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長沼 政喜; 小原 義之; 宮本 泰徳*; 村下 達也*; 牧田 彰典*; 野廣 哲也*
JAEA-Technology 2014-012, 11 Pages, 2014/06
日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターでは、平成14年まで、ウラン鉱石からウランを抽出し製錬・転換・濃縮して原子炉の燃料とするための研究開発、および使用済み燃料を再処理して回収したウランを転換・再濃縮する技術開発を行ってきた。この間に発生した放射性廃棄物は、ドラム缶に密封した状態で廃棄物貯蔵庫に保管しているが、平成12年までに発生した廃棄物に関する廃棄物管理情報に統一性がなかった。平成10年頃、主要核物質取扱施設の核物質不明量が保障措置上の課題として国際原子力機関に指摘された。このため、平成12年にQ2低レベル廃棄物ドラム缶測定装置(Q2)を導入し、ウラン量測定を行ってきた。平成19年にQ2に用いている解析システムをOS2システムからwindowsシステムに変更した。変更によって性能は向上したが、OS2システムによって得られた定量値とwindowsシステムによって得られた定量値に差異が生じた。OS2システムで測定したドラム缶をwindowsシステムで再測定すべきか検討したが、現実的に困難と考えられた。今回OS2システムとwindowsシステムのデータを解析し、ウラン量の補正を行う計算方法を検討した。
小原 義之; 長沼 政喜; 野廣 哲也*; 吉田 公一*; 牧田 彰典*; 坂手 光男*; 入沢 巧*; 村下 達也*
JAEA-Technology 2012-048, 39 Pages, 2013/03
日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターでは、昭和50年から平成14年まで、ウラン鉱石からウランを抽出し製錬・転換・濃縮して原子炉の燃料とするための研究開発及び使用済燃料を再処理して回収したウランの、転換・再濃縮する技術開発を行ってきた。この間に発生した放射性廃棄物は、ドラム缶に密封した状態でセンターの廃棄物貯蔵庫に約15,000本保管しているが、廃棄物管理情報に統一性がなかった。平成10年頃にセンターの主要核物質取扱施設の核物質不明量(MUF)が保障措置上の課題として国際原子力機関に指摘された。このため、センターでは、平成12年にドラム缶に収納した状態でウラン量を定量することができる米国CANBERRA社製の「Q2低レベル廃棄物ドラム缶測定装置」を導入し、廃棄物ドラム缶の非破壊でのウラン量測定を行ってきた。平成13年から平成23年の間で、廃棄物貯蔵庫に保管している約15,000本の廃棄物ドラム缶について、ほぼ全数の測定を実施した。その結果、廃棄物ドラム缶中の総ウラン量は約20tonと評価された。
長沼 政喜; 滝 富弘; 滝本 定男*; 牧田 彰典*
JNC TN6420 2000-004, 39 Pages, 2000/05
人形峠環境技術センターにある夜次鉱滓堆積場に流入している坑水は、既設の坑水処理施設で坑水中のウラン及びラジウムの処理を行い、岡山県と上齋原村の環境保全協定に定める敷地境界における河川水に係わる管理目標値以下であることを確認した後、河川へ放流している。しかし、夜次鉱滓堆積場については、当初の建設目的は終了しており環境保全対策の一環として、より適切かつ有効な管理を実施していくために措置する計画にある。夜次鉱滓堆積場を措置するにあたり、処理水量の減量化の一環として夜次鉱滓堆積場に流入している各水系について、処理を必要とするものを明確にすることを目的に水質・水量調査を行った。調査結果、水質については岡山県と上齋原村との環境保全協定に定める敷地境界における河川水に係わる管理目標値と比べると、ウランは各水系とも管理目標値以下であるが、ラジウムは各水系とも管理目標値を超えており、従来どおり坑水処理が必要であることを確認した。水量については、雨水が各水系に流入していたことから監督官庁の了解を得て大排水溝の雨水分離工事、露天採掘場跡地の地表表流水の分離、製錬転換施設西側方面の雨水排水送水崎変更工事を行なった。雨水分離前の降雨量が同じ年と比べて約40%の減量となり、改善効果を確認した。
長沼 政喜; 滝 富弘; 滝本 定男*; 牧田 彰典*
JNC TN6420 99-009, 25 Pages, 1999/04
センター敷地内にある夜次鉱滓堆積場は、昭和45年に建設された人形峠鉱石を用いて粗製錬試験を行った後鉱滓を堆積するために造られたものである。しかし、昭和53年にその試験は終了しており、現在は旧坑道等から坑水と雨水が流入している。鉱滓ダムの上澄水に微量含まれるウラン、ラジウムは、坑水処理施設で樹脂法あるいは化学沈澱法により処理を行い、岡山県との環境保全協定で定められている敷地境界における管理目標値を満足していることを確認した後河川へ放流している。すでに夜次鉱滓堆積場の使命は終了していることから、環境への負荷を軽減させるために、場内の鉱滓は恒久的な安定化処置を施し、覆土、植栽等の環境回復を行った後に、措置後は環境監視を行い、環境に影響がないことを確認してできるだけ管理不要の状態にすべきと考えられる。そこで、夜次鉱滓堆積場に流入している排水については、各水系の水質・水量を調査することによって、排水処理を行わなくてもよい水を分別し、この水を遮水又は直接河川へ放流することができれば、処理水量の負荷を大幅に減量することが期待される。また、しょりの必要なものについては、既存の処理設備の改造あるいは新たに処理設備を設けて処理後河川へ放流することになる。本報では、夜次鉱滓堆積場に流入している排水のこれまでの水量・水質調査結果について報告する。