーアハミルトニアンモデルを用いた計算を行った結果、このモデルが実験値をよく再現することがわかった。

論文

Superdeformation in asymmetric $$N$$$$>$$$$Z$$ nucleus $$^{40}$$Ar

井手口 栄治*; 大田 晋輔*; 森川 恒安*; 大島 真澄; 小泉 光生; 藤 暢輔; 木村 敦; 原田 秀郎; 古高 和禎; 中村 詔司; et al.

Physics Letters B, 686(1), p.18 - 22, 2010/03

 被引用回数:36 パーセンタイル:86.72(Astronomy & Astrophysics)

タンデム加速器からの70MeV $$^{18}$$Oビームを$$^{26}$$Mgターゲットに照射し、$$^{40}$$Arの高励起状態を生成した。多重$$gamma$$線検出装置GEMINI-IIを用いて多重$$gamma$$線測定を行い、$$^{40}$$Arにおいて2$$^+$$から12$$^+$$までの5本の$$gamma$$線遷移からなる回転バンドを発見した。得られた遷移四重極モーメント1.45$$pm$$0.15ebはこのバンドが超変形(長軸と短軸の比が2:1に近いラグビーボール型変形)を有することを示唆した。cranked Hartee Fock Bogoliubov計算により、このバンドの性質を調べ、多粒子,多空孔配位であることを確かめた。

論文

One-quasiparticle bands in neutron-rich $$^{187}$$W

静間 俊行; 石井 哲朗; 牧井 宏之*; 早川 岳人; 松田 誠; 重松 宗一郎*; 井手口 栄治*; Zheng, Y.*; Liu, M.*; 森川 恒安*; et al.

Physical Review C, 77(4), p.047303_1 - 047303_4, 2008/04

 被引用回数:10 パーセンタイル:56.12(Physics, Nuclear)

中性子移行反応$$^{186}$$W($$^{18}$$O,$$^{17}$$O)を用いて中性子過剰核$$^{187}$$Wの励起状態を生成し、脱励起$$gamma$$線の計測を行った。その結果、既知の負パリティバンドについてよりスピンの高い準位を観測し、また、2つの正パリティバンドを新たに同定した。近傍原子核の準位エネルギーの系統性やバンド内の分岐比から得られたg因子の分析により、新たに見つかった2つのバンドが$$nu$$ i$$_{13/2}$$軌道に起因することを明らかにした。

論文

Evidence for a $$K^pi=1/2^+$$ isomer in neutron-rich $$^{185}$$Ta

静間 俊行; 石井 哲朗; 牧井 宏之; 早川 岳人; 重松 宗一郎*; 松田 誠; 井手口 栄治*; Zheng, Y.*; Liu, M.*; 森川 恒安*

European Physical Journal A, 34(1), p.1 - 4, 2007/10

 被引用回数:7 パーセンタイル:50.06(Physics, Nuclear)

陽子ピックアップ反応$$^{186}$$W($$^{18}$$O,$$^{19}$$F)を用いて中性子過剰核$$^{185}$$Taの励起状態を生成し、脱励起$$gamma$$線を計測した。高エネルギー分解能を持つシリコン$$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて散乱粒子を測定し、反応チャンネルの選別を行った。データ解析の結果、励起エネルギー406keVに半減期$$0.9(3)$$マイクロ秒を持つアイソマーなど新たに幾つかの低励起準位を観測した。近傍原子核の準位構造やアイソマーの崩壊率の詳細な分析から、今回観測したアイソマーのスピンを$$I=3/2$$,ニルソン配位を1/2$$^+$$[411]と決定した。

論文

Excited states in neutron-rich $$^{188}$$W produced by an $$^{18}$$O-induced 2-neutron transfer reaction

静間 俊行; 石井 哲朗; 牧井 宏之; 早川 岳人; 重松 宗一郎; 松田 誠; 井手口 栄治*; Zheng, Y.*; Liu, M.*; 森川 恒安*; et al.

European Physical Journal A, 30(2), p.391 - 396, 2006/11

 被引用回数:12 パーセンタイル:61.41(Physics, Nuclear)

$$^{186}$$W($$^{18}$$O,$$^{16}$$O)反応を用いて中性子過剰核$$^{188}$$Wの励起状態を生成した。高分解能のシリコン$$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて散乱粒子を測定し、放出$$gamma$$線との同時計測を行った。その結果、$$^{188}$$W核の基底状態回転帯について、$$I^pi=8^+$$の状態までの観測に成功した。また、$$gamma$$バンド,オクタポールバンド及び2準粒子配位に基づく状態を新たに発見した。自己無撞着HFBクランキング模型を用いることにより、基底状態回転帯の励起エネルギーをよく再現できることがわかった。また、$$^{188}$$W核は、3軸非対称性がやや強いことを明らかにした。さらに、blocked-BCS模型を用いて、2準粒子配位のエネルギー準位の計算を行い、$$I^pi=7^-$$$$10^-$$状態が核異性体となる可能性が高いことを明らかにした。

論文

Search for signature inversion in the $$pi i_{13/2} bigotimes nu i_{13/2}$$ bands in $$^{182,184,186}$$Au

Zhang, Y. H.*; Zhou, X. H.*; He, J. J.*; Liu, Z.*; Fang, Y. D.*; Guo, W. T.*; Lei, X. G.*; Guo, Y. X.*; Ndontchueng, M. M.*; Ma, L.*; et al.

International Journal of Modern Physics E, 15(7), p.1437 - 1445, 2006/10

 被引用回数:3 パーセンタイル:28.19(Physics, Nuclear)

タンデム加速器施設において多重$$gamma$$線検出装置GEMINI-IIを用いたインビーム$$gamma$$線核分光実験により、高スピン核構造が未知である陽子数,中性子数ともに奇数である奇奇核$$^{182,184,186}$$Auの$$pi i_{13/2} bigotimes nu i_{13/2}$$回転バンドにおける低スピン指標逆転現象を探索した。これら3つの核の$$pi i_{13/2} bigotimes nu i_{13/2}$$バンドを同定し、高スピン状態まで拡張することに成功した。特に、$$^{184}$$Auにおいて$$pi i_{13/2} bigotimes nu i_{13/2}$$バンドと基底状態回転バンドの間のバンド間転移が確立され、$$pi i_{13/2} bigotimes nu i_{13/2}$$バンドのスピン・パリティを決めることができた。この結果、これら3つの核の$$pi i_{13/2} bigotimes nu i_{13/2}$$回転バンドで低スピン指標逆転現象が見つかった。

論文

Coulomb excitation experiments at JAEA Tandem facility for the study of nuclear structure

小泉 光生; 藤 暢輔; 長 明彦; 木村 敦; 宇都野 穣; 大島 真澄; 早川 岳人; 初川 雄一; 片倉 純一; 松田 誠; et al.

Proceedings of the International Workshop on Quark Nuclear Physics 2006, p.245 - 252, 2006/00

原子力機構では、多重クーロン励起実験法を用い基底状態に近い偶偶核の構造を系統的に研究している。これまで、Ge, Zn, Moなどの安定な原子核について、B(E2), Qモーメントなどの電磁気的物理量を測定してきた。われわれの実験の結果、$$^{70,74,76}$$Ge, $$^{98}$$Mo核で、変形共存していることが明らかになった。Ge原子核においては、質量が76-74-72と下がるに従い、球形侵入バンドの0$$^{+2}$$バンドヘッドのエネルギーが下がり、$$^{70}$$Geで基底状態のプロレイト変形0$$^+$$準位と入れ替わることがわかった。$$^{98}$$Moでは、プロレイトと3軸非対称変形の共存現象が見つかった。$$^{66,68}$$Znでは、3軸非対称変形していることが明らかになった。

論文

Identification of the $$K^pi=11/2^+$$ isomer in neutron-rich $$^{187}$$W

静間 俊行; 早川 岳人; 御手洗 志郎*; 森川 恒安*; 石井 哲朗

Physical Review C, 71(6), p.067301_1 - 067301_4, 2005/06

 被引用回数:6 パーセンタイル:45.53(Physics, Nuclear)

深部非弾性散乱反応を用いて、中性子過剰核$$^{187}$$Wの励起状態を生成した。反応チャンネルの選別のため、ビーム様フラグメントをシリコン検出器を用いて測定した。また、ゲルマニウム検出器を用いて、遅延$$gamma$$線の測定を行った。その結果、$$^{187}$$Wにおいて、励起エネルギー411keVに、新たに1.56(28)マイクロ秒の核異性体の観測に成功した。近傍の原子核の準位構造から、この核異性体は、$$11/2^+$$[615]準粒子配位を持つことがわかった。

論文

Shape coexistence in even-even mo isotopes studied via coulomb excitation

Zieli$'n$ska, M.*; Czosnyka, T.*; Wrzosek-Lipska, K.*; Choi$'n$ski, J.*; 初川 雄一; Iwanicki, J.*; 小泉 光生; 草刈 英榮*; 松田 誠; 森川 恒安*; et al.

Acta Physica Polonica B, 36(4), p.1289 - 1292, 2005/04

さまざまなビームとターゲットの組合せを用いて$$^{96}$$Moと$$^{100}$$Mo核をクーロン励起し、これらの核の電磁気的性質を調べた。この情報は以前$$^{98}$$Moで発見された変形共存現象を理論的に解釈するうえで、重要な実験データを提供した。

論文

Multiple coulomb excitation experiment of $$^{68}$$Zn

小泉 光生; 関 暁之*; 藤 暢輔; 長 明彦; 宇都野 穣; 木村 敦; 大島 真澄; 早川 岳人; 初川 雄一; 片倉 純一; et al.

Nuclear Physics A, 730(1-2), p.46 - 58, 2004/01

 被引用回数:20 パーセンタイル:72.52(Physics, Nuclear)

原研タンデム・ブースター加速器施設で$$^{68}$$Znビームのクーロン励起実験を行った。実験の結果、新たに2つの$$E2$$マトリックスエレメント及び2$$_{1}$$$$^{+}$$の四重極モーメントを得た。$$^{68}$$Znの構造を理解するために、Nilsson-Strutinskyモデルでポテンシャルエネルギー表面(PES)の計算を行った。その結果、PESは、2つの浅い極小値を持つことがわかった。1番目の極小値は、フェルミ面の下に$$1g_{9/2}$$軌道を含まず、2番目の極小値は、それを含むことがわかった。殻モデル計算との比較より、基底状態バンド及び侵入バンドは、それぞれEPSの1番目及び2番目に関係していると考えられる。基底バンドの励起エネルギーや$$B(E2)$$の実験値は、3軸非対称モデル及びO(6)限界のIBMによって、ある程度再現できることがわかった。また、PESの浅い極小は原子核の形状がソフトであることを示唆している。以上より、基底状態バンドは、ソフトな三軸非対称変形していると考えられる。

論文

Multiple Coulomb Excitation Experiment of $$^{66}$$Zn

小泉 光生; 関 暁之*; 藤 暢輔; 大島 真澄; 長 明彦; 木村 敦; 初川 雄一; 静間 俊行; 早川 岳人; 松田 誠; et al.

European Physical Journal A, 18(1), p.87 - 92, 2003/10

 被引用回数:16 パーセンタイル:68.45(Physics, Nuclear)

$$^{nat}$$Pbターゲットに、原研タンデム・ブースターで加速された$$^{66}$$Znビームを照射して、多重クーロン励起実験を行った。実験結果を最小自乗検索プログラムGOSIAで解析した結果、4つの${it E2}$マトリックスエレメントと、2$$_{1}$$$$^{+}$$準位の静電四重極モーメントを得ることができた。得られた${it B(E2)}$より、基底バンドは準回転バンドと解釈できることがわかった。また、2$$_{1}$$$$^{+}$$準位が、正の静電4重極モーメントを持つことがわかった。実験結果、及び、Nilsson-Strutinskyモデルによる表面ポテンシャルエネルギーの計算結果より、基底バンドは、ソフトな三軸変形をしていると考えられる。

論文

Projectile Coulomb excitation of $$^{78}$$Se

早川 岳人; 藤 暢輔; 大島 真澄; 長 明彦; 小泉 光生; 初川 雄一; 宇都野 穣; 片倉 純一; 松田 誠; 森川 恒安*; et al.

Physical Review C, 67(6), p.064310_1 - 064310_6, 2003/06

 被引用回数:17 パーセンタイル:69.91(Physics, Nuclear)

原研のタンデム加速器で加速された$$^{78}$$Seビームを鉛の金属薄膜に照射した。ビームに用いた$$^{78}$$Seは、鉛との多重クーロン励起反応によって高励起状態まで励起された。励起された$$^{78}$$Seから脱励起によって放出された$$gamma$$線と、クーロン散乱された$$^{78}$$Se粒子を同時計測した。$$^{78}$$Seから放出された$$gamma$$線の角度分布,強度を最小二乗フィットコードGOSIAを用いて解析した。その結果、$$gamma$$線の電気遷移確率と励起状態の電気的四重極変形の大きさを得ることができた。その結果を、三軸非対称模型計算と比較して、$$^{78}$$Seが三軸非対称になっていることを明らかにした。

論文

First measurement of the quadrupole moment in the 2$$_1^+$$ state of $$^{84}$$Kr

長 明彦; Czosnyka, T.*; 宇都野 穣; 水崎 高浩*; 藤 暢輔; 大島 真澄; 小泉 光生; 初川 雄一; 片倉 純一; 早川 岳人; et al.

Physics Letters B, 546(1-2), p.48 - 54, 2002/10

 被引用回数:10 パーセンタイル:51.12(Astronomy & Astrophysics)

$$^{84}$$Kr ビームを$$^{98}$$Mo, $$^{nat}$$Pb ターゲットに照射しクーロン励起実験を行った。最小自乗コードGOSIAを用いて$$^{84}$$Krの5つの低励起状態について6つの行列要素を求めた。2$$_1^+$$準位の四重極能率がはじめて得られた。実験で得られた四重極能率及びE2換算遷移確率は、N=50同中性子体の励起準位を系統的に再現した殻模型計算と良く一致している。

論文

A $$gamma$$-ray detector array for joint spectroscopy experiments at the JAERI tandem-booster facility

大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*; 古高 和禎*; 早川 岳人*; 木寺 正憲*; 初川 雄一; 松田 誠; 御手洗 志郎*; 静間 俊行*; et al.

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 421(1-2), p.211 - 226, 1999/00

 被引用回数:95 パーセンタイル:98.39(Instruments & Instrumentation)

大学連合と共同で建設した多重ガンマ線検出器アレイ(ミニクリスタルボール)とそれを用いて得られた最初の成果について報告する。

論文

Two-phonon $$gamma$$-vibrational state in $$^{168}$$Er

大島 真澄; 森川 恒安*; 初川 雄一; 市川 進一; 篠原 伸夫; 松尾 正之*; 草刈 英栄*; 小林 直樹*; 菅原 昌彦*; 稲村 卓*

Physical Review C, 52(6), p.3492 - 3495, 1995/12

 被引用回数:29 パーセンタイル:81.29(Physics, Nuclear)

多フォノン状態は球形領域核では知られているが、変形核ではこれまで2例報告されている。その1つである$$^{168}$$Erについて新たにクーロン励起法による粒子-ガンマ線角度相関実験を行った。その結果2056keVのエネルギーにガンマ振動2フォノン状態を同定し、以前より良い精度でのE2転移確率を得た。この解析からこの状態は50%程度の2フォノン成分を含むことがわかった。

報告書

「第2回原研タンデムブースターによる核分光国内共同実験」研究会報告集; 1994年7月25$$sim$$26日、東海村

大島 真澄; 森川 恒安*; 初川 雄一; 石井 哲朗; 木寺 正憲*; 池添 博

JAERI-Conf 95-004, 103 Pages, 1995/03

JAERI-Conf-95-004.pdf:3.73MB

原研タンデムブースター加速器の建設は順調に進み、来年度早々に実験開始の予定である。この完成を機に現在国内にあるアンチコンプトンガンマ線分析器を持ち寄って小型クリスタルボール(多重ガンマ線検出器アレイ)を建設し、共同実験を行う計画がスタートした。この共同実験を成功させるために、1993年1月に行った研究会に引続き、標記研究会を1994年7月25、26日の両日東海研究所において行った。所内から約20名、所外の各大学・研究所から約35名の実験および理論の研究者が参加して、実験テーマについて活発な討論を行った。本冊子はその報告集である。

論文

Coulomb excitation of $$^{174}$$Hf K-isomer; $$gamma$$-ray spectroscopy with high-spin isomer beam

森川 恒安*; 郷農 靖之*; 森田 浩介*; 岸田 隆*; 村上 健*; 井出口 栄治*; 熊谷 秀和*; G.H.Liu*; A.Ferragut*; 吉田 敦*; et al.

Physics Letters B, 350, p.169 - 172, 1995/00

 被引用回数:19 パーセンタイル:71.02(Astronomy & Astrophysics)

高スピン核異性体を逆運動学的核融合反応により生成し、不安定核二次ビームとして用いるあたらしい実験手法を開発した。この手法により$$^{174}$$HfのK$$^{pi}$$=8$$^{-}$$核異性体からなる二次ビームを$$^{208}$$Pbの第二次標的に照射し、散乱粒子と脱励起ガンマ線の同時計数法を用いてクーロン励起実験をおこなった。核異性体上に構築されたJ$$^{pi}$$=9$$^{-}$$の第一励起状態からのガンマ線を測定し、その収量から換算遷移確率B(E$$_{2}$$;8$$^{-}$$$$rightarrow$$9$$^{-}$$)の値をもとめた。その結果、この核異性体上の励起状態は基底状態とほぼ同程度の変形をした集団運動の状態であることがわかった。実験データとの比較によると、この核異性体のK量子数はかなり良い量子数であると考えられる。また、この実験は高スピン核異性体二次ビームによる二次反応を用いて行われた初めてのガンマ線核分光実験であった。

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