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滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 243, p.196 - 200, 1986/00
被引用回数:1 パーセンタイル:41.14(Instruments & Instrumentation)液体シンチレーション測定におけるケミルミネッセンスは、偽計数として低エネルギー線測定に大きな支障をきたしている。このため、光励起により反復発光する燐光性物質(ZnS:Cu)によるケミルミネッセンスの補正方法を考案した。ケミルミネッセンスは液体シンチレーション測定における最後に残された未解決の問題であったが、本研究によりこの影響を実質的に除去できるようになった。
石河 寛昭; 滝上 誠*; 油井 多丸
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 35(6), p.463 - 466, 1984/00
被引用回数:35 パーセンタイル:93.65(Nuclear Science & Technology)液体シンチレーション測定装置による効率トレーサ技術では他の放射線測定法と比較して次の利点がある。すなわち、1)試料調製の簡易性、2)標準試料は測定試料と別核種でも可、さらに 3)小さな誤差で多数の純放出体および-放出体の放射能決定が可能、などである。効率トレーサ技術は本研究によって初めて系統化され、コンピュータ処理されたので実用性が一段と向上した。
滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 227, p.571 - 575, 1984/00
被引用回数:7 パーセンタイル:69.81(Instruments & Instrumentation)液体シンチレーション計数装置を使用した場合のチェレンコフ計数法の最大の欠点は計数効率が低いことである。この欠点を除去するために、波長変換体としてPPOを用いると、強い指向性を有するチェレンコフ光が等方性の蛍光に変わり、計数効率が著しく向上することを見出した。
滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 30(9), p.475 - 479, 1981/00
液体シンチレーション測定技術におけるデスク法には多くの本質的な欠点があり、この問題点を解消するために、種々のろ紙試料について可溶化処理の方法を確立した。本法によると、均質分散試料が得られるので、クエンチング補正法の適用により正規の液体シンチレーション測定が可能となり、ろ紙試料の放射能の値を決定することができる。本研究により、試料調製法における最後に残されていた問題点を解決することができた。
油井 多丸; 滝上 誠*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 30(11), p.579 - 583, 1981/00
液体シンチレーション計数装置とマルチチャンネル波高分析器の両者の利点を活用した新しい線定量法を開発した。本測定法によると、試料調製が容易で、100%の計数効率が得られ、さらに妨害放射線の影響を除去できる、など、他の測定法よりもすぐれた線定量が可能となる。
滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 30(3), p.135 - 139, 1981/00
液体シンチレーション測定用の新しい乳化シンチレータを開発し、このものの組成および諸特性について述べてある。この乳化シンチレータは、高い計数効率および大きなfigure of meritの値を与え、さらにケミルミネッセンスの発生量をかなり抑制するなど、従来使用されてきた種々の市販の乳化シンチレータよりもすぐれた特性を有する。
石河 寛昭; 滝上 誠*; 高田 茂*
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 31, p.703 - 706, 1980/00
被引用回数:4 パーセンタイル:48.95(Nuclear Science & Technology)液体シンチレーターを用いてK-Auger電子の絶対測定を行なった。Auger電子は低エネルギーでしかもX線放出を伴うために、このものの定量は極めて厄介なものとされていたが、本研究では液体シンチレーターの特性を有効に生かすことにより、初めてK-Auger電子を100%の計数効率で絶対測定することができた。液体シンチレーション・カウンターにマルチチャネル波高分析器を接続し、少量の液体シンチレーターを使用すると、X線の妨害を受けずにK-Auger電子の全量を精度よくとらえることができる。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 31, p.619 - 622, 1980/00
被引用回数:5 パーセンタイル:53.45(Nuclear Science & Technology)液シン用デスク試料を液体シンチレーター中に均質分散させる方法を開発した。本研究により、最後に残されていた試料調製の問題点が完全に解決されたことになり、いかなる形態の放射性試料でも液体シンチレーション測定で放射能を決定できることになった。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods, 173(2), p.391 - 394, 1980/00
CdおよびSnの電子捕獲崩壊に伴うK-Auger電子放出の総数を測定することにより、AgおよびInのK-蛍光収率を決定した。微量の液体シンチレーターを用いるとX線の妨害を受けることなく、K-Auger電子を100%の係数効率で測定することが可能である。AgおよびInについて得られた結果はそれぞれ0.8260.005および0.8430.005である。他の方法による報告値に比べると、本研究の結果は極めて高精度なものであることが明らかである。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods, 159(1), p.139 - 143, 1979/00
本研究は空気発光による新しい線測定について提案したものである。線で空気中の窒素を刺激すると窒素分子の第1電子励起準位から蛍光放出が起こるので、この発光を液体シンチレーション・スペクトロメーターで効果的に測定することができた。本測定法は次のごとき利点を有する。1)空気自体が検出体なので他の検出器は一切不要である。2)線を高い計数効率(~70%)で測定できる。3)出力パルス波高は放射線の種類に依らず、空気中で失うエネルギーだけに比例するので、線や線の空気発光は無視できるために線の弁別測定が可能である。4)窒素分子の発光スペクトル(3,000~4,500は光電子増倍管のspectral response とよく一致するので、希ガス・シンチレーターの場合のような波長変換体を必要としない。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods, 164(2), p.343 - 347, 1979/00
液体シンチレーション・スペクトロメーターにより、Cd,SnおよびCeの内部転換電子の絶対測定を行った。線の影響を除き、自己吸収、外部吸収ならびに放射線散乱を伴わずに4計数により正確な絶対値を求めることができた。本法は内部転換系数の値を見出す場合にも大いに役立つであろう。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 27(3), p.123 - 127, 1978/03
液体シンチレーション計数装置によるチェレンコフ測定において、測定試料と波長変換体とを分離して測定するジオメトリーを考案し、このものによってチェレンコフ計数を著しく改善することができた。波長変換体として蛍光量子効率の高いbutyl-PBDを固溶体および液体溶液の形で使用した。本法によると、波長変換体を測定試料中に混和する従来法の多くの欠点を除くことができるほか、特に試料調整がすこぶる容易になるためルーチン測定に適する。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 27(2), p.74 - 79, 1978/02
トルエン-PPO二成分系シンチレーター溶液のハロゲン・クエンチングを調べた。種々のハロゲン・クエンチャーのStern-Volmerプロットからクエンチング定数を求め、つぎの知見を得た。(1)ハロゲン置換基数の増加によりベンゼンのハロゲン置換体では直線的に、メタンおよびエタンのハロゲン置換体では指数関数的にクエンチング定数が大きくなる。なお、異性体間においても異なるクエンチング定数を持つ。(2)還元半波電位とクエンチング定数の関係は指数関数的である。(3)電子励起により得られるクエンチング定数はUV励起の場合よりも大きい。これらの結果をもとに、液体シンチレーションのクエンチング過程の中間体として注目されているエクサイプレックスの形成反応についても考察した。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods, 148(1), p.157 - 161, 1978/01
14核種の熱中性子反応断面積の値を求めるにさいし、反応生成核種の放射能を液体シンチレーション・カウンターによる効率トレーサー法にしたがって測定した。この測定技術では放射線の吸収損失や散乱を伴わずに4計数が可能であるために、高精度な断面積の値を見出すことが出来る。得られた結果は従来の報告値よりもかなり小さい測定誤差を有する。本研究においては、Coを中性子束モニターとして使用した。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods, 118(1), p.51 - 54, 1974/01
Isolated systemから成る特殊の測定ジオメトリーおよび内部転換電子のスペクトル・シフトにより、液体シンチレーションのクエンチングを化学的クエンチングと色クエンチングとに分離して測定することに成功した。この結果、種々のクエンチャーのもつ化学的クエンチングだけの値を見出すことができたが、これは未解決の化学的クエンチングの特性を解明するために重要な手掛りを与えるであろう。
石河 寛昭; 滝上 誠*
Nuclear Instruments and Methods, 112(3), p.437 - 442, 1973/03
液体シンチレーション・カウンターによると吸収および散乱を伴なわずに、しかも4ジオメトリーの状態で放射能強度を測定することが出来るので、大きな計数効率で高精度の値が得られる。本研究はこの特質をSc,Fe,CoおよびRbなどの線を伴なう線放出体の測定に適用したもので、チャンネル比法および外部標準法により放射能強度を決定したが、得られた値は線スペクトロメトリーによるものと頗る良い一致を示している。
石河 寛昭; 滝上 誠*
Nuclear Instruments and Methods, 112(3), p.431 - 435, 1973/03
液体シンチレーションの発光機構を説明するために、isolated systemによる測定ジオメトリーにて輻射的エネルギー移行の測定を行なった。発光および吸収スペクトル解析、量子効率さらにはパルス波高分布の観点より、トルエン、ベンゼン、キシレンおよびアニゾールなどの輻射的エネルギー移行についての見解を述べている。
滝上 誠*; 石河 寛昭
応用物理学会放射線分科会講演集, 6(1), p.16 - 26, 1973/01
液体シンチレーターでは固体シンチレーターの場合と異なり溶媒が存在するために発光機構は可成り複雑なものとなるが、ここでは電子の挙動、輻射的エネルギー移行および無輻射的エネルギー移行に分類して述べてある。特に無輻射的エネルギー移行においては(1)双極子-双極子エネルギー移行、(2)拡散および衝突過程、(3)励起子の移行および(4)励起会合体の形成および解離などにより発光機構を説明している。
石河 寛昭; 滝上 誠*
Radioisotopes, 20(2), p.90 - 92, 1971/00
TおよびCを同一試料中に含むものの測定法としてはscreening法,simultaneous equation法,discriminator ratio法および外部標準法(ES法)などいくつかが報告されている。本実験においてはこれらとはべつに,TおよびCの合成線スペクトルをグラフ上で成分線スペクトルに解析し,チャンネル比法を適用してTおよびCのそれぞれの放射能強度を決定した。