検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 20 件中 1件目~20件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

報告書

ITERトカマク本体の組立方法と組立手順の検討

小原 建治郎; 角舘 聡; 柴沼 清; 佐郷 ひろみ*; 上 弘一*; 清水 克祐*; 小野塚 正紀*

JAEA-Technology 2006-034, 85 Pages, 2006/06

JAEA-Technology-2006-034.pdf:9.18MB

核融合炉心の実証と核融合発電炉に必要な炉工学技術の開発を目的とした国際熱核融合実験炉(ITER)は、単体寸法と重量が十数メートル,数百トンもの大型・大重量の各種機器によって構成され、組立後のトカマク本体の概略形状寸法は直径26m,高さ18m,総重量は16,500tにもなる。一方、トカマク本体の位置・組立精度については$$pm$$3mm程度の高精度が要求されている。このため、大型・大重量機器としての取扱いはもとより、高度な組立精度を考慮したトカマク本体の組立手順と組立技術について検討する必要がある。本報告では、ITER国際チーム(IT)が中心となってまとめた従来設計をより実現可能な方法に改善するために、これまでの大型・大重量機器の組立・据付の知見をもとに、次に示す各作業ごとに必要な冶工具,専用ツール,計測方法を含めた組立方法・手順について検討した。(1)トロイダルコイルの組立・芯出し作業,(2)組立作業の簡易化と誤差を少なくするための手順と組立ツールの検討,(3)真空容器の溶接歪を小さくするための手順の検討,(4)作業中、トロイダルコイルに変形を与えない真空容器の支持方法,(5)要求位置・組立精度を確保するために必要な基準点・基準線の設定・検討。その結果、大型で大重量機器から構成されるITERトカマク本体の高精度な組立について現実的な組立方法・手順を提示することができた。

論文

電子線・オゾン併用法による汚泥脱離液の処理

細野 雅一; 新井 英彦; 藍沢 正樹*; 下岡 敏雄*; 清水 建*; 杉山 昌*

水処理技術, 36(5), p.11 - 17, 1995/00

汚泥の脱水等の工程で生じる脱離液は、生物によっては分解されにくい有機成分を多量に含むため通常の活性汚泥法では処理が困難であり、効果的な処理技術の開発が望まれている。本研究では、このような汚泥脱離液を、先ず、回分式活性汚泥法で化学的酸素要求量(COD)を90%程度除去した後、電子線照射とオゾン酸化を併用して処理する試験を行った。この併用法により6kGyの照射でCODは20mg/lに低減された。この低減効果は、0.6mg/lの銅イオン(II)を添加することにより著しく増大した。反応機構及びモデルプラントについても検討を加えた。

報告書

酸素過飽和電子線照射法による汚泥脱離液処理の研究

細野 雅一; 新井 英彦; 藍沢 正樹*; 下岡 敏雄*; 山本 一郎*; 清水 建*; 杉山 昌*

JAERI-M 93-007, 35 Pages, 1993/02

JAERI-M-93-007.pdf:1.23MB

下水汚泥の脱水工程等から生じる汚泥脱離液は、生物によっては分解されにくい有機成分を含んでいるため、通常の活性汚泥法では処理が困難である。本研究では、3気圧までの加圧下で酸素を過飽和に溶解させた後に電子線照射を連続的に行うことが可能な試験装置を用いて、汚泥脱離液の処理法を検討した。まず、アゾ染料(Acid Red 265)の230nmにおける吸光度の減少に対する溶存酸素濃度の効果を調べ、酸素3気圧加圧では12kGyまで十分な酸素の供給ができることを示した。次いで、皮革工場廃水から生じた汚泥脱離液について処理試験を行った。この試験では前処理により亜硝酸を除去したが、この処理により化学的酸素要求量(COD)は200mg/lから53mg/lに低減した。この前処理済液を酸素飽和状態で照射し、生分解度の変化を調べた。その結果、7kGy照射後、生物処理を行うことによりCODは30mg/lに低減された。

論文

Decoloration and degradation of azo dye in aqueous solution supersaturated with oxygen by irradiation of high energy electron beams

細野 雅一; 新井 英彦; 藍沢 正樹*; 山本 一郎*; 清水 建*; 杉山 昌*

Applied Radiation and Isotopes, 44(9), p.1199 - 1203, 1993/00

 被引用回数:22 パーセンタイル:86.82(Chemistry, Inorganic & Nuclear)

電子線照射により水中の有機物を効率よく酸化分解させる方法として、予じめ1~3気圧の加圧下で酸素を高濃度に溶解させてから照射する方法をアゾ染料(Acid Red)水溶液を用いて検討した。その結果、溶存酸素濃度を高めると、照射による芳香環の開裂、全有機炭素の減少が効果的に起き、特に3気圧加圧の場合、5~14kGyの照射に必要な酸素が供給されたことが明らかとなった。

報告書

コンクリートの長期変質挙動に関する調査研究(4)

鹿島建設*; 大林組*; 清水建設*; 大成建設*

PNC TJ1449 92-005, 351 Pages, 1992/02

PNC-TJ1449-92-005.pdf:16.66MB

コンクリートは放射性廃棄物の処分において、固化体、緩衝材及びシール材等としての利用が検討されている。本研究は、このような使用条件下におけるコンクリートの長期変質挙動の予測手法の調査を目的として1987年に開始した。昨年までに、コンクリートの長期変質挙動に関する文献調査と、既設構造物から採取したコンクリート試料の変質状態の調査を行ってきた。本年度は、これまでの調査に準拠して、文献調査を継続するとともに、比較的古い既設構造物から採取したコンクリート試料についてその変質状態を調査した。構造物は1956年に建設された(35年経過)東京湾近くにある火力発電所の施設である。また、塩素イオン、重炭酸イオン又は硫酸イオンに晒されるセメント混合物の変質速度や反応の最終物質を調査するための室内実験を開始した。結果をまとめると以下のとおりである。(1)変質挙動の予測手法に関連する文献について・コンクリートの炭酸化のメカニズムや硫酸塩による劣化を検討した文献が収集されたが、コンクリートの長期変質挙動の予測手法や変質の速度に関して直接的に有益な資料は少なかった。(2)実構造物から採取したコアの変質程度について・土との接触部付近のコンクリートは炭酸化による変質が認められ、CaO/SiO/SUB2モル比が内部のコンクリートに比べて減少していた。(3)コンクリートの変質に関する室内試験について・NaCl、NaHCO/SUB3及びNa/SUB2/SO/SUB4の各種溶液中に3ヶ月浸漬した粉砕試料において、すでに変質が開始していることが確認された。

報告書

地下深部における地層科学研究手法の検討

大成建設*; 清水建設*; 大林組*; 鹿島建設*

PNC TJ1449 91-007, 299 Pages, 1991/03

PNC-TJ1449-91-007.pdf:9.09MB

地層科学研究においては、地下深部の諸現象を的確に把握するために天然の地質環境が維持されている岩体中に地下の研究施設を設け、施設建設前から、施設完成後に地下で行う試験研究までの一連の調査試験研究を行おうとするものである。地下の研究施設については、堆積岩系を対象とした施設を「深地層試験場」と、また結晶質岩系を対象とした施設を「地下研究施設」と名付け、これまで施設概念とここで行う調査試験の概要を明らかにしてきた。しかしながら、これらの地下深部における調査試験は国内外でも実施例が少なく、あるいは全く行われたことがない独自の内容が含まれる。従って提案されている調査試験項目についての実施手法はいまだに具体的に確立されていないものも多く、検討課題も残されているものと考えられる。本研究では、地下の研究施設において立坑掘削時に実施すべき調査試験手法の具体化を計り、実際に実施する上での開発課題を明らかにすると共に、その開発方法を示すことを目的とする。

報告書

地層処分におけるバックフィル材料に関する研究

鹿島建設*; 大林組*; 清水建設*; 大成建設*; 間組*

PNC TJ1449 91-004, 493 Pages, 1991/03

PNC-TJ1449-91-004.pdf:8.18MB

放射性廃棄物の地層処分においては、廃棄物の定置後、処分のために掘削した処分孔、処分坑道及び立坑を人工バリア材の一つであるバックフィル材(緩衝材、埋め戻し材、プラグ材、グラウト材等)で埋めることにより廃棄体の隔離性能を確保する必要がある。これらの材料には、処分後環境条件のもとで長期にわたって、止水性、核種収着性、機械的安定性等を維持することが要求される。本研究では、バックフィル候補材料であるベントナイト(クニゲルV1を参考材料とする)について、クリープ特性、熱伝導特性及び透水・拡散特性を評価するために、三軸クリープ試験方法や熱伝導率測定法の検討と予備試験、不飽和透水係数の測定法の検討を行い、バックフィル材の長期的挙動を予測・評価するための解析手法の検討を行った。また、既存の連成コードを用いてバックフィル材中の熱・応力・水理の連成解析を実施し、その結果を実験的に評価するために必要な水分測定センサーを調査し、適用可能性について検討を行った。

報告書

コンクリートの長期変質挙動に関する調査研究(3)(成果概要)

大林組*; 鹿島建設*; 清水建設*; 大成建設*

PNC TJ1449 91-006, 68 Pages, 1991/01

PNC-TJ1449-91-006.pdf:1.9MB

コンクリートは放射線廃棄物の処理において、固化体、緩衝材、グラウト材、シール材及びプラグ材などとしての利用が検討されている。本研究は、自然条件下で長期間にわたって変質の進行したコンクリートの変質挙動に関する文献調査を行い、コンクリート構造物から変質したコンクリート試料を採取して、その試料の変質状態の調査研究を行ってきた。本年度は、さらにコンクリートの長期変質挙動に関するデータを蓄積することを目的として、コンクリート構造物から採取した試料についてその変質状況について試験検討を行った。試料採取を行ったコンクリート構造物は、昭和13年に建設(52年経過)された東京都心のビル及び昭和4年に建設(61年経過)された横浜新港の埠頭である。得られた試料について、その変質に関する各種の試験を行うと同時に、長期の変質挙動の予測手法に関する文献調査を行い、以下が明らかになった。(1)コンクリートの変質過程について 試験したコンクリートは、それ程変質していないようである。これは、ビルのコンクリートコアは地下3階外壁から、埠頭のコンクリートブロックは海水面下から採取され、両試料とも比較的に安定した環境にあったためであると考えられた。(2)変質挙動の予測手法に関連する文献について コンクリートの長期の変質挙動の予測手法や実際の変質程度を検討した結果と比較検討が可能な研究は少なかった。

報告書

コンクリートの長期変質挙動に関する調査研究(3)(成果報告書)

大成建設*; 清水建設*; 大林組*; 鹿島建設*

PNC TJ1449 91-005, 256 Pages, 1991/01

PNC-TJ1449-91-005.pdf:10.52MB

コンクリートは放射線廃棄物の処理において、固化体、緩衝材、グラウト材、シール材、及びプラグ材などとしての利用が検討されている。本研究は、自然条件下で長期間にわたって変質の進行したコンクリートの変質挙動に関する文献調査を行い、コンクリート構造物から変質したコンクリート試料を採取して、その試料の変質状態の調査研究を行ってきた。本年度は、さらにコンクリートの長期変質挙動に関するデータを蓄積することを目的として、コンクリート構造物から採取した試料についてその変質状況について試験検討を行った。試料採取を行ったコンクリート構造物は、昭和13年に建設(52年経過)された東京都心のビル及び昭和4年に建設(61年経過)された横浜新港の埠頭である。得られた試料について、その変質に関する各種の試験を行うと同時に、長期の変質挙動の予測手法に関する文献調査を行い、以下が明らかになった。(1)コンクリートの変質過程について試験したコンクリートは、それ程変質していないようである。これは、ビルのコンクリートコアは地下3階外壁から、埠頭のコンクリートブロックは海水面下から採取され、両試料とも比較的に安定した環境にあったためであると考えられた。(2)変質挙動の予測手法に関連する文献についてコンクリートの長期の変質挙動の予測手法や実際の変質程度を検討した結果と比較検討が可能な研究は少なかった。

論文

電子線照射と生物処理との組合せ法による汚染脱離液の処理,I; 照射による水質の変化

新井 英彦; 新井 陸正; 作本 彰久; 細野 雅一; 山本 一郎*; 清水 建*; 杉山 昌*

水処理技術, 31(10), p.541 - 547, 1990/10

生物難分解性成分を含むため通常の方法では処理が困難な汚泥脱離液の処理を、電子線照射と生物処理法との組み合わせ法により検討した。本報告は、その第1報で、照射による水質の変化の検討から照射のみによる処理の可能性を検討した。その結果、比較的少ない線量でCODの増加、BODの増加が見られ、生物分解性の向上が見られるとともに、SSの顕著な増加が見られた。しかしながら、目標とする、COD$$>$$20~30mg/lのレベルはクリアすることができなかった。照射のみでは処理が不十分であることが判った。

報告書

Design research for geological disposal system

鹿島建設*; 大成建設*; 大林組*; 清水建設*; 間組*

PNC TJ4449 90-002VOL2, 80 Pages, 1990/03

PNC-TJ4449-90-002VOL2.pdf:6.51MB

None

論文

電子線照射と生物処理との組合せ法による汚泥脱離液の処理,II; 生物処理法との組合せ法による処理

新井 英彦; 新井 陸正; 作本 彰久; 細野 雅一; 山本 一郎*; 清水 建*; 杉山 昌*

水処理技術, 31(11), p.613 - 618, 1990/00

汚泥脱離液処理法の研究の第2報として、電子線照射と生物処理法との組み合わせによる方法についての検討結果をまとめた。照射の効果を高めるため、脱離液を、生物処理法により前処理を行い、生物易分解性成分及びチッ素分を除去した後、バッチ式反応器を用いて電子線照射を行なった。照射によりBODが大きく増加した。照射液についてさらに生物処理を行なった。その結果、8~10kGyの電子線照射と生物処理によりCODを30mg/l以下に低減できることを明らかにした。

報告書

立坑堀削影響試験のための水理事前調査(I)

清水建設*

PNC TJ7449 89-001, 756 Pages, 1989/10

PNC-TJ7449-89-001-1.pdf:24.8MB
PNC-TJ7449-89-001-10.pdf:10.34MB
PNC-TJ7449-89-001-2.pdf:9.75MB
PNC-TJ7449-89-001-3.pdf:90.6MB
PNC-TJ7449-89-001-4.pdf:111.02MB
PNC-TJ7449-89-001-5.pdf:88.2MB
PNC-TJ7449-89-001-6.pdf:70.67MB
PNC-TJ7449-89-001-7.pdf:102.89MB
PNC-TJ7449-89-001-8.pdf:111.48MB
PNC-TJ7449-89-001-9.pdf:65.54MB

岩盤における立坑等の坑道の掘削は岩盤本来の力学的・水理学的特性に影響を与え、また坑道周辺の水理環境の変化を促し、地下水流動への影響を与える。立坑掘削影響試験は、これらの現象を定量的に把握評価することを目的としているが、本調査ではこの試験の一環として、立坑掘削前の周辺岩盤内の水理的状況、水理特性の調査を行ない、水理解析のためのデータを提供するものである。表層水理情報としては表層の土壌水分計測を行ない、表層水分量の経時変化を測定した。また、岩盤中の水理地質状況を把握するために掘削された試錘孔を利用して、ボーリングコアの観測、ボアホールテレビによるボーリング孔壁の観察を行なった。さらに、各種ボーリング検層データを総合評価して決定したボーリング孔内の水理学的な代表点において透水試験を行ない透水係数の分布を調べた。また、ボーリング孔に添ってPS検層を行ない、地盤の力学的性質の変化も調べている。さらに、ボーリング孔内に設置されたマルチパッカー方式のケーシングによって層別に止水されたゾーン毎に地中の間隙水圧を計測し、その分布を調べた。以上の計測により、対象地域の水理地質状況が系統的に明らかにされた。

論文

電子線照射による下水汚泥脱離液の処理

新井 英彦; 杉山 昌*; 清水 建*

FAPIG, 0(118), p.48 - 52, 1988/00

有効な処理法の開発が要望されている下水汚泥脱離液の処理を、電子線放射と微生物処理を組み合わせた方法で検討した。その結果の一部を紹介する。

報告書

Design study(II) on geological isolation system for high level radioactive wastes

清水建設*

PNC TJ199 82-09, 85 Pages, 1982/02

PNC-TJ199-82-09.pdf:1.76MB

地層処分法は高レベル放射性廃棄物を地下深部に処分する方法であり立地、設計、建設、施設の管理、埋設等に関して適切な配慮が必要である。本研究は、わが国の安定な岩盤(結晶質岩、堆積岩、変成岩等)深部に、高レベル廃棄物を処分するための地層処分システムの概念を明らかにすることを目的とするものである。地層処分システムは、自然バリアおよび人工バリアを有効利用するためのレイアウトと、高レベル廃棄物を埋設するための埋設作業を確実にかつ安全に行なえる手順運営を包括したトータルシステムと定義できる。昭和55年度は、システムの概念を構成する要因の技術的背景を概観し、立地条件、放射線に対する安全性、結晶質岩盤の特性、施設の健全性について調査、検討した。昭和56年度は、地層処分システムの所要機能や岩盤条件についてさらに考察を加え、システムを構成するサブシステム、施設の管理および建設方法について検討した。主な検討結果を以下に記す。 (1)地層処分システムの機能は処分場の稼動期間と閉鎖後で異なる。稼動期間中は処分場の運転に必要な機能が主体であり、閉鎖後は廃棄物の隔離機能が主体となる。(2)地層処分場の立地に必要な条件を満足する岩盤は、わが国の場合、花崗岩類、堆積岩、変成岩と考えられるが、その発見の可能性は花崗岩類に比べて堆積岩、変成岩では少ない。(3)処分システムは地下500$$sim$$1000mに位置するトンネル群でレイアウトされる。処分システムの概念図を提案した。(4)処分システムには、運搬格納システム、止水排水システム、通気冷却システム等が必要である。(5) 稼動期間中は監視、施設の運転、異常時の対応、メンテナンス等が必要である。(6) 処分システムの基本的な設計は現有技術で対応できるが、今後の検討を要す項目がいくつか残っている。(7) 処分場を建設し処分を開始するスケジュールからみると、早期の地下試験場の実現が必要である。 次に、高レベル廃棄物の長期貯蔵の方法として、岩盤内貯蔵システムの概念を検討した。その結果、岩盤内に立地することのメリットは高く、その建設は可能であり、各種の問題に対して十分対応できるとの見通しを得た。また、その立地可能なサイトはわが国に非常に広範に存在すると考えられる。

論文

Reduction of effective sputtering yield by honeycomb structures

阿部 哲也; 小原 建治郎; 中村 博雄; 曽根 和穂; 大塚 英男; 山田 禮司; 西堂 雅博; 清水 正亜

Journal of Nuclear Science and Technology, 15(7), p.471 - 475, 1978/07

 被引用回数:10

アルゴン直流グロー放電中で、モリブデン蜂の巣構造壁のスパッタリング収率を平板のそれと比較した。入射粒子の平均エネルギおよび入射角度がそれぞれ約1keVならびに、ほぼ垂直という実験条件の下で、蜂の巣構造壁のスパッタリング収率は平板のそれに比較して約1/20~1/30に減少した。走査型電子顕微鏡で、照射前後の蜂の巣構造壁の表面形状変化も合わせて観察した。

口頭

ボロンナノベルトの電気伝導における放射線照射の影響

桐原 和大*; 川口 建二*; 清水 禎樹*; 佐々木 毅*; 越崎 直人*; 木村 薫*; 山田 洋一; 山本 博之; 社本 真一

no journal, , 

同位体ボロン$$^{10}$$Bは熱中性子に対して大きな吸収を示し、原子炉の遮蔽材や中性子検出器等に用いられる。今回われわれは、ボロンのナノ構造体である$$^{10}$$Bを濃縮したボロンナノベルト(BNB)を作製し、BNBの電気抵抗に及ぼす熱中性子線照射の影響を調べることにより、ナノスケールの放射線検出を試みた。BNBはレーザーアブレーション法で作製した。電子線リソグラフィーにより、BNB1本(厚さ20nm,幅150nm,長さ10$$mu$$m)の両端にNi/Au微細電極を加工した熱酸化Si基板を用意した。これを原子炉JRR-3Mにて、一定の電圧を印加しつつ中性子を照射し(線束10$$^{8}$$cm$$^{-2}$$$$cdot$$s$$^{-1}$$)、その際の電流変化を測定した。また、Cd板を介して中性子線を$$gamma$$線に変換して照射する実験も行った。その結果、中性子照射と$$gamma$$線照射のいずれの場合も同様に、照射時に数10分かけて伝導率が約18%上昇し、照射後は同じ時間で元の値に減衰した。熱中性子に対するBNB内部の核変換数に応じた変化でなく、$$gamma$$線による電気抵抗変化を検出していると思われる。

口頭

ボロンナノベルトによる放射線検出

桐原 和大*; 川口 建二*; 清水 禎樹*; 佐々木 毅*; 越崎 直人*; 木村 薫*; 山田 洋一; 山本 博之; 社本 真一

no journal, , 

われわれは、ボロンナノ構造体である単結晶ボロンナノベルト(BNB)を無触媒で作製し、ボロンの有する大きな熱中性子吸収断面積という特徴を活かし、他の半導体ナノワイヤでは実現不可能な、ナノスケール放射線センサの開発を目指している。熱酸化Si基板上に乗せた同位体濃縮BNB($$^{10}$$B, 99%)の両端に電子線リソグラフィーで微細電極を加工した後、原子炉JRR-3で、一定の電圧を印加しながら、中性子(線束10$$^{8}$$cm$$^{-2}$$ s$$^{-1}$$)照射時の電流変化を測定した。Cd板を介して中性子線を$$gamma$$線に変換して照射する実験も行った。その結果、中性子照射と$$gamma$$線照射のいずれの場合も同様に、照射時に約1時間かけて伝導率が約20%上昇し、照射後は同じ時間で元の値に減衰した。これらの結果は、$$gamma$$線による電気抵抗変化を検出していると思われる。さらに、中性子核変換数を5桁増やした中性子照射(線束3$$times$$10$$^{13}$$cm$$^{-2}$$ s$$^{-1}$$,照射時間6s)を、原子炉JRR-4で行った結果、BNBのコンダクタンスは、照射前より2$$sim$$8倍大きくなった。この増加は中性子核反応によるものであり、キャリアの移動度の増加が支配的要因である可能性が、電界効果特性から示唆された。

口頭

Effect of neutron irradiation on the electrical transport of boron nanobelt devices

桐原 和大*; 川口 建二*; 清水 禎樹*; 佐々木 毅*; 越崎 直人*; 木村 薫*; 山田 洋一; 山本 博之; 社本 真一

no journal, , 

ボロンナノ構造体である単結晶ボロンナノベルト(BNB)を無触媒で作製し、ボロンの有する大きな熱中性子吸収断面積という特徴を生かし、ほかの半導体ナノワイヤでは実現不可能な、ナノスケール放射線センサの開発を試みた。熱酸化Si基板上に乗せた同位体濃縮BNB($$^{10}$$B, 99%)の両端に電子線リソグラフィーで微細電極を加工した後、原子炉JRR-3Mで、一定の電圧を印加しながら、中性子(線束10$$^{8}$$cm$$^{-2}$$s$$^{-1}$$)照射時の電流変化を測定した。Cd板を介して中性子線を$$gamma$$線に変換して照射する実験も行った。その結果、中性子照射と$$gamma$$線照射のいずれの場合も同様に、照射時に約1時間かけて伝導率が約20%上昇し、照射後は同じ時間で元の値に減衰した。これらの結果は、$$gamma$$線による電気抵抗変化を検出していると思われる。さらに、中性子核変換数を5桁増やした中性子照射(線束3$$times$$10$$^{13}$$cm$$^{-2}$$s$$^{-1}$$,照射時間6s)を行った結果、BNBのコンダクタンスは、照射前より2$$sim$$8倍大きくなった。この増加は中性子核反応によるものであり、キャリアの移動度の増加が支配的要因である可能性が、電界効果特性から示唆された。

20 件中 1件目~20件目を表示
  • 1