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植田 脩三; 菊池 満; 木村 豊秋; 功刀 資彰; 栗山 正明; 土谷 邦彦; 正木 圭; 金子 修*; 須藤 滋*; 武藤 敬*
プラズマ・核融合学会誌, 72(2), p.163 - 165, 1996/02
本シンポジウムは、2年に1度米国で開催されている核融合に関する工学・技術関係の国際会議で、第16回目となる今回(1995年)は、シカゴの南、イリノイ州シャンペーンで10月1日から5日までの5日間開催された。イリノイ大学のMiley議長の開会挨拶、米国エネルギー省(DOE)のMartinとITER所長のAymarの基調講演に始まり、8件の全体講演、70件の口頭発表と約350件のポスター発表があり、参加者数は400名以上(日本からの参加者は30数人)に上った。本件は、この会議の概要、トピックス等を報告するものである。
Zheng, L.*; 細井 一矢*; 植田 滋*; Gao, X.*; 北村 信也*; 小林 能直*; 逢坂 正彦
no journal, ,
福島第一原子力発電所の事故により生成した不溶性Cs含有粒子のSi供給源は明らかになっていない。炉内の構造材料および制御棒に用いられているステンレス鋼はSiを含有するため、その供給源となる可能性がある。本研究では、1200C水蒸気含有雰囲気中で生成したステンレス鋼酸化相およびSiの挙動を観察し、Siの気相への移行挙動について考察した。
小林 能直*; 植田 滋*; 佐藤 勇*; 逢坂 正彦
no journal, ,
福島第一原子力発電所の炉内化合物・Cs鋼材反応物および不溶性放射性粒子のケイ素源としてSiOおよびSi(OH)がある。これらの蒸気圧の酸素分圧・温度依存性の熱力学的評価を行った。また、これら炉内化合物の物質系であるCsO-SiO系に着目し、化学平衡法による実験条件を定めた。
永江 勇二; 佐藤 拓未; 伊藤 あゆみ*; 植田 滋*
no journal, ,
東京工業大学、東北大学及び原子力機構で実施した小規模試験結果を総括し、過酷事故時における金属デブリによる下部プレナム損傷挙動を評価した結果を報告する。(1)溶融ジルコニウム濃度が炉心下部構造物との反応性に寄与していること、(2)溶融金属プール形成時における酸化物デブリとの反応においてもジルコニウムが反応に寄与し、ウラン-ジルコニウムの酸化物層とステンレス鋼-ジルコニウムの低酸素濃度金属層に分離することを確認した。各種反応によりジルコニウム濃度は低下する傾向にあるが、低酸素濃度の金属デブリがペデスタル部で溶融プールを形成する可能性が考えられる。金属デブリが高ジルコニウム濃度の場合、構造材と共晶反応を起こし、比較的低温で構造物の溶融が進行する可能性がある一方、ジルコニウム濃度が低い場合、構造材との反応は限定的であり、温度上昇による熱破損やクリープ破損などが支配的になると考えられる。
宇埜 正美*; 大石 佑二*; 小林 能直*; 植田 滋*; 永江 勇二
no journal, ,
本研究では、福島第一原子力発電所(1F)の格納容器内部調査等の現場情報や燃料デブリ周辺物質の分析データ(サンプリングデータ)に基づいた模擬実験を行い、燃料デブリの溶融・凝固メカニズム、デブリ形成プロセスを逆推定し、再現されうる事故条件を検証・評価する。