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佐藤 宗一; 遠藤 昇; 福田 一仁; 森田 泰治
Journal of Nuclear Science and Technology, 49(2), p.182 - 188, 2012/02
被引用回数:8 パーセンタイル:60.5(Nuclear Science & Technology)白金属元素の中でもルテニウムは主な核分裂生成物である。RuOは室温においても、高い蒸気圧を持っているため、溶液から揮発させることが可能である。電解酸化法により高放射性廃液中のニトロシルルテニウムを酸化しRuOとすることにより、気相中に排出することを試みた。この方法の利点は、酸化剤を追加する必要なく、また、電解酸化の前にRuの原子価を調整する必要もない。しかし本法は電解に長時間かかることが欠点となっていた。そこで、電解酸化における基礎的な条件(a)電解液の温度(b)電解を促進する物質の存在(c)電解槽を還流するのかそのまま蒸発(蒸留)するのか(d)対極での隔膜の使用の影響について明らかにするための試験を実施した。これらの試験の結果から、より早い電解を行うために、(1)95Cの高温での電解の実施,(2)3000ppmの濃度のCeを共存させる。(3)対極には隔膜を使用する。ことが条件となった。しかし還流するのか蒸留するのかについては、電解酸化については直接的な影響はなかった。この条件により電解酸加速度は、25度の温度で、Ceと隔膜を使用しない条件と較べて、約3倍電解速度が向上した。
長瀬 賢三*; 森田 昇*; 渡部 昭義*; 浅尾 豊信*
JAERI-Tech 2005-052, 99 Pages, 2005/09
アルカリ金属水酸化物をドープしたアルミノケイ酸電解質上での水分子の電気分解において、ファラデー則を超える過剰の水素が生成することを見いだした。本現象は将来の低コスト水素製造具術として期待される。そこで、本現象の技術的成立性を評価し、解決すべき技術的課題を抽出するために、反応速度,反応機構の究明及び熱力学的考察を行った。その結果、水素が低温で、かつ効率的に発生するためには、無機高分子担体上での水分子による膨潤状態の出現と印可電圧及びアルカリ金属酸化物MOHの存在が不可欠な要件であることが判明した。また、本反応機構における最も可能性のある反応機構を考察した。
山本 正弘; 中村 博雄; 清水 正亜; 荻原 徳男; 新井 貴; 高津 英幸; 能代谷 彰二*; 大都 和良*; 原 泰博*; 森田 隆昌*; et al.
真空, 29(4), p.187 - 193, 1986/00
JT-60真空容器内壁の、工場製作から現地据付けまでの清浄化処理について報告する。内容は、1章に概要、2章にJT-60の構造の概要、3章に真空容器壁の清浄化処理方法、4章に清浄化処理後の真空性能についてまとめを述べたものである。
森田 洋右; 萩原 幸; 笠井 昇
J.Appl.Polym.Sci., 27, p.3569 - 3576, 1982/00
被引用回数:5 パーセンタイル:35.91(Polymer Science)原子炉周辺などの放射線照射下で使用される有機高分子材料のなかで、電線ケーブル絶縁材は炉の安全にとって重要な役割をはたしている。先の重合性難燃剤である臭素化アセナフチレン縮合体(con-BACN)を配合したエチレン-プロピレン-ジェンゴム(EPDM)の難燃化につづいて、本論文はcon-BACNによるEPDMの耐放射線化について検討したものである。Co-線照射に対し、con-BACN配合EPDMは非常に高い耐放射線性(800~1000Mrad)を示した。さらに、con-BACNの耐放射線性付与機構を検討するために、con-BACN配合EPDMの酸素雰囲気中(O中)及び窒素(N)雰囲気中での照射劣化挙動を調べた。比較例として、添加型難燃剤デカブロムジフェニルエーテル、アセナフチレンの試料についても検討した。この結果、特にO中で、重合性のcon-BACNは照射による基材ポリマーの酸化劣化を補償する橋かけ作用のあることが推論された。
笠井 昇; 森田 洋右; 萩原 幸
EIM-80-105, p.35 - 41, 1980/00
原子炉用電線・ケーブル絶縁体のための難燃剤の開発に関するものである。前回の電気学会では臭素化アセナフチレンモノマー(BACN)について報告した。しかし、BACNは長期間放置すると難燃剤が滲出する傾向が認められたので、今回はこれを改善するため2~5量体の臭素化アセナフチレン縮合体(con-BACN)を合成し、これによるEPDMの難燃、耐放射線化を行なった。さらに、より実用的な試験として電線形状での複合的な劣化要因による難燃性、絶縁抵抗の変化の測定を行った。この結果、con-BACNは優れた難燃効果を示し、耐放射線助剤としても有効であることがわかった。さらに、con-BACNは熱劣化+放射線後も難燃化効果に大きな変化はなく、原子炉の耐用年数の経年劣化に耐えることが示唆された。この難燃剤を添加した電線では熱劣化+放射線+LOCA液浸漬において絶縁抵抗の低下が認められたが、金属酸化物等を添加することにより抑制できることが判った。
福田 一仁; 富岡 健一郎; 遠藤 昇; 佐藤 宗一; 山岸 功; 森田 泰治
no journal, ,
溶液中のRuを電解酸化することにより、低沸点のRuOとして溶液中より揮発分離する方法について、はじめに電位電流曲線(CV)を取得し、電解時の最適電解電位を求めた。次にポテンショスタットを用いて定電位で電解を行いRuの電解酸化時における電解条件についてのパラメータ試験を行い、電解効率,電解速度に関する基礎データを取得した。さらに、電解槽中に投入した吸光分析用のプローブを用いてRuのスペクトル変化を測定し、電解除去において重要な情報となる電解時のRuの原子価数についての知見を得た。
福田 一仁; 遠藤 昇; 佐藤 宗一; 森谷 洋一郎; 森田 泰治
no journal, ,
ガラス固化への影響が大きいRuを電解酸化することにより高レベル廃液から揮発分離する方法について研究している。電解酸化法により液相から気相に揮発させたRuOを回収するために、吸収液にRuOを吸収させ除去する湿式回収法、及び雰囲気の温度を上げることによりRuORuOの反応を利用してRuO固体として回収する乾式回収法について、それぞれ基礎試験を行った。