Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
楢崎 幸範*; 迫田 晃弘; 赤田 尚史*; 伊藤 久徳*; 百島 則幸*
International Journal of Environmental Research and Public Health, 19(16), p.10128_1 - 10128_9, 2022/08
被引用回数:1 パーセンタイル:25.27(Environmental Sciences)2013年3月、西日本の太宰府市で大気中Be濃度の上昇が連日観測された。Be濃度の日平均は0.93-14mBq/m、月平均は8.3mBq/mであった。この月平均値は1999年から2015年にかけて観測された月平均の中で最も高く、この期間の月平均(4.7mBq/m)に標準偏差の2倍(1.72mBq/m=8.1mBq/m)を加えた値よりも高い値であった。また、Be生成の要因である宇宙線強度が低い3月(1999-2015年で2013年を除く)のみの月平均値(6.0mBq/m)を上回った。後方流跡線解析の結果から、2013年3月に頻発した高緯度での成層圏や対流圏上部からの空気流入がBe濃度上昇の原因と考えられた。
楢崎 幸範*; 迫田 晃弘; 高橋 駿太*; 百島 則幸*
Journal of Environmental Radioactivity, 237, p.106690_1 - 106690_7, 2021/10
被引用回数:3 パーセンタイル:19.88(Environmental Sciences)2018年に西日本の太宰府市において、Beが付着したエアロゾルの粒径分布をカスケードインパクターで測定し、その季節変動を観察した。Beは粒径2.1m以下のエアロゾルに付着していることがわかり、概して0.43-0.65mの粒径で最も放射能濃度が高かった。Beの空気力学的放射能中央径(AMAD)は、ヒトの肺胞に到達可能な粒子のサイズ範囲である0.39-0.52mの範囲にあり、年平均は0.430.035mであった。Beの放射能濃度は夏季で有意に低かった。また、Beが付着したエアロゾルの粒径分布は、大気中のエアロゾル粒子の粒径分布の影響を受けていた。さらに、Beは主に硫酸塩エアロゾル(特に、硫酸アンモニウムエアロゾル)に付着していることが示唆された。