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報告書

新素材で高速回転体を構成する場合の技術的問題に関する調査

阿部 哲也; 村上 義夫; 平林 武雄*; 大澤 晴繁*; 引田 和雄*; 白石 成之*; 泰 聰*

JAERI-M 92-092, 54 Pages, 1992/06

JAERI-M-92-092.pdf:1.58MB

ターボ型真空ポンプの高速回転体をファインセラミックスや新複合材料等の新素材で構成する場合の技術的な問題と限界を従来の金属材料で構成する場合のそれと比較して調査した。これに基づき、核融合炉用の大型ポンプに使用することを前提に新素材の回転体への適用性を検討した。

論文

Performance test of a ceramic rotor developed for turbo-molecular pumps for fusion use

村上 義夫; 阿部 哲也; 森井 茂樹*; 中石 信義*; 泰 聰*

J.Vac.Sci.Technol.,A, 5(4), p.2599 - 2602, 1987/04

核融合装置の真空排気系には金属製回転翼からなるターボ分子ポンプが広く使用されている。しかし、これを高磁場中で使うときには、回転翼に渦電流が流れ、発熱や回転速度の低下を招くという問題がある。 この問題を解決するために、筆者らは電気絶縁体の焼結窒化珪素からなるターボ分子ポンプ用のセラミック回転体を試作した。回転体はガスベアリングで保持され、ガスタービンで駆動される。また非接触のネジシールによりポンプ内への作動ガスの逆流を防止している。非接触シールの逆流量測定、0.1テスラまでの磁場中回転試験、回転体の強度評価のための破壊試験などを実施し、基本的な性能を明らかにした。

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