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田中 進; 福田 光宏; 西村 浩一; 細野 雅一; 渡辺 博正; 山野 直樹*
Journal of Nuclear Science and Technology, 37(Suppl.1), p.840 - 844, 2000/03
IRACコードシステムを、TIARA施設での各種放射線環境で生成する放射性核種と放射能を計算できるように改訂した。本コードシステムは、150MeV以下の中性子、陽子、重陽子及びHe, 500MeV以下のC, N, O, Ne及びArを入射粒子として、3次元多重層体系における核種の生成・消滅計算が可能である。システムには、放射化断面積、崩壊・光子放出データ及び原子質量等の物理データファイルが用意されている。入力データは、入射粒子、ターゲット、照射・冷却時間、及び計算・出力条件である。NeイオンをCoターゲットに入射させた場合に生成する放射能の計算値と測定値の比較を行った。
田中 進; 福田 光宏; 西村 浩一; 渡辺 博正; 山野 直樹*
JAERI-Data/Code 97-019, 91 Pages, 1997/05
加速器施設では、加速イオン及び二次中性子により加速構成機器及び試料中に放射能が生成されることから、放射線被曝、放射性同位元素及び放射性廃棄物の低減のために、これらの生成放射能の評価が重要である。このため、加速器施設の放射線場で生成される核種、放射能を計算するコードシステムIRACMを開発した。本コードシステムは入射粒子として、中性子、陽子、重陽子、、C、N、O、Ne、Arを考慮した任意の1次元多重層体系における核種の生成・消滅計算が可能である。本システムは、計算プログラム、及び放射化断面積、崩壊・ガンマ線データライブラリで構成されており、FACOM-M780大型計算機及びDECワークステーションで実行可能である。
田中 隆一; 四本 圭一; 渡辺 博正
Radioisotopes, 45(3), p.213 - 220, 1996/03
荷電粒子放射線を発生するための粒子加速器の台数は近年急速に増加し、約1千台の加速器が医療、工業及び研究用として利用されている。本稿では、主に設備や機器の面から、電子加速器及びイオン加速器施設で実施れている放射線安全対策について述べる。特に工業プロセス用の電子線照射施設及び高エネルギーのイオンビーム照射を目的とした多目的研究施設を代表例としてとりあげ、放射線防護の考え方及び設備・機器の現状を紹介する。
渡辺 博正; 田中 進; 西村 浩一; 細野 雅一
JAERI-Review 95-019, p.245 - 246, 1995/10
平成6年度に提供されたマシンタイムは、サイクロトロンが212日、タンデム加速器が148日、シングルエンド加速器が140日、イオン注入装置が125日であった。これらのマシンタイムの研究分野別の割合、利用形態別の割合を図で示す。また、採択された実験課題数の推移や7年度の利用計画についても報告する。
渡辺 博正
原子力工業, 40(2), p.12 - 15, 1994/00
特集「イオンビームによる放射線高度利用研究」-TIARAにおける研究利用の現状と成果を中心に-のうち、イオン照射研究施設(TIARA)の利用について分担執筆する。建家を中心としたTIARAの概要、実験課題の募集、イオン照射研究施設利用委員会による審査等の施設利用のしくみ、および施設利用の現状について紹介する。
関根 俊明; 出雲 三四六; 松岡 弘充; 小林 勝利; 重田 典子; 長 明彦; 小泉 光生; 本石 章司; 橋本 和幸; 初川 雄一; et al.
Proc. of the 5th Int. Workshop on Targetry and Target Chemistry, 0, p.347 - 352, 1994/00
高崎研イオン照射研究施設TIARAのAVFサイクロトロンのイオンビームを用いるラジオアイソトープ製造研究施設の設備と研究内容について発表する。施設は照射室、ホットラボ、測定室、化学実験室からなり、これらに照射装置、固体ターゲット搬送装置、化学分離セル、標識化合物合成セル、フード等を備えている。照射装置は一本のビームラインで固体・液体・気体の照射を可能にする点でユニークである。これらを用いてこれまでにCe製造技術の開発、W(p,n)Re反応励起関数測定を行った。
田中 進; 福田 光宏; 西村 浩一; 横田 渉; 神谷 富裕; 渡辺 博正; 山野 直樹*; 白石 忠男; 畑 健太郎
Proc. of the 8th Int. Conf. on Radiation Shielding, 0, p.965 - 971, 1994/00
イオン照射研究施設における作業者の被曝低減化および廃棄物管理等に有用な、イオンおよび中性子とターゲット核種との核反応、崩壊によって生成される放射性核種と放射能の計算コードシステムを開発した。コードシステムとして、ターゲットを1次元多重層体系とした汎用システムIRACと、3次元体系としたIRAC3Dシステムの2システムを作成した。ここでは、IRACコードシステムを構成している誘導放射能計算コード;放射化断面積、放射性核種の崩壊データおよびガンマ線放出データライブラリの機能の説明と計算例について報告する。
中村 義輝; 佐藤 一弘; 西村 浩一; 渡辺 博正; 岩谷 征男; 野々内 秀行*; 佐々木 喬*
Proc. of the 9th Symp. on Accelerator Science and Technology, p.434 - 436, 1993/00
イオン照射研究施設(TIARA)内のサイクロトロン棟では、中性子線、ガンマ線、ダストおよびガスなどを対象とした各種放射線モニター合計35チャンネルを配置して、総合的な放射線安全管理を行っている。これら放射線モニター装置についての検討結果およびそれらの構造内容を紹介するとともに、これまで約2年半におけるサイクロトロンの運転状態との関連データ等についても報告する。
渡辺 博正; 田中 進; 穴沢 豊
保健物理, 26, p.395 - 404, 1991/00
高崎研究所では、今回、放射線利用研究の新たな展開を図り先端科学技術の発展に寄与することを目的に、イオンビームを用いた放射線高度利用計画を推進することになった。この計画に基づいて、1987年から、「イオン照射研究施設」の建設・整備が開始され、この第1期計画として、現在、当該建家の建設とAVFサイクロトロンおよび3MVタンデム静電加速器の据付けが完了し、調整運転を開始している。本稿は、「イオン照射研究施設」のうち、主としてAVFサイクロトロンおよび3MV静電加速器に係る施設の安全設計、放射線安全管理および廃棄物の管理などについてまとめたものである。
西村 浩一; 渡辺 博正; 橋本 昭司; 川上 和市郎
JAERI-M 85-098, 13 Pages, 1985/07
コンポスト化による下水汚泥の悪臭の除去に関する知見を得るため、汚泥の等温コンポスト化におけるアンモニア放出に対する操作条件の影響について研究した。炭酸ガスの放出パターンは通気速度または、通気性改良材の種類によって影響されなかった。一方、悪臭物質であるアンモニアの放出パターンは操作条件によって影響された。また、全放出ガス中に含まれる炭酸ガス中のCとアンモニア中のNの重量比は、発酵時間の経過と共に変化し、通気速度および発酵温度が高いほど、より早く5~7の範囲の一定値に近づく。このことから、アンモニアの放出パターンが操作条件によって影響されるのは、アンモニアが汚泥や通気性改良材に吸着されるためであり、実際には、アンモニアの発生は炭酸ガスの発生と同時に起きているので、脱臭は、発酵の終了と同時に完結することかできることか明らかになった。
川上 和市郎; 橋本 昭司; 西村 浩一; 渡辺 博正; 渡辺 宏
JAERI-M 85-051, 163 Pages, 1985/05
環境保全および資源の有効利用の観点から、下水汚泥の安全な緑農地還元法の開発を目的として、汚泥の放射線照射による衛生化ならびにコンポスト化による安定化に関する研究を行い、以下のことを明らかにした。大腸菌群数を検出限界以下にする衛生化線量は、ケーキ状で照射した場合も0.3~0.5Mrad(3~5kGy)である。コンポスト化の最適条件は、pHは7付近、温度は50C近傍である。製品は雑菌ならびに通気性改良材として繰返し使用できる。発酵条件を最適に維持すれば、一次発酵期間は約3日間である。製品は、液クロマトグラフィーおよび幼植物試験の結果では、通常法によるものと同じである。また、プロセス設計上重要な通気性の維持、発酵の連続化、温度制御などに関する検討結果についても述べた。
橋本 昭司; 西村 浩一; 渡辺 博正; 川上 和市郎
公害と対策, 21(10), p.987 - 992, 1985/00
下水汚泥を緑農地に有効利用する場合における、病原菌汚染ならびに腐敗による悪臭や害虫の発生などの二次公害防止のため、電子線による脱水汚泥の殺菌と殺菌汚泥のコンポスト化に関する検討を行った。殺菌については、電子加速器による0.2Mradの低線量照射で、病原菌汚染の指標である大腸菌を検出限界以下にまで減少させることができること、また、コンポスト化については、微生物反応速度論的検討を行い、単一槽における発酵実験のデータから、多段槽での発酵速度の計算が可能であることを示した。さらに、照射-コンポスト化プロセスのスケールアップを行う場合における技術的問題点についても述べた。
橋本 昭司; 渡辺 博正; 西村 浩一; 川上 和市郎
JAERI-M 83-238, 15 Pages, 1984/01
照射汚泥のコンポスト化におけるpHの影響を検討した。通気性改良材として無機物を用い、pHの調整には炭酸ナトリウムを用いた。最適温度である50Cで等温発酵を行い、次の事を明らかにした。1)発酵に伴う炭酸ガスの発生は最初に増加し、その後、減少するが、このピーク値およびピーク値に達する時間は炭酸ナトリウム添加量によって大きく変化する。2)通気性改良材として活性アルミナを用いる場合、発酵速度が最大となるpHは6~8、鹿沼土、赤玉土など、他の通気性改良材を用いる場合では7~8.5である。
橋本 昭司; 西村 浩一; 渡辺 博正; 川上 和市郎
下水道協会誌, 21(237), p.1 - 6, 1984/00
下水汚泥のコンポスト化時における温度,pH,含水率,通気性などの諸因子と発酵速度との関係を解明することは装置設計上,非常に重要なことである。特に,最適温度による等温発酵では大きな発酵速度が得られるので,汚泥粒子内への酸素供給という点から粒子径の大きさは非常に重要な因子である。前報では下水汚泥のコンポスト化に及ぼす酸素供給の影響についての情報を得るため,汚泥を層状としてその厚さを変化させて発酵を行い,排出ガス中の炭酸ガスおよびアンモニア濃度,試料抽出液組成,抽出液のTOCの変化について検討を行った。その結果,空気通気下での発酵は主として二種のパターンより成っており,一つは汚泥表層付近の酸素拡散領域内での固体成分の分解を伴う発酵,他の一つは汚泥中の水溶性有機物が汚泥層表面に拡散してきて起る好気性発行であることを示唆した。本報では前報で得られた知見にもとづき,実験結果の解析を行い,さらに,得られた速度式より,種々の大きさの球型粒子状原料を用いた場合における炭酸ガス発生速度について計算を行った結果を述べる。
橋本 昭司; 西村 浩一; 渡辺 博正; 川上 和市郎
下水道協会誌, 20(233), p.1 - 8, 1983/00
下水汚泥のコンポスト化に及ぼす酸素供給の影響について検討するため、汚泥を層状とし、その厚さを変化させて発酵を行った。排出ガス中の炭酸ガス、アンモニア濃度、試料抽出液組成、TOCの変化、層内微生物の観察から、空気通気下では汚泥層表面付近の酸素拡散領域内での固体成分の分解を伴う発酵、および汚泥中の水溶性有機成分が汚泥層表面へ拡散してくることによる発酵が主としておこっていると推察された。
橋本 昭司; 渡辺 博正; 西村 浩一; 川上 和市郎
発酵工学, 61(2), p.77 - 83, 1983/00
発酵温度、通気性改良機の種類および添加量などの条件を変化させて下水汚泥の発酵をおこない、得られた試料の温水抽出液の液体クロマトグラフィーにより発酵期間に対する分離ピークの変化を調べ、どのようなパラメーターがコンポスト化の度合を有効に表現し得るかについて検討した。その結果、発酵時間の経過と共に抽出液中の低分子有機成分濃度は零に近づき、一方、分子量6000付近の成分濃度は増加し、一定値に近づくこと、抽出液中の低分子成分が与えるピーク値の分子量6000付近の成分が与えるピーク値に対する比をピーク比とすると、ピーク比は炭素変換率の上昇と共に減少し、炭素変換率が30%をこえると、ほとんど零となること、ピーク化はコンポスト比の度合を表現するパラメーターとして有効であることなどを明らかにした。
橋本 昭司; 渡辺 博正; 西村 浩一; 川上 和市郎
発酵工学, 61(2), p.69 - 76, 1983/00
下水道の普及に伴って発生する余剰汚泥量は、年毎に増加する一方である。これを処理する方策として、緑地還元するための技術開発が盛んに行われるようになってきている。下水汚泥は寄生虫およびその卵、病原菌などで汚染されている恐れもあり、また、悪臭やハエなどの害虫の発生、あるいは汚泥の地中での醗酵による農作物への害を防ぐという観点から後期生醗酵によるコンポスト化処理が注目されている。
渡辺 博正; 伊藤 政幸; 町 末男; 岡本 次郎
JAERI-M 9918, 63 Pages, 1982/02
槽型反応器付の連続重合反応装置を用いて、圧力30kg/cm、温度40C、気相モノマーのプロピレン分率が0.1の一定条件下で、連続操作によるテトラフルオルエチレンとプロピレンの放射線乳化共重合反応を行った。ラテックスのポリマー濃度は、反応器でのラテックスの平均滞留時間の2倍の運転時間で定常濃度に達した。このポリマーの定常濃度は、平均滞留時間の増加とともに加速的に増大した。平均滞留時間が0.94, 1.75, 3.31時間における定常濃度および重合速度は、それぞれ33, 70, 164g/-HO、および35.1, 40.0, 49.5g/-HOであった。これらの実験結果は、同一反応条件における半回分操作時の結果とよく一敦する。ラテックス中の溶存モノマー量は、平均滞留時間が短くなるほど低下する傾向を示した。これは、ラテックスの滞留時間が短いときには、気相からポリマー粒子へのモノマーの拡散による供給が不十分であることを示している。
渡辺 博正; 伊藤 政幸; 町 末男; 岡本 次郎
JAERI-M 9917, 51 Pages, 1982/02
連続重合反応装置を用いて、種々の気相モノマー組成下におけるシード法によるテトラフルオルエチレンとプロピレンの放射線乳化共重合反応を行った。ラテックスのポリマー濃度は、気相モノマーのプロピレン分率が0.25の時は反応時間とともに直線的に、プロピレン分率が0.1以下の時は加速的に増大した。プロピレン分率が0.01、0.05、0.1および0.25のときの重合速度はそれぞれ36、60、57および46g/h/h・l-HOであった。プロピレン分率が0.01のときに得られたポリマーでテトラヒドロフランに不溶のもののフッ素含有量は61.3%で、テトラフルオルエチレンとプロピレンのモノマーユニットの比は1.8対1であった。高テトラフルオルエチレン領域での重合では、重合速度が低下し、テトラフルオルエチレン過剰のポリマーが得られるが、これは、テトラフルオルエチレンポリマーラジカルにプロピレンが付加する反応が律則になっていることによる。
渡辺 博正; 伊藤 政幸; 町 末男; 岡本 次郎
JAERI-M 9916, 54 Pages, 1982/02
管型反応器付の連続重合反応装置を用いて、圧力30kg/cm、温度40C、気相モノマーのテトラフルオルエチレン濃度が10モル%の一定条件下で、種々の線量率下におけるテトラフルオルエチレンとプロピレンのシード法による放射線乳化共重合反応を行った。ラテックスのポリマー濃度は反応時間とともに加速的に増大した。したがって、重合速度は時間と共に増大するが、高い線量率下でポリマー濃度が100g/l-HOを超えるような場合には、重合速度は一定になる傾向を示した。ポリマー濃度が50g/l-HOの時は重合速度は線量率の0.6乗に比例し、ポリマー濃度が100から150g/l-HOまで増加するにつれて、その線量率依存指数は0.46から0.39まで低下した。ポリマーの分子量は線量率の-0.17乗に比例した。これらの線量率効果は、プロピレンへの退化的連鎖移動による一次停止と、ラジカルの再結合による2次停止の両方の停止機構により説明される。