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杉山 康治; 鹿園 直基; 佐藤 岳実*; 池上 栄胤*
Nuclear Instruments and Methods, 215, p.17 - 25, 1983/00
重イオン核物理用の新しいタイプのマグネティックスペクトログラフが製作され原研タンデム棟に設置された。このスペクトログラフは「閻魔」と名付けられ、2つの偏向電磁石、1つの4重極電磁石、3つの多重極電磁石の組合せからできている。各々の電磁石の磁場分布も測定した。その結果磁場分布はほぼ完璧に設計どうりであることが判明した。偏向電磁石の漏洩磁場分布は励起電流の変化に対して全く安定したものとなった。運動学によるエネルギーの広がりを補正するために用いられる多重極電磁石の4極成分の強さは、どんな重イオン核反応に対しても適用できるほどのものとなった。
杉山 康治; 鹿園 直基; 佐藤 岳実*; 高山 猛*; 池上 栄胤*
JAERI-M 9358, 20 Pages, 1981/02
原研重イオンスペクトログラフを構成する2つの2軽電磁石(D1、D2)、1つの4極電磁石(Q)、3つの多極電磁石(M1、M2、M3)の設計が行なわれた。すべての電磁石のポールとヨークは炭素含有量が0.02%以下の鍛造された純鉄か、炭素含有鼻が0.04%以下の圧延された鉄から作られている。鉄中で磁場の飽和が生じないよう注意が払われている。2極電磁石のポールのすべての境界はロゴウスキー曲線で形づくられており、そのロゴウスキー曲線は階段状に近似されている。カレントシート型電磁石が多極電磁石に採用されている。多極電磁石のコイル形状は磁場分布の広範囲にわたる数値計算の結果決定されている。
杉山 康治; 鹿園 直基; 池添 博; 池上 栄胤*
Nuclear Instruments and Methods, 187, p.25 - 35, 1981/00
原研タンデム加速器を用いた重イオン核反応の研究のために反応粒子分析磁石装置が設計された。この装置は4極(Q)-多極(M1)-2極(D1)-多極(M2)-2極(D2)-多極(M3) 電磁石の組み合せで構成されている。重イオン核反応で放出される種々の粒子の質量の同定のため粒子の放出角度による軌道差が小さく取られ、飛行時間の測定によって質量数200以上の粒子の質量の弁別が可能である。又16msrまでの大立体角に対して運動量分解能が1/7000より良いという高分解能が期待できる。重イオン核反応では放出角度による粒子の運動エネルギーの違いが大きいためその運動学補正が必要とされるが、非常に大きい範囲にわたってその補正が可能である。