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小田島 晟*; 石橋 輝雄*; 森本 嘉吉*; 中瀬 吉昭; 栗山 将
Reports on Progress in Polymer Physics in Japan, 20, p.155 - 158, 1977/00
ポリテトラオキサンの放射線固相重合を80C以下で行うと主結晶と副結晶が生成し、80C~90Cではそれにラメラ晶の生成が加わり、90C以上では主結晶とラメラ晶が生成する。これらの試料の熱処理、あるいは線の照射により副結晶が消失するが、ラメラ晶はほとんど変化を受けない。しかし、重合時に発生した歪は消失する。すなわち、歪のある分子は熱処理あるいは照射効果を受け易い。また、大線量の照射により、周期的に層状ボイドが発生し、上記の効果の受け易い領域が、周期的にポリマーフィブリル上に存在することがわかった。