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叶野 豊; 干場 英明; 江森 修一; 樋口 常久
JNC TN9410 2004-012, 51 Pages, 2004/03
高速実験炉「常陽」では、平成12年6月1日から平成15年11月27日の期間にかけて、第13回定期検査が実施された。本定期検査は、通常の点検、補修等を行う定検作業の他、安全総点検に係る各種の安全対策工事(以下まとめて「定検等作業」という)、さらには原子炉建家原子炉格納容器床下区域(以下「床下区域」という)等において、高性能照射炉心移行に伴う原子炉冷却系の改造工事および関連工事(以下「MK-III改造工事」という。)が併せて実施されたため、これまでの作業期間とは異なり、約3.5年の長期的なものとなった。本期間中において、特に放射線管理上重要な作業は、MK-III改造工事のうち、1次冷却系機器である主中間熱交換器(以下「主IHX」という)A,Bおよび付帯する配管の交換工事であり、放射線管理の中心は、主IHX交換工事に係る外部披ばく管理であった。このため、計画線量は、作業件名毎に作業内容、作業者数、作業期間、作業場所の線量率等を考慮し推定した。まず、定検等作業は、平成12年度(H12.6.1)から平成15年度(H15.11.27)について単年度毎に推定し、総計画線量を1156人・mSvとした。また、主IHX交換工事は、平成12年6月1日から平成13年11月30日までの期間一括推定し、総計画線量を7135人・mSvとした。なお、主IHX交換工事に際しては、高線量率部位への鉛遮蔽、熟練作業者選任による作業時間の短縮など、極力被ばく低減化を図るよう作業担当課に要請し、対策に努めた。 その結果、総実績線量は、定検等作業は633人・mSv、主IHX交換工事は2386人・mSvであり、いずれの作業においても計画値の35割内で、また、個人線量についても管理基準値以内で管理することができた。 以上のことから第13回定期検査は、放射線作業計画等に基づき適切に実施されたことが確認できた。
樋口 常久; **
OECD NEA 「ISOEトピカルセッション」, 0, 0 Pages, 1995/11
1989年と1991年にふげん発電所において系統化学除染を実施した。系統全体についての化学除染は運転中の発電炉としては日本で初めてであった。その結果、SCC対策工事等の総被ばく線量を、それぞれ6.6人Sv、7.8人Sv低減することができた。系統除染後、材料に与える影響は問題ない事が確認された。放射性物質の再付着は1年間で70%まで達したが、1995年の12回定検時の測定では、系統除染前の約80%程度であった。(60%100%)
樋口 常久
OECD NEA ISOE「作業管理の被ばく線量のインパクト専門家Gr会議」, ,
ふげん発電所は1979年に運転を開始し、これまでISI自動装置や化学除染の開発を含む色々な被ばく低減対策を実施してきた。1989年8月及び1991年1月にふげん発電所の2つの原子炉冷却系統の各々のループの全体系統化学除染を行った。その結果各々6.6人・Sv、7.8人・Svの被ばく線量低減ができた。ふげん発電所の放射線管理方法、被ばく線量の低減対策の概要を説明する。