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立川 圓造; 沼倉 研史*
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 47(11), p.2749 - 2753, 1974/11
被引用回数:5CH-CD系の結果を、先に報告したCH-CD系での結果と比較しCD-CHのモデレーター同位体効果は10%以下であることを確かめたのち、種々D化したプロパンからの生成物の反応性同位体効果をしらべた。得られた結果は回転慣性効果、電気陰性核効果のみでは説明できず置換基、残基、特にH、CHのrelaxationにより説明される。又omplex$形$成機構を用いると、同位体効果は、反応80rが反応領域の低エネルギー側であるときに生じ易く、分子のD化が進むとともに、反応確率が低くなることに基づくと結論される。
佐伯 正克; 沼倉 研史*; 立川 圓造
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 25(9), p.407 - 414, 1974/09
被引用回数:8無?体Iを含む硝酸溶液を加熱または線照射することにより、CHIを主生成物とする有機ヨウ素が生成する。COの炭素源としての可能性を同位体希釈法を用いて調べた。その結果および種々の炭素化合物の添加実験から、本実験系における有機ヨウ素の炭素源は、硝酸中に含まれる有機系高分子不純物であることが分った。さらに、蒸留精製した硝酸による実験結果およびHe気流中と、O気流中における結果の比較から、有機ヨウ素は、有機化合物の分解で生じた分裂片とI°とのラジカル反応で生成していると結論した。
沼倉 研史*; 佐伯 正克; 立川 圓造
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(12), p.762 - 764, 1973/12
無担体Iを硝酸溶液中で加熱反応することにより、最大約10%の収率で放射性有機ヨウ素が生成する。放射性有機ヨウ素の生成量は反応温度に著しく依存し、56Cでは0.1%以下の収率となる。硝酸を他の酸に変えることによっても生成量は減少し、特にHCl,HNOとHClの混酸およびHClO中では0.01%以下の収率となる。さらにI担体を加えることにより、収率は減少し、Iの10倍の担体添加で無担体の場合の1/100となる。実際の応用に関し、反応温度および酸の変換は使用済燃料の溶解速度、反応容器の腐食等の点で問題があるが、担体の添加はこのような制約がない。
沼倉 研史*; 佐伯 正克; 立川 圓造
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(6), p.367 - 373, 1973/06
無担体Iを含む硝酸溶液の加熱により、Iの一部は有機ヨウ素に変わる。主生成物はCHI、CHI、n-CHI、n-CHIであり、相対分布は照射済Uの溶解時に見られる結果とよく一致している。溶液内Iの化学形の時間変化と生成挙動から、有機ヨウ素はI°IOの酸化過程で生ずると結論された。さらに、中間体Iを考えることにより、生成曲線についての定性的考察を行なった。
沼倉 研史*; 立川 圓造
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 46(2), p.346 - 351, 1973/02
被引用回数:5Kr,CH,CHBrを添加物と用い反跳BrとCHの反応を調べた。個々の生成物に対する添加物の効果を調べるため次の2つの仮定を用いた。1)各生成物に対するエネルギーモデレーションの効果はすべて同じである。2)熱イオン反応の寄与は無視しうる。以上の仮定を用いて、実験結果を解析した。一方Br for H反応によるn-CHBr/i-CHBrの比は添加物と共に減少する傾向を示し、i-ChBrの生成はn-CHBrのそれに比し低エネルギー反応であると結論される。
沼倉 研史*; 佐伯 正克; 立川 圓造
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 46(1), p.1 - 4, 1973/01
被引用回数:10気相における反跳原子の反応を研究する際、希ガスを添加し、モデレーター効果を調べ、熱イオン反応とホット反応を区別する方法がよく用いられる。(I・T)壊変に依り生ずるBrとCHの反応はこれまでよく研究されているが、モデレーター高濃度側で一部データーの不一致がみられ、両反応のassignmentに不明瞭さが残されている。今回の実験では、Krモデレーターの高濃度側で熱イオン反応に依るCHBrBrの附加的生成を指摘した。更に、大過剰のモデレーター存在下で収率のBr濃度依存性を調べ、得られた結果を用いて、上述の不一致は主として用いたBr濃度の違いに依ると結論した。