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笹島 文雄; 澤幡 浩之*; 鬼沢 孝治*; 市村 茂樹; 大友 昭敏; 伊藤 泰男*; 高柳 政二
JAERI-Tech 2000-073, 49 Pages, 2000/12
放射化分析支援システムは、放射化分析の経験が少ない利用者でも、簡便で、かつ正確に分析試料の多元素同時分析を行えるように分析作業を支援するためのものである。本検証試験では、放射化分析支援システムの機能、使い易さ、分析の正確さ等についての確認を行った。検証試験の方法としては、JRR-3M PN-3設備に整備した照射装置、測定装置、自動試料交換装置、解析装置及びKo法に基づく解析ソフト「KAYZERO/SOLCOI」を用いて実施し、ゲルマニウム検出器の校正、照射場のパラメータの測定、及び3種類の環境標準試料の分析を行った。本システムによる分析においては、多元素同時分析により合計28元素を定量し、保証値を有する16元素を15%以内の正確さで分析することができたので、システムの紹介とこれらの結果について報告する。
坂本 淳志; 竹内 正行; 荻野 英樹; 小泉 健治; 澤幡 治*; 坂本 幸生*; 阿久津 浩一*
no journal, ,
これまでの研究により、遠心抽出器の処理液にスラッジが共存する条件では、その大部分が遠心力によりロータ内壁全周にわたってほぼ均等に捕捉され、時間経過とともに堆積する傾向にあることを確認している。抽出装置では、水相と有機相の混合、分離が行われ、その過程においてウランやプルトニウム等の抽出、逆抽出が行われる。遠心抽出器の場合には、混合された溶液はロータ内で相分離されることから、スラッジ堆積の影響は、遠心抽出器の相分離性能の低下につながることが懸念される。この点から、本件では、スラッジ堆積を模擬したロータを製作し、ロータ内のスラッジ堆積割合と遠心抽出器の相分離が可能である流量領域の関係を水力学試験により評価した。結果として、スラッジの堆積にともない、主に相分離性能が低下する傾向を確認した。
大畠 史一; 坂本 淳志; 竹内 正行; 小泉 健治; 澤幡 治*; 坂本 幸生*; 阿久津 浩一*
no journal, ,
これまでの研究結果から、遠心抽出器の処理溶液に固体微粒子等の不溶解成分(スラッジ)が共存する場合、ロータ内にその多くが捕捉・堆積する傾向が明らかになっている。抽出器内にスラッジの堆積が進行した場合、抽出や相分離を支配するプロセス液の流動異常とともに、崩壊熱や軸受部の過負荷による発熱から、溶媒火災の発生につながる可能性がある。よって、使用済燃料再処理への遠心抽出器の適用を図る上で、システムの安定運転を長期間確保するためには遠心抽出器内に捕捉されるスラッジの定期的な洗浄除去が不可欠となる。本件では、模擬スラッジを遠心抽出器に捕捉させた条件でスラッジ洗浄方法の検討を行い、全体として100%に近い洗浄率を達成できる見通しを得た。