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棚井 憲治; 菊池 広人; 中村 邦彦*; 田中 幸久*; 廣永 道彦*
JAEA-Research 2010-025, 186 Pages, 2010/08
低レベル放射性廃棄物処分, TRU廃棄物並びに高レベル放射性廃棄物の地層処分では、施設の構成要素の一つとしてベントナイト系材料が用いられる。ベントナイト系材料に求められている特性としては、低透水性,膨潤性などがあり、ほとんどの場合、室内試験結果により評価されている。ところが、乾燥密度などの指標が同一でも、ベントナイトの室内試験結果には幅があるため、施工時の特性評価には不確実性が存在する。さらに施工時の不確実性は、長期的な特性評価の不確実性を増大させる可能性がある。一方、ベントナイトの室内試験法の中には規格化又は標準化されていないものがあり、そのことが、室内試験によるベントナイトの特性評価の不確実性の原因の一つである可能性がある。そのため、標準的なベントナイトの室内試験法の設定が望まれている。そこで、本研究では、ベントナイト系材料の試験で得られる物性値の不確実性の要因分析を実施し、試験における問題点や留意事項を取りまとめた。
菊池 広人; 棚井 憲治; 田中 幸久*; 中村 邦彦*
no journal, ,
放射性廃棄物処分施設の構成要素の一つとして、ベントナイト系材料を用いることが検討されている。ベントナイト系材料の基本的な特性の一つである熱物性値(熱伝導率や熱拡散率)については、原子力機構をはじめとする大学や研究機関などにおいて針状プローブ法,ホットワイヤー法,球状プローブ法及びホットディスク法などの測定法が用いられ、さまざまなデータが取得されてきた。ただし、熱物性値測定に用いる供試体の圧縮成型法に関しては、これまで余り考慮されておらず、試料上面より一次元的に加圧プレスする比較的簡便な方法により作製した供試体を試験に供していた。しかしながら、圧縮成型法の違いにより供試体密度の不均一性が発生するため、本報告では、データの品質保証の観点などから、異なる圧縮成型法により作製した供試体を用いて熱物性値の測定比較を行った。その結果、測定値への影響は小さく、圧縮成型法の違いによる影響は無視できることが示された。